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2011.7.15、私が小学校後半から大学前半までを過ごした美瑛町に2軒残る銭湯のうちのもう1つである(最盛期は4軒あったとのこと)「旭川支部-美瑛1 松の湯(西町1丁目8-7)」を訪れました。 JR北海道富良野線美瑛駅から富良野方面に約500mのメインストリート沿いに建つコンクリート造りの立派な銭湯です(背面に茶系の金属製円筒型煙突があります/正面の柱と背面の男湯の窓に屋号が書かれています/後部は自宅)。 外壁に書かれた1973は創業が1973年(昭和48年)であることを表しますが、元はJR北海道富良野線美瑛駅に近い道の駅の場所にあり、メインストリートの歩道拡張工事&区画整理の関係で、平成5年に現在の場所に新築・移転したとのことです(創業者であるご主人談)。 明るい玄関(下足箱は事務用ロッカー)を入るとフロント&広い休憩スペースで、美瑛付近の風景写真が飾られています。 脱衣所では事務用ロッカーと長方形プラスチック籠による棚が使われ、中間壁の手前側が休憩スペースになっています。 新しいタイルの浴室に奥横配置の浴槽で、内側大浴槽(かなり深い/ブラックシリカ/バイブラ)と外側小浴槽(やや浅い/温浴素じっこう/ジェット2基)の2槽式です(間にそれぞれの流出口あり)。 外側手前側に脱衣所に入り込む形でTV付きのガス遠赤外線サウナ(乾式)があり、その向こうに水風呂があります。 入口近くに立ちシャワーもあります。 カランは▽の押し手で(固定シャワーと鏡あり)、内側6つ(ここのみ斜め上に水がある/非常に湯が熱い!/+手前に水飲み場)、3つ&3つの島、外側5つの配置になっています。 関東サイズの黄色のケロリンの湯桶と緑のM字椅子が使われています。 子ども用のおもちゃもあったりします。 東日本大震災の影響でマインドが低下しているためか例年になく観光客が少ない寂しい状況ですが、昔の建物の時代からの想い出記録ノートが残されており、ライダーなどに愛されて歴史を重ねた銭湯であることがわかります。 美瑛観光のついでに、列車で、車で、バイクで、自転車で、若き日の記憶を辿りに?、是非お立ち寄りください(広い駐車場もあります)。 <社団法人美瑛町観光協会HP> http://www.biei-hokkaido.jp/ |
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2011.7.14、私が小学校後半から大学前半までを過ごした美瑛町に2軒残る銭湯のうちの1つである(最盛期は4軒あったとのこと)「旭川支部-美瑛1 朝日湯(中町2丁目4-20)」を訪れました。 JR北海道富良野線美瑛駅からメインストリートを旭川方面に約500m進んで大雪山側に道3本入った市街地にある簡素な造りの建物の銭湯です(2階は自宅?)。 後部側面に釜場への入口があり(重油で沸かしているようです)、その向こうに茶色の金属製円筒型煙突が見えます。 屋号入りの高い電光看板が立っており、広い駐車場があります。 壁に書かれた屋号の下の「ひさしは商店風ながら普通の民家のような玄関」から入ると、フロント&休憩スペースがあり(下足箱は事務用ロッカー)、その奥には、畳が3枚敷かれ電気式の炬燵と手作りクッションなどが置かれた小上がり的エリアがあります(常連さんのおしゃべり場?)。 脱衣所では小さなアルミ板鍵の手作り?木製ロッカーと長方形プラスチック籠による棚が使われ、ぶら下がり健康器が置かれています。 全国公衆浴場組合(全浴連)の「銭湯入浴のマナー(英語・中国語・ハングル併記)」と北海道公衆浴場業環境衛生同業組合のお願い文(日本語・英語に加えて中国語さらにはロシア語併記)が貼られています。 浴槽は地方銭湯の標準形である中央縦配置で、手前1/2はバイタル麦飯石風呂(右手前にツルカメの11/2の水カラン/右奥下部に湧き口/手前の一部が浅くなっている)、続く1/3はバイブラ(右奥にツルカメの11/4の水カラン)、奥1/6は薬風呂(訪問時は香湯/右手前にツルカメの11/4の水カラン)です。 内側奥側に「メトス サウナ室(乾式サウナ)※」があり、外側奥側に小さな水風呂(50cm×100cm程)、その間に水シャワー・水飲み場・釜場への小さなアルミ製の戸があります。 ※メトス サウナ(metos sauna from FINLAND suomi インストルメンタリアム社/輸入販売元:株式会社メトス=旧中山産業株式会社) http://metos.co.jp/index.html 外側手前側の壁にシンプルこの上ないシャワーがあります。 固定シャワーと鏡付きのカランは内側7つ(▽の押し手/斜め配置で水がある)、外側7つ(宝の押し手/湯のみで水がない)となっています。 浴室中隔手前側にある業務用のドアは1/4間幅の狭いものです。 関東サイズの黄色のケロリンの湯桶と緑のM字椅子が使われています。 凄さはありませんが北海道地方銭湯の基本形です(入門編として最適?)。 しかし、昨年、経営者の高齢化により廃業するところを、別の方が借りて営業を続けて来られましたが、諸般の事情により、大変残念ながら、来月(2011年8月)をもって、やはり廃業となるようです。 どうぞお早めにお越し下さい。 追記(2011.1.13) やはり2011年8月末で廃業となった模様です。 追記(2012.7.20) 2012.7.15に廃業を確認しました。 <参照> 旭川支部-美瑛2 朝日湯【廃業】 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/451/ |
