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【2025/07/09 06:11 】 |
足立39 松の湯
adachi39-matsunoyu.JPG例によって既に昨日になりましたが、仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、尾竹橋通りからちょっと入った古い住宅地に建つ「足立39 松の湯(本木2-26-9)」を訪れました。

仕事の関係で最近はスローペースになっていますが、何だかんだで銭湯お遍路200軒目です。

東武伊勢崎線梅島駅の方がやや近いのかも知れませんが、下町の迷路にはまりますので、西新井駅から東に向かい、尾竹橋通り沿いに南下した方が良いでしょう。

前が空き地化したため外観が比較的よく見渡せますが(脇の道から側面も確認できます)、玄関付近を始めとした二重千鳥破風を冠した重厚な構えがほぼそのまま残されています(コンクリート製円筒型煙突もあります)。

薪で沸かしているようです。

格天井の玄関の正面には、ポスターが貼られて全体が確認できないのが残念ですが、「富士・鶴・松・老夫婦・七福神と船」などがあしらわれた縁起物の三六角タイル絵(鈴栄堂九谷:章仙作:枠付き)が出迎えます。

当然に番台形式の脱衣所は、木調の折上げ格天井・白壁・磨き込まれた木床(玄関とともに歴史が傾きを付けています)で、asahiの壁型扇風機や籐製の籠もあります。

浴槽は改修された3槽式で、内側から超音波座風呂2基、背面に上下に湯が沸く2本のパイプのある浅風呂、日替り薬湯(訪問時はエッキス カルシウム-原文まま)となっています。外側手前には立ちシャワーがあります。

脱衣所に大きく張り出して、熱気浴(湿式サウナ/無料)もあります。

カランは古めの温泉マークの押し手で、内側6つ(固定シャワーあり/手前側のカランは使用できず)、4つ&4つの島(直立した薄い両面鏡のみ)、外側5つ(固定シャワーあり)となっています。

ペンキ絵は早川利光氏による西伊豆で(平成18.10.18画)、浴室中央の富士や岩に砕ける豪快な水飛沫は健在です。

浴槽背面は「熱帯魚の泳ぐ海底」のモザイクタイル絵で、浴室中隔壁には「白樺?などの林を流れる川面から望む遠くの雪山」の三六角タイル絵もあります。

黄色のケロリンの湯桶が使われ、緑のプラスチック製の「M字椅子タイプの椅子」もあります。

脱衣所外側の縁側からさらに外側には「金魚のいる池や石灯籠などのある広い庭に面した東屋風の休憩所」があり、脱衣所に飾られた数多くの緑と合わせてなかなか落ち着く空間を演出しています。

何やらほっとする銭湯です。ぜひお越し下さいませ。

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【2011/06/15 21:03 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
江東14 鈴乃(の)湯【廃業】
koutou14-suzunoyu1.JPG前掲の「江東31 丸八湯(北砂6-7-3)」に向かう途中、2004年9月頃?廃業した「江東14 鈴乃(の)湯(大島4-11-9)」の前を通りがかったところ、正に解体途中の状態でした。

都営新宿線の大島駅と西大島駅の間の昔ながらの商店街(大島中央銀座商店街)にある懸魚や鬼瓦が付いた千鳥破風や白壁が立派な典型的東京型銭湯(の改造型)だったようです。

<参考>
東京レトロを行く(の該当ページ)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/koutou21a.html

温泉マークと屋号の入った立派なコンクリート製円筒型煙突、後方の釜場部分、島カランを含めた浴室の面影、崩されてしまったガラスブロック壁、手前の庭の名残の岩壁・・・などが伺えます。

koutou14-suzunoyu2.JPGトタンに書かれたペンキ絵が剥がされたため(手前側:中島盛夫氏作?:画題?:制作日?)、木壁に直接書かれたかつてのペンキ絵(奥側:作者?:画題?:制作日?)が現れています。

何とも哀愁が感じられてなりません。

いつもながら、味のある銭湯が1つでもそして1日でも長く営業が続けられるよう願って止みません。

合掌!

