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実際には都営新宿線篠崎駅が最寄り駅になります(ちょっと歩きます)。 銭湯お遍路185軒目です。 旧江戸川の土手に近く、隣は東京都立篠崎高等学校です。 「江戸川45 竹の湯(篠崎町4-21-15)」とは目と鼻の先です。 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/91/ 千鳥破風を冠した東京型銭湯の正面フロント改造版です。道路から両側面が確認可能で、後方に温泉マークと屋号入りのコンクリート製円筒形煙突がそびえ立ちます。 折上げ格天井・白壁・木床の脱衣所には有線放送(演歌)が流れています。 新しい模様タイルやレリーフタイルなどで浴室は改装されています。 外側奥角方面に立派な岩のバックがありますので(滝状ですが流れていませんでした)、浴槽は、座風呂2基、岩入りの湯口のあるバイブラ&浅風呂、寝風呂2基(2種類)、電気風呂兼日替り薬湯(ワインでした)と順に前方に出て来る配置で、カラン2つを挟んで、外側に拡張した水風呂、そして脱衣所に入り込む形で遠赤外線サウナ(別料金)となっています。 内側手前には立ちシャワーが2基ありますが、手前側には「打たせ湯とサイドシャワー」の名残もあります(出ませんので・・・)。 湯気抜きの中央に灯りがぶら下がっているのが変わっています(点灯するのかは不明)。 黄色のケロリンの湯桶が使われています。 特筆すべきは故早川利光氏によるペンキ絵で、男女浴室の境に富士が据わり側面壁にまで描かれた一枚物です。男湯側には伊豆海岸、女湯側には西伊豆と書かれています。特に端側に傷みが目立ちますが、富士はまだまだ健在です。浴室中隔壁の上の高さに描かれておりますので、女湯側もかなり確認することができます。 さらに驚くことには、かなり荒れてしまってはおりますが、塀の内側にも「恐らく故早川利光氏による西伊豆」が描かれています。休憩室横から庭の向こうに見ることができます(男湯脱衣所外側のトイレ前の喫煙所からも・・・)。 江戸川土手のジョギングがてらの一風呂はいかがでしょう。 |
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http://www.slowtime.net/takarayu/(公式HP) http://adachi1010.jp/sento/takarayu.html 銭湯お遍路183軒目です。 北千住駅から昔の香りの漂う下町や商店街(北千住ニコニコ商店街)を抜けた先の荒川土手に近い古式ゆかしい銭湯です。 昭和2年創業で現存する建物は昭和13年の建築という、評判に勝るとも劣らぬ「鶴の懸魚付きの瓦葺きの千鳥破風」を冠した典型的な宮造りの外観は壮観で(両側は唐破風にも似た銀色のトタン屋根)、玄関の上には「七福神の乗った龍船と鶴」の彫刻飾りがあり、「沸いた(わ板)&抜いた(ぬ板)」の表示板や「湯入る」にかけた「弓射る」の看板も昔を偲ばせます。 フロント形式への変更を含めて内部は近代的に改装されていますが、古の造りを非常に上手に残しています。 脱衣所への入口上部には木製の飾りがあります(男女で付いている紐の色が違います)。 脱衣所は布壁を折り上げた格天井を横に拡張した形式で、木の床はきれいに磨かれ、脱衣ロッカーに加えて籐製の籠もあり、フロントの上部は瓦風の屋根になっており、浴室との境の上部の硝子は和風柄です。 その外はKING of ENGAWA(縁側)とも言われる「和風屋根と丸木の手摺りの木製の床の縁側(椅子類も木製)」になっており、KING of TEIEN(庭園)とも言われる「よく手入れされた日本庭園(岩噴水のある錦鯉の池・踏み石と石橋・石灯籠・奥の戸も木製・蔦や苔や松が年季を感じさせる)」に面しています。 浴室のタイルなどは改修されていますが、桃色系乳白色の天井やタイルは意外に古い景観にマッチしており、壁のタイルの模様も好感が持てます。 カランの押し手は「宝」です。 改修済みの浴槽は、通常の位置に座風呂2基・バイブラ・滝状湯口・電気風呂がありますが、さらに外側奥の拡張部分(中央寄せの天井で小さめの湯気抜きあり)にバイブラ付きの薬湯(温浴素じっこうでした)とバイブラ及び岩入り湯口付きのゲルマニウム風呂があり、手前側の作り付けのベンチから、庭を逆から眺めることができます。内側手前に立ちシャワーが2基あります。ペンギン湯(親子のペンギンの像がある-下部が湯口になっている)とサウナ(無料)は女湯のみにあります。 「よくあたたまるクスリ湯 タカラ湯 超音波風呂」と底面に書かれたオリジナルの黄色ケロリン型湯桶も使われています。 噂の「ペンキ絵パネル(中島盛夫氏+田中みずき氏作)」もあります(どちらも富士がありますが男湯と女湯でやや図柄が異なります/高い位置に設置されているのでどちらからも両方見ることができます)。 銭湯ペンキ絵師見習い日記 http://mizu111.blog40.fc2.com/ 休憩所も充実しており、漫画本やその他の本が多数あります。外側は庭に面した喫煙所になっており、碁盤や将棋盤などが備え付けられています。 渡辺晃一氏のスケッチの記事も飾られています。 特筆すべきは2代目の主人である松本益平氏(大正10年生・故人)の日記の抜粋の展示で、「自身の銭湯経営の変遷」「昭和5年までは木製の浴槽だったこと-日々のメインテナンスが大変だった」「現存する建物の建築風景」「戦時中の空襲のこと」「戦後の賑わいのこと(平日で1500~2000人、大晦日は3000人)」「しお湯(にがり入りの風呂)のこと-体が浮くのでつかまる棒があった」「上総堀り(井戸掘り)の様子」「昭和25年の銭湯背景画(ペンキ絵)は別府湾だったこと」など非常に興味深い内容で必見です。 ともあれこれで、かの有名な町田忍氏監督のDVD「東京銭湯」に取り上げられた8軒(+ペンキ絵での収載1軒※)のうち、 足立 7 タカラ湯(千住元町) 足立10 大黒湯(千住寿町) 大田50 明神湯(南雪ヶ谷) 台東38 梅乃湯(蔵前) 文京 4 月の湯(目白台) ・・・の5軒を訪れ、 足立16 弁天湯(千住旭町) ・・・は残念ながら火災で焼失してしまいましたので、残すは、 世田谷37 藤の湯(玉川台) 練馬 6 北町浴場(北町)※ 川口市 亀の湯(本町) ・・・の3軒になりました。 追記1 どうする?東京(TOKYO MX 毎月第4土曜日21:00~21:30 & 翌日曜日11:30~12:00-再放送)の撮影で使われています。 http://www.mxtv.co.jp/dousuru/ 追記2(2011.5.4) 『川口市 亀の湯(本町1-2-4)』も廃業していることが判明しましたので、残すは、 世田谷37 藤の湯(玉川台) 練馬 6 北町浴場(北町)※ ・・・の2軒になりました。 |
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