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本日、元スキージャンプ選手 原田雅彦氏の出身地でラーメン日本一の会※の町である上川町の「旭川支部-上川1 鶴の湯(上川町花園町123番地)」を訪れました。 ※HP http://www2b.biglobe.ne.jp/~massa/ramen.html 昭和40年創業の同町唯一の銭湯で、建物もほぼ創業当時のままです。 国道39号線沿いの民家の壁の「旅の疲れを癒す」のキャッチフレーズのある看板が目印です。 因みに超音波風呂は諸般の事情によりなくなりました(後述)。 閉店時間が消されていることに歴史の変遷を感じます。 層雲峡方面から用に同様の看板がこの建物の裏面にありますが、右折すべき交差点はその手前ですのでご注意ください。 小さな町ですので、JR北海道石北本線上川駅からも十分に歩ける距離です。 外観は周囲の民家とさほど違わず、あまり高くない茶色の金属製円筒型煙突がなければ、遠くからそれとはわからないほどです。 横に住宅部分が併設された簡素な造りの小型銭湯で、大書された屋号の下の玄関(引き戸)も簡素、さらに引き戸を開けて入ると三和土から直接つながるこれまた簡素な脱衣所です(男湯側には住宅部分へのドアがあります)。 下足棚のみでロッカーはなく、手作り?の脱衣ロッカーは常連用の道具置きとなっており、籐製の脱衣籠を使用します。 番台はシンプル&低めで、中隔の鏡の下部には寄贈した地域の企業・商店の名称が書かれているようですが、長い年月によってほとんどかき消されてしまっています(ほぼ判読不能)。女湯側には古い自動マッサージ機があるようです(メーカー不詳)。 浴室は古めのタイルのままで、天井は金属スレートによる平天井、中央奥に小さめ長方形の湯気抜きがあります。男女浴室間の業務用ドアは小さく、下が開いています。 排水溝が手前だけのため使った湯水が床を流れて行きます(空にしておくと湯桶が流れそう・・・)。 浴槽は、昔は奥横配置の2槽式だったようですが、節約のためか外側の小浴槽は埋められており、内側大浴槽はさらにバリアフリーも兼ねてか前面の壁が低く削られたため、浴槽は浅くなり、超音波ジェットは湯面の上になったので廃止、背面の湯口は滝の如くに流れ落ちる・・・となっております(内側に大きな水カランがあります)。 外側は6つで、押し手は古い宝、湯のみで水はなく、鏡はあるものの修理を繰り返したためか固定シャワーはバラバラ、道具を置く棚は狭いです。 内側は5つで(+手前側の1つは固定シャワーがあるのにカランの代わりに噴水状水飲みがある)、湯の押し手は逆三角形、斜め上配置の水の押し手は見たこともない鶴のデザイン(屋号に因んだ?)、外側同様に鏡はあるものの修理を繰り返したためか固定シャワーはバラバラ、道具を置く棚は狭いです。 鏡もシャワーもない・・・どころか、水の押し手は初めて見る「水と彫り込まれた金属製のレバー?」。一部は修理の果てなのか同じタイプの「ゆ(湯ですらない!)」。 彫りがやや雑なのは昔の物だから?それとも手作り特注品だから? 歴戦を物語り、レバーが曲がってさえおります。 この島は湯のみで水が出ないので、残念ながら湯桶と椅子の置き場になっています。 ペンキ絵の代わりに同町の観光名所である「エスポアールの鐘」と「流星・銀河の滝?」の油絵風のパネル(プロの作品ではない)があります(女湯は「白い鳥の浮かぶ湖と森の秋景色?」)。 底に温泉マークと屋号の入ったオリジナルの黄色ケロリン型湯桶(関東サイズ)が使われています。なぜか、底に「浴場専用」「タマゴブランドシャンプー」「君の湯」と入ったオリジナルの黄色ケロリン型湯桶が混じっています。 トイレは水洗化されています。 女子スキージャンプ(ジュニア)の高梨沙羅選手も入っている・・・のかどうか定かではありませんが、看板にあるように旅の疲れを癒しに是非お立ち寄りください(駐車場は小さいですが田舎町ですので駐車場所に困ることはありません)。 なお、定休日は月曜日で(冬期の11~5月は月・金曜日)、午後4:00~6:30のみの営業とやや訪問難易度が高めになっております。 |
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