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引き続き、帰省中の北海道からの報告です。
本日、元スキージャンプ選手 原田雅彦氏の出身地でラーメン日本一の会※の町である上川町の「旭川支部-上川1 鶴の湯(上川町花園町123番地)」を訪れました。 ※HP http://www2b.biglobe.ne.jp/~massa/ramen.html 昭和40年創業の同町唯一の銭湯で、建物もほぼ創業当時のままです。 旭川方面からは、国道39号線を左折して同町市街に向かう道の石北本線を越える跨線橋の向こう(陰)にあります。 国道39号線沿いの民家の壁の「旅の疲れを癒す」のキャッチフレーズのある看板が目印です。 因みに超音波風呂は諸般の事情によりなくなりました(後述)。 閉店時間が消されていることに歴史の変遷を感じます。 層雲峡方面から用に同様の看板がこの建物の裏面にありますが、右折すべき交差点はその手前ですのでご注意ください。 小さな町ですので、JR北海道石北本線上川駅からも十分に歩ける距離です。 外観は周囲の民家とさほど違わず、あまり高くない茶色の金属製円筒型煙突がなければ、遠くからそれとはわからないほどです。 横に住宅部分が併設された簡素な造りの小型銭湯で、大書された屋号の下の玄関(引き戸)も簡素、さらに引き戸を開けて入ると三和土から直接つながるこれまた簡素な脱衣所です(男湯側には住宅部分へのドアがあります)。 下足棚のみでロッカーはなく、手作り?の脱衣ロッカーは常連用の道具置きとなっており、籐製の脱衣籠を使用します。 番台はシンプル&低めで、中隔の鏡の下部には寄贈した地域の企業・商店の名称が書かれているようですが、長い年月によってほとんどかき消されてしまっています(ほぼ判読不能)。女湯側には古い自動マッサージ機があるようです(メーカー不詳)。 浴室は古めのタイルのままで、天井は金属スレートによる平天井、中央奥に小さめ長方形の湯気抜きがあります。男女浴室間の業務用ドアは小さく、下が開いています。 排水溝が手前だけのため使った湯水が床を流れて行きます(空にしておくと湯桶が流れそう・・・)。 浴槽は、昔は奥横配置の2槽式だったようですが、節約のためか外側の小浴槽は埋められており、内側大浴槽はさらにバリアフリーも兼ねてか前面の壁が低く削られたため、浴槽は浅くなり、超音波ジェットは湯面の上になったので廃止、背面の湯口は滝の如くに流れ落ちる・・・となっております(内側に大きな水カランがあります)。 特筆すべきはカランです(ご厚意により特別に撮影させていただきました)。 外側は6つで、押し手は古い宝、湯のみで水はなく、鏡はあるものの修理を繰り返したためか固定シャワーはバラバラ、道具を置く棚は狭いです。 内側は5つで(+手前側の1つは固定シャワーがあるのにカランの代わりに噴水状水飲みがある)、湯の押し手は逆三角形、斜め上配置の水の押し手は見たこともない鶴のデザイン(屋号に因んだ?)、外側同様に鏡はあるものの修理を繰り返したためか固定シャワーはバラバラ、道具を置く棚は狭いです。 驚愕するのは中央の4つ&4つの島。 鏡もシャワーもない・・・どころか、水の押し手は初めて見る「水と彫り込まれた金属製のレバー?」。一部は修理の果てなのか同じタイプの「ゆ(湯ですらない!)」。 彫りがやや雑なのは昔の物だから?それとも手作り特注品だから? 歴戦を物語り、レバーが曲がってさえおります。 この島は湯のみで水が出ないので、残念ながら湯桶と椅子の置き場になっています。 ペンキ絵の代わりに同町の観光名所である「エスポアールの鐘」と「流星・銀河の滝?」の油絵風のパネル(プロの作品ではない)があります(女湯は「白い鳥の浮かぶ湖と森の秋景色?」)。 底に温泉マークと屋号の入ったオリジナルの黄色ケロリン型湯桶(関東サイズ)が使われています。なぜか、底に「浴場専用」「タマゴブランドシャンプー」「君の湯」と入ったオリジナルの黄色ケロリン型湯桶が混じっています。 トイレは水洗化されています。 女子スキージャンプ(ジュニア)の高梨沙羅選手も入っている・・・のかどうか定かではありませんが、看板にあるように旅の疲れを癒しに是非お立ち寄りください(駐車場は小さいですが田舎町ですので駐車場所に困ることはありません)。 なお、定休日は月曜日で(冬期の11~5月は月・金曜日)、午後4:00~6:30のみの営業とやや訪問難易度が高めになっております。 PR |
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