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【2024/04/20 04:28 】 |
埼玉県川口支部1014 元郷湯
kawaguchi1014-motogoyu.JPG2012.6.17、休日を利用して、前日訪問した、

埼玉県川口支部1003 さいわい湯
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/426/

・・・と同じ川口市にある、「埼玉県川口支部1014 元郷湯(元郷1-8-9)」を訪れました。

埼玉県34軒目になります。

埼玉高速鉄道川口元郷駅に至近(南東に200m程)の小さな旧市街にあります(2番出口から正面やや右方向にいい具合に煤けた屋号入りの金属巻き?コンクリート製円筒型煙突が見えます)。

8、9年前に正面部分を改造し浴室部分は新築したとのことで(女将談)、玄関(木札鍵の松竹錠の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てがあります)とフロントと休憩所(金魚の水槽が置かれ綿棒は無料サービス)が一体になった広いスペースの左右に真新しい木床のシンプルな脱衣所があり(ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカー…鍵はフロント貸し出し方式/ドライヤーは無料サービス)、男女の浴室は左右の端に分かれ、中央の基本的に屋根のない部分に男女の岩風呂風露天風呂が互い違いに配置されています。

そんな浴室は簡素な建材の外側への片流れ天井で、壁や床のタイルも新しいものです。

浴槽は外側逆L字配置で内側から、座風呂2基、奥にバイブラのある広い浅浴槽、手前に水風呂、さらにはシンプルな混合水栓でロングノーズの立ちシャワーと並び、脱衣所に入り込む形で無料の湿式サウナがあります(時折勢いよく噴き出す蒸気にちょっと驚きます)。既述のように中央部に岩風呂風露天風呂もあります(ひのきの湯でした)。

カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で(鏡は丸形)、内側8つ、5つ&2つの島の配置です(外側にはありません)。

黄色のケロリンの湯桶が使われています。

薪で沸かしているようです(後部に山積みになっています)。

随所に鉢植えの緑が置かれています。

休憩スペースに飾られた地元商店街作製の周辺案内図(2004.7.15当時)には、亀の湯(本町1-2-4※)、鈴の湯(本町3-10-4)、領家浴泉(領家2-13-6)、さらには前村湯(元郷3-10-11)といった、既に廃業した銭湯も掲載されています。

※かの有名な町田忍氏監督のDVD「東京銭湯」に取り上げられた8軒(+ペンキ絵での収載1軒)の中の1軒です。

「川口オートレース場」が近いこともあり、やはり「オートレース」の話題が飛び交っていました。勝負後の一風呂も一興でしょう(擦らないよう注意?)。是非!

追記
KAWAGUCHI ART FACTORY
まち×匠×アート
工場と銭湯-川口市へのオマージュ-
http://www.art-kouba.com/smf/2011sentouten/index.html
(2011年10月5日(水)~10月10日(月・祝)に開催されました)

・・・によれば、吸収合併された鳩ヶ谷市を含めた川口市にはピーク頃の昭和44年当時、70軒の銭湯があったとのことです(うち10軒程が現存するようです)。

可能な範囲で現況を調査していきたいと思います。

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【2012/06/20 00:54 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
埼玉県川口支部1003 さいわい湯
kawaguchi1003-saiwaiyu.JPG2012.6.16、小雨の降る中、休日を利用して、「埼玉県川口支部1003 さいわい湯(幸湯/幸町1-9-4)」を訪れました。

埼玉県33軒目になります。

JR川口駅の北東方600m程&埼玉高速鉄道川口元郷駅の北西方800m程(芝川を渡ります)のタワーマンションの建設が進む比較的昔からの住宅地にあります(東西方向の八間通りから少々北に入ります)。

周囲が建て込んでしまったために入口がコインランドリー脇の屋根付きの小径の奥になっていますが(温泉マーク屋号の書かれた電光看板が目印です/突き当たりが屋根付きの自転車置き場になっています)、白壁&瓦葺きの二重千鳥破風?を冠した宮造りのほぼ昔のままの東京型銭湯です。後方に枠付き金属製細円筒型煙突があります。外塀に貼られた「すすっこ」についてのお願い文に思わずにんまりしてしまいます。