追記(2011.11.28)
昨日、通りがかったところ、建て売り住宅の建築中でした。購入される方は、そんな歴史をご存じなのでしょうか・・・。周囲の市街図や広告看板にはまだ痕跡が残されています。

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【2011/06/13 00:11 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
江東31 丸八湯
koutou31-maruhachiyu.JPG例によって既に昨日になりましたが、江東区は荒川に近い昔ながらの地域に建つ、丸八通りに面したその名も「江東31 丸八湯(北砂6-7-3)」を訪れました。

銭湯お遍路199軒目です。

簡素な造りの東京型銭湯で(もちろん番台形式)、庭の奥に位置した玄関周囲にはガラスブロック壁があり、後方にはコンクリート製円筒型煙突が見えます。

玄関とともに脱衣所は飾り天井で、木床はきれいに磨かれ、外側には小さいながらも畳敷きの小上がりがあります。

手前側には金魚のいる池や石灯籠のある庭もあり、木製の手摺り付きの同じく木製の縁側で涼むことができます。

浴槽は改修されており、内側から座風呂2基、バイブラ、日替り薬湯(訪問時はバスフレンド・ジャスミン)の3槽式です。外側手前に立ちシャワーもあります。

カランは押し手がWaguriのハンドルタイプで、内側6つ、5つ&5つの島、外側5つになっています。

丸山清人作の潮岬のペンキ絵(女湯は瀬戸内海?)が立派で(平成21.3.18画:比較的健在)、浴室中隔壁には「岸に桜が咲く白鳥のいる池のある日本庭園」の三六角タイル絵(鈴栄堂九谷:章仙作)もあります。

黄色のケロリンの湯桶が使われています。

トイレは水洗化されています。

川向こうにはなりますが、都営新宿線大島駅が最寄りです。

みなさまのお越しをお待ちしております。

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【2011/06/12 23:05 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
足立34 おきもと湯
adachi34-okimotoyu.JPG多忙に取り紛れて報告が遅くなりましたが、2011.5.24、仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、東武大師線大師前駅から少々歩いた比較的古いアパート地域にある(最寄り駅は日暮里・舎人ライナー江北駅)「足立34 おきもと湯(西新井本町4-29-24)」を訪れました。

銭湯お遍路198軒目です。

やや簡素ながらも千鳥破風を冠した宮造り銭湯で、駐車場などから外周がほぼ確認できます。後方に枠付き金属製細円筒型煙突があります。

薪で沸かしているようです。

玄関は金糸・銀糸を含んだ塗り壁&飾り天井で、昔ながらの木札鍵の下足箱や傘立てがあります。

当然に番台形式の脱衣所は白壁&飾り天井で木床もきれいに磨き込まれています。下が脱衣ロッカーになった2連式のおむつ換えの台もあります。手前側には手入れの行き届いた庭があり、木製の縁側で涼むことができます。

トイレは水洗化されています。

浴室も昔を残しつつ実にきれいに改修されています。天井や壁のブルーは鮮やかでタイルもピカピカです。

浴槽も改修されており、バブルのある内側深浴槽と内側からジェットエステバス(ボタン式)・リラックスバス・(ボタン式)が並んだ外側浅浴槽の2槽式になっています。外側中間部に日替り薬湯(訪問時は柿の葉グリーン)が増設され、外側手前に立ちシャワーがあります。

