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JR北海道富良野駅の裏側(南東方向)の古い住宅地にある(富良野東中学校の近く)、簡素な造りの銭湯です(裏にシンプルなコンクリート製円筒型煙突があります/別玄関のある1階左部分と2階は自宅です)。 昭和46年10月の創業で、もうすぐ40年になるそうです(以下、女将談)。 脱衣所に飾られている日焼けして青みがかった「アサヒ本生ブルーラベル」の広告パネルは創業当時のものとのこと(驚き!)。 最盛期には市内に11軒の銭湯があったそうですが(富良野駅前には富良野湯や日の出湯やカルシウム湯・・・ちょっと離れてもう1軒・・・があったとのこと)、7・8年程前に残るもう一軒が廃業し、同銭湯が最後の1軒となってしまいました。 住人の高齢化が著しい近くの公営住宅に風呂がないため、1度は廃業を検討したもののやめるにやめられず、市の補助を受けつつ続けているとのことです。 屋号入りのオリジナル暖簾を潜るとシンプルな玄関で(壁のタイルが美しい・・・現地でご確認を・・・)、さらに古い木製の引き戸を開けて入ると、三和土から直接つながる脱衣所です。 小さなアルミ板鍵の下足箱かその下の下足棚を使います。 番台はシンプルな木製で(背面の棚に木彫りの熊!さすが北海道!)、籐製の脱衣籠及び中央壁下部の一体型木製ロッカー(小さなアルミ板鍵)が使われており、鏡の下部にはハイヤー会社や金物屋や建設会社の広告があります。フジ自動マッサージ機も現役です。 スタジオ光画堂 http://www5.airnet.ne.jp/jnbuo/ ・・・の北海道の風景写真が飾られています。 北海道公衆浴場業環境衛生同業組合による日本語・英語に加えて中国語さらにはロシア語併記のお願い文があります。 浴室は、タイルが古めで、中隔壁の上部は洒落た柄のガラスブロック壁、天井は緑のトタンの擂り鉢状で中央に小さめ長方形の湯気抜きがあります。 浴槽は地方に特徴的な浴室中央縦配置で、手前側に浅い部分のある1槽式です。手前側中央にパイプの湧き出し口があり、左奥側に大きな水バルブがあります。 古い固定シャワーのある宝の押し手のカラン(水が斜め上)は外側8つ(+手前側にロングシャワー1基)、内側7つです。 縦1m×横1.2m程の小さな「湖岸に古城が建ちヨットの浮かぶ湖から望む山々」のスイス風?モザイクタイル絵があります(女湯も同じ)。 黄色の関西サイズのケロリンの湯桶に加え、側面に浴場用と入った白いケロリンの湯桶もあります。 トイレは水洗化されています。 北海道の公定料金(平成20.8.11)は大人420円・中人140円・小人70円ですが、大人370円・中人130円でやっています(さらに今回は私と妻と中学生の娘の3人で1100円に・・・10円おまけ!)。 田舎銭湯の落ち着いた味わいがあります。 北海道旅行(特にレンタカーやバイク旅行・・・駐車場は十二分にあります)のついでにお立ち寄りいただけますと幸いです。 PR |
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残念ながら、2013年9月末で廃業です。
これで富良野管内の銭湯は全て無くなります。 |
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