上部窓を含めて木製のままの改装のない入口の玄関は白壁&木調格天井の伝統的な佇まいで、三和土は青系の市松模様のタイル、そして木製の上がり場になっています。木札鍵の松竹錠の下足ロッカーが使われており、松竹M型錠の傘立ての陰になってはいますが、正面壁に「富士山と鷹(茄子は見当たりません)と松」の縁起物の柄の三六角タイル絵(鈴榮堂九谷)もあります。

当然の如く番台式(脇が雲形の飾り板です)の脱衣所は白壁&木調折上げ格天井&磨き込まれた木床で、梁・柱・戸・窓などは木製のままです。浴室入口付近の床は鮮やかな模様タイルになっています。中隔壁の上から福助が見守っています。白い大きな壁型扇風機もあります。

アルミ板鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています(籐製の籠も2つあります)。置き道具はかなり自由に木棚に並べられています。

屋号の入った貫目表示の針式Keihoku Hakariが使われています。丸い温度計は時計店、ゴミ箱は酒店の広告入りです。映画「テルマエ・ロマエ」のポスターも貼られています。

当然に稼働してはいないようですが、懐かしのテーブルゲーム機も2台(Street FighterⅡ/アイドル麻雀放送局)置かれています。(株)中央医療器東京営業所のマッサージ機(ニューヘルスチェアー 実用新案登録済 No.81563 形式A型)もありますが電源が抜かれています。

外側の縁側的な通路脇に水洗ながら木窓&裸電球のトイレがあります。

浴室は大橋ブルーに塗られた天井で梁や柱や釜場への戸も木製ですが、下部の壁(浴槽背面に種々の花柄、中隔壁には黄色の花畑?、立ちシャワー部分に波模様)や床やカラン周りのタイルは新しくなっています。

浴槽は外側奥配置で内側から、ぬるめの薬湯(宝寿湯)、超音波気泡座風呂2基、側面に岩入りの湯口のあるバイブラ付きの外側が前方に拡がった浅い赤外線風呂と並んでいます。内側手前に後で増設された?立ちシャワーもあります。

カランは固定シャワー付きのメインはのハンドルタイプの押し手で(5つのみ温泉マークが残っています)、内側6つ、5つ&5つの島、外側5つの配置です。

下部に残る広告スペースにまで描かれたペンキ絵は、男湯が湖からの富士山、女湯は不明(富士山はありません)ですが銘がありません(中島盛夫氏作との未確認情報あり)。

黄色無地のケロリン風の湯桶が使われています。

東側のその名も「オートレース通り」を北上すると「川口オートレース場」です。勝負後の一風呂はいかがでしょうか(擦らないよう注意?)。

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【2012/06/19 15:50 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
埼玉県さいたま支部103 平和湯
saitama103-heiwayu.JPG本業が立て込んでいてアップが遅くなりましたが、一昨日(2012.6.3)、休日を利用して、「埼玉県さいたま支部103 平和湯(浦和区北浦和3-9-15)」を訪れました。

前項の、


埼玉県川口支部1041 昌見浴場
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/412/

・・・の文末での予告通りです。

埼玉県32軒目になります。

JR北浦和駅東口の広場から北西方向に延びる平和通り商店街の中に建つ(駅から150m程)東京型銭湯の正面フロント改造版です。後部のコンクリート製円筒型煙突は短く切られて既に使用されておらず、GAS HEAT PUMPで湧かしています。看板にバイブルとありますが、おそらくはバイブラのミスプリでしょう。

上部の緑の看板に「街の温泉」のキャッチフレーズが書かれた簡素な玄関では、木札鍵とアルミ板鍵の松竹錠の下足ロッカー(玄関は同じですが男女別に指定されています)と松竹M型錠の傘立てが使われています。