そのため外側のカランは薬湯と立ちシャワーに挟まれた3つのみで、加えて6つ&6つの島と内側7つとなっています(温泉マークの押し手/固定シャワー付き)。

ペンキ絵は、男湯が丸山清人氏の作と思われる白い灯台が鮮やかな潮岬(平成22.8.6)で、女湯には立派な富士山が伺えます。

※丸山清人氏の作に間違いなく、女湯は西伊豆とのことです(2011.8.30追記)。

浴室中隔壁には「大きくカラフルな熱帯魚がいる海底」のポップな不整形モザイクタイル絵があり、浴室後壁も青系の不整形モザイクタイルのグラデーションになっています。

黄色のケロリンの湯桶や緑のM字椅子も使われています。

女将さんにお話しを伺ったところ、「湿気によりカビないように換気に気をつかっている」「それでも傷むのでペンキ絵は年1回描き直してもらっている」とのことでした。銭湯を愛する気持ち(心意気)が感じられます。

そんな「夫婦で頑張っている銭湯」です。是非お越し下さいませ。

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【2011/05/28 00:27 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
足立28 江北湯
adachi28-kouhokuyu.JPG例によって既に一昨日になりましたが、日暮里舎人ライナー江北駅から南西に向かうバス通り(都道307号線)を700mほど歩いた荒川土手近くの下町にある『足立28 江北湯(江北2-27-6)』を訪れました(煙突に向かって近道をしようとすると迷路のような下町にはまりますのでご注意を!)。

銭湯お遍路197軒目です。

やや簡素ながらも二重千鳥破風を冠した堂々たる外観の宮造り銭湯です。

昔ながらの木調の格天井の玄関や(入口周囲のタイルなども昔のまま)同じく木調の折上げ格天井&白壁&磨き込まれた木床の脱衣所を生かしつつ、上手にフロント形式に改装されています。

脱衣所には昔ながらの脱衣ロッカーに加えて籐製の籠が幾つかあり、天井には三枚羽根の天井扇、そしてフジ自動マッサージ機もあります。手前側にある手入れされた結構な広さの庭もあり、木製の縁側でゆっくりと涼むことができます。

浴室のタイルは改修されていますが、かなりの戸や窓が木製のまま残されており、カランは内側7つ、5つ&5つの島2つ、外側6つで、内外側のみ固定シャワーがあり、押し手は温泉マークがメインで幾つかが球形です。

浴槽はバブルのある内側深風呂、ジェット2基と中央付近のパイプ状に下から湧き上がる湯口のある外側浅風呂、そして後でそこから区切って作られたと思われる日替わり薬湯になっています。外側手前側に立ちシャワーがあります。

黄色の無地のケロリン風湯桶と緑のM字椅子が使われています。

特筆すべき物-その1は、早川利光氏によるペンキ絵で、男湯の「(おそらく)西伊豆・・・銘なし-比較的状態がよい)」(女湯は不明-富士はない)に加えて、玄関の左右にも「山梨(・・・からの富士-銘あり)」と「コアラの親子やカバなどの書かれたポップな庭の絵(屋号入り)」があります。後者は男湯ではなかなかお目にかかれないタイプのものです。是非実際に足を運んでご覧ください。

特筆すべき物-その2は、浴室入口上部(男女両方)にある「‘洗’湯由来」という題の「光明皇后※立願施浴図(於 法華寺浴室=からふろ☆/「洗場手引草」より)を挿絵とした説明文(「元亨釈書」より/額入り)」です。なかなか難しい文章ですが、銭湯検定の勉強に是非お読み下さい。

※聖武天皇(第45代)の皇后。藤原不比等の娘(光明子)。夫である聖武天皇の母(藤原宮子)の異母妹。娘は孝謙天皇(第46代)=称徳天皇(第48代/重祚)。

☆江戸中期に再建されたものが現存(国指定重要有形民俗文化財)。

遠くから訪れる価値の高いレトロ銭湯の1つと思います。是非。

追記
かなり以前(少なくとも平成11年(2000年)8月31日以前)に廃業した光浴場(足立区1の54-東京銭湯マップ‘94/江北4-7-18)は、マンション併設型の建物がそのまま残っています。屋号入りで茶色の四角柱煙突が往時をそっと物語ります。

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【2011/05/17 17:13 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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