・・・てなわけで、既に昨日になりましたが、 「第2回 お風呂屋さんの背景画展」に続いて、「江戸川17 鯉の湯(中央2-15-3)」を訪れました。
銭湯お遍路186軒目です。
JR総武線&総武快速線の新小岩駅南口から平和橋通りをしばらく歩き(ルミエール商店街を抜けても可)、都立江戸川高等学校及び千葉街道(国道14号線)を越え、江戸川区役所を過ぎた辺りで東側の住工業地域を幾らか歩いたところにあります。
千鳥破風と鶴の懸魚(兎毛通し)付きの唐破風を冠した宮造りの外観が勇壮です(玄関の上は欄間です)。コンクリート製円筒形煙突がそびえ立ちます。道路から側面が観察できます。
薪で沸かしているようです。
格天井&白壁でレトロな下足入れのある玄関の正面には「いらつしやいませ(原文まま)」と福助の三六角タイル絵(鈴栄堂九谷:章仙作)が出迎えます。
天板が摩耗して凹んだ番台では、かなりご高齢の女将さんが瞑想しながら?番をされています。
木調の折上げ格天井&白壁&木床(傷み気味/一部改修)の脱衣所は昔のままで、これまた傷み気味ではあるものの木製の縁側付きの池の名残?のある小さな庭もあります。
籐製の籠に加え、「厚生省(厚生労働省ではない!)国民栄養調査に依る男女年齢別標準身長が付いた壁貼り付け型プラスチック製身長計」が何ともレトロです。
浴室のタイルも基本的に古めで、同じく古めのタイルの浴槽は、深風呂(バブルあり)、浅風呂(ジェット2基&バイブラ&岩入り湯口あり)の2槽式です(紀州備長炭使用)。
ペンキ絵は平成18年8月12日の
故早川利光氏によるもので、富士山が男女浴室の境に据わる「男湯は富士川&女湯は南伊豆」です。ちょっと傷みが目立ちつつあるのが残念ですが・・・。
ケロリンタイプの無地で黄色の湯桶と一部に緑の小さなプラスチック製椅子が使われています。
今なら 「第2回 お風呂屋さんの背景画展」との梯子が可能ですよ!
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