その奥がフロントと休憩スペースで、なにやらレトロな緑色の血圧計&Rodeo Boy、そして貴重品ロッカーが置かれ(鍵はフロントでの貸し出し方式)、一番奥にはコインランドリーへの扉があります。鏡や温度計は商店街から贈られたものです。手前の2階(自宅?)への階段の下にオゾン発生室があります。

脱衣所はシンプルで(男湯は外側に増築されています)、花柄タイルや新しいシャンデリア付き4枚羽根レトロ調天井扇があります。ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われており(鍵は下足ロッカーの鍵と交換のフロント貸し出し方式/小さめの籐製の籠も3つ棚の上にあります)、同じく松竹錠の置き道具入れが内蔵されたゴザ敷きの縁台も中央に置かれています。テルマエ・ロマエ版の「入浴する前にごらんください Look! Before you go in...(残念ながらラテン語併記ではありません)」と「全国浴場組合の景品バスポスター(丸山清人氏 画の富士山+田村隆一の詩+銭湯のマナーのイラスト)」も貼られています。

浴室は大橋ブルーの天井で、ペンキ絵があったであろう部分は白い建材で覆われ、中隔壁は数種類の花柄系の模様タイルが配されています。水風呂(後述)の背面にある「樹木と小舟があり上を鳥の群れが飛ぶ沼地」の洋風柄の大判タイル絵(茶色のエッチング風)は、

旭川支部-旭川31 こがね湯
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/278/

…にあるものと酷似しています(較べてみてください…って言っても無理ですね!)。

浴槽は、まずは通常の外側奥配置で内側から座風呂2基、仕切り兼用のパイプから直接立ち上げた両方向への水カランを挟んでバイブラと滝状の湯口のある浅浴槽(ここまでの上部に赤外線装置が迫り出しています)、囲われたオゾン室(考古学的壁?)と並び、外側手前にスチームサウナ(別料金)が増設され(脱衣所側の窓から覗いて壁にちょっと驚きました・・・現地でご確認を!)、さらに手前に脱衣所に入り込む形で水風呂(脱衣所側に窓があります)とジュピナバス(2×2+1×2方向のボディーシャワー)があります。内側手前に立ちシャワーもあります。

カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で、内側6つ、5つ&5つの島、外側4つの配置です。

黄色のケロリンの湯桶が使われています。

釜場への戸の前に割竹を模した足踏み用の床もあります。

JR北浦和駅東口方向の団地から通勤の方々に最適の銭湯です。是非!

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【2012/06/05 17:16 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
埼玉県川口支部1041 昌見浴場
kawaguchi1041-masamiyokujo.JPG既に昨日になりましたが、休日を利用して、川口市に吸収合併された鳩ヶ谷市に残された最後の銭湯となってしまった「埼玉県川口支部1041 昌見浴場(まさみよくじょう/坂下町2-1-22)」を訪れました。

埼玉県31軒目になります。

埼玉高速鉄道(東京メトロ南北線と直通運転しています)鳩ヶ谷駅の南方200m程の日光御成街道(日光御成道…将軍が日光東照宮へ社参する際に利用した日光街道の脇街道/この辺りは県道105号さいたま鳩ヶ谷線)沿いの昔ながらの商店街の中にある外観は簡素な造りの古い銭湯です。後方にコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちますが、さらに後方に大きなマンションが建っていますので、銭湯がより小さく見えます。

昔のままの造作(木造&タイル)の入口を入ると白壁&白天井の玄関で、木札鍵の松竹錠の下足ロッカーが使われていますが、なんと正面下部(番台背面位置)にも縦2つ×横3つが配置されています(その前が高齢者の手押し車置場になっているようですのであまり使わない方がいいようですが・・・)。

上からポスターが貼られているので詳細はわかりませんが、正面位置に縦長の長方形タイルによる縦2枚×横4枚の「洋風の山水画?」の柄(茶系)の絵もあります(お見逃しなく・・・)。

上部窓に男湯&女湯が書かれた昔のままの木製の引き戸を開けて入ると、白壁&白壁を折り上げた木調格天井&ピカピカに磨かれた木床で当然に番台式の脱衣所です。戸や窓そして柱や梁も木製のまま、番台の脇には雲形の飾り板があり、料金や小物を入れる木製の小さな箪笥も時代が付いています。

アルミ板鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われており(籐製の籠も多数あります・・・がほとんどは棚の上に・・・)、大きい乳白色の4枚羽根壁型扇風機もレトロです。SOUKA SCALEの針式体重計が置かれ、古い柱時計は既に時を止めたままです。埼浴川口支部の「(貴重品の取り扱いについての)お願い」は昭和54年のものです。かなり自由に常連客の道具が置かれています(小さな木棚もあります)。

手前側に時代が傾きを付けた木製の縁側のある小さな庭があり、その先に水洗化されているもののかなりレトロなトイレがあります。下足ロッカーの背面にあたる壁から生えている多数の金属パイプは湿気を抜くための仕掛けなのでしょうか※。

※奥行きのない下足ロッカーに長い傘を入れるための工夫のようです(2012.10.26追記)。

ややコンパクトな浴室は天井が大橋ブルーに塗られており、浴槽背面は白黒のパターンタイルです(和栗工業(株)の説明文もあります)。

タイルが古めの浴槽は通常の外側奥配置で、内側から薬湯(宝寿湯)、バイブラ付きの浅浴槽、金属パイプの仕切りを挟んで寝風呂と並んでいます。内側手前には透明ハンドルによる混合栓で金属の蛇腹のようなロングノーズの立ちシャワーも2基あります。

カランは銀色ハンドルタイプの押し手で(内側の1つのみWaguriの球形)、内側4つ(固定シャワー付き)、3つ&3つの島(板状鏡のみでシャワーなし)、外側6つ(固定シャワー付き)の配置です。ただし固定シャワーは3種類が混じっています。島が奥側にあるので手前側が広いスペースになっています。

ペンキ絵は浴室中央に富士山のある西伊豆?(男湯)ですが、銘がなく作者不明です(中島盛夫氏作との未確認情報あり)。14 9 21(ちょっと離れて)23とあるのですが、これを「平成14年9月21日・23日 画」と解すべきかは疑問です(経過年数の割に状態が良すぎるのです)。外側壁下部に広告スペースが残されています。

サイドに屋号の入った黄色のケロリン型湯桶が使われています。

気のいい女将さんの常連客との掛け合いにも好感が持てます。脱衣所が雑多なもので溢れる典型的な田舎の銭湯といったところです。みなさまのお越しをお待ちしています。

以上、次の銭湯を求めてやってきたJR北浦和駅東側の線路脇の路上(目前を寝台特急カシオペア(Cassiopeia)が札幌に向かって走り抜けていきました)からのアップでした。

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【2012/06/03 17:57 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
埼玉県さいたま支部108 みたけ湯
saitama108-mitakeyu.JPG本業が取り込んでいてアップが遅くなりましたが、2012.5.27、休日を利用して、「埼玉県さいたま支部108 みたけ湯(南区文蔵2-24-5)」を訪れました。

埼玉県30軒目になります。

JR南浦和駅(西口)の南方600m程の比較的古い市街地に建つ、外観はやや簡素な東京型の銭湯で、後方にコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます。すぐ隣のご自宅も瓦屋根の伝統的な造りになっています。

buzo.JPG住所の文蔵は「ぶぞう」と読み、合併前の浦和市時代のこんなレトロな住所表示票も道すがら鑑賞できます。

同駅の西側付近は浦和市時代の都市計画による土地区画整理事業(平成11年1月竣工)のため、すっかり様変わりしたようですが(味のある居酒屋街も見当たりません)、やや離れたこの辺りには比較的古い民家が散在し、すぐ近くには古い商店街(南浦和西口商店会)や文蔵郷前緑道もあります。

緑のひさしの下の玄関は周りの造りが昔のままで、屋号が墨字になっている簡素な手作り感満載の木製看板があり、中は白壁&木調格天井で木製の上り場になっています。木札鍵の松竹錠の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てが使われています。映画「テルマエ・ロマエ」のポスターが貼られています。

saitama108-mitakeyu2.JPG目隠し壁の裏の鈴榮堂九谷(章仙作)の「富士山・鶴・松・老夫婦・七福神の乗る宝船(帆に屋号が書かれています!)」の縁起の良い図柄の立派な三六角タイル絵をお見逃しなきよう・・・(女将のご許可をいただいて特別に撮影させていただきました・・・因みに斜め方向からしか撮れません)。

埼玉県さいたま市114 むさし湯
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/405/

・・・にあったものと類似点が多く、日光御成街道(日光御成道…将軍が日光東照宮へ社参する際に利用した日光街道の脇街道)に近い物流の要地として栄華を誇ったこの辺りの銭湯の流行だったのかも知れません。

引き戸を開けて入ると木床&白壁&木調格天井の伝統的な脱衣所で、浴室との境は白タイル壁、戸や窓はほぼ昔の木製のままです。掲示版が旧浦和市のもので、4枚の様々なサイズの鏡は全て銭湯関係の職人や不動産やなどから贈られたものです(外側の1つに貼られている身長計はどう使うのやら!?)。屋号入りで新しめのTANAKAの針式体重計が置かれています。

優しそうな女将の座る番台は脇に雲形の飾りがあり、磨り減った天板が時代を感じさせます。料金入れ代わりのレジスターがなんとも懐かしいものです。

松竹のアルミ板鍵などの脱衣ロッカーが使われており、中央の島状部は番台からの対角線配置です。「全国浴場組合の景品バスポスター(丸山清人氏 画の富士山+田村隆一の詩+銭湯のマナーのイラスト)」も貼られています。

浴室は東京型で、天井は大橋ブルーに塗られています。最少限の窓や戸がアルミサッシになっているのみで、脱衣所と浴室の境の上部窓も木製のままです。釜場への戸も青塗りの木製です。

浴槽は通常の外側奥配置ですが、内側はシンプルな浅浴槽、外側はバイブラ付きの同じく浅浴槽で中でつながっています。内側手前に立ちシャワーもあります。

カランは固定シャワー付きのグレーとピンクのハンドルタイプの押し手で、内側4つ、3つ&3つの島、外側奥4つ(ここはシャワーなし)の配置です。

島が奥目に配置され手前側は黄色のケロリンの湯桶と緑のM字椅子に似たグレーの小さなプラスチック椅子の置き場になっています。外側手前には踏み石ゾーンがあります。

ペンキ絵は中島盛夫氏作で(平成23年9月12日 画)、富士山が浴室中央に聳え(下に昔のパイプの穴が・・・)、男湯側は滝のある山麓の風景になっています(女湯側は雲が見えるのみです>ご存じの方はご連絡を・・・)。外側壁下部に広告スペースが残されています。

浴室中隔壁には「湖畔に教会が建ちヨットの浮かぶ湖から望む遠くの山々」のスイス風のモザイクタイル絵もあります。

「お父さん、銭湯っていいね。お風呂もとっても大きいし・・・。また来ようよ。」「実はお父さんも初めてなんだけど、なかなか気持ちがいいもんだね。」という年中さんぐらいの男の子と若いお父さんの会話を聞くと、ちょっとぬるめだったのも「それもいいか」と思えます。

遠くのレジャー施設に行き、渋滞に巻き込まれて、子どもはぐずり、親は怒鳴り散らすより、近くの銭湯で本当の親子の会話をしてみてはいかがでしょうか。

木製の縁側を前に籐製のベンチで涼むと、小さな金魚の泳ぐ浅い池のある脱衣所手前の庭から、心地よい風と共に鳥のさえずりが届きます。

内外に傷みが目立ちますが、なかなか素晴らしい銭湯です。お越しをお待ちしています。修理をして末永く営業を続けていただきたいものです。

拍手[3回]

【2012/06/01 14:51 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
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