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例によって既に昨日になりましたが、車で「埼玉県越谷支部507 仙石湯(越谷市北越谷2-23-21)」を訪れました。
埼玉県8軒目になります。 東武伊勢崎線北越谷駅西口から歩いてすぐの住宅地にあります。 簡素な造りの外観で、看板には「美容と健康に仙石湯」と書かれ、良い具合に煤けた屋号入りの円筒型煙突があります。玄関には松永 光氏の文章が飾ってあります。 フロント脇には、経営者の趣味なのかジャイアンツグッズ(特に長嶋茂雄氏物)がたくさんあります(他に趣味の写真や古銭など)。 斜めの棹縁天井の脱衣所の側方部分に(脇が外の休憩スペース)、かつての建物のものなのか、松に鶴の懸魚(屋号入り)が誇らしげに飾ってあります(間近で鑑賞できます)。 全国公衆浴場組合(全浴連)のイラスト入り「銭湯入浴のマナー(英語・中国語・ハングル併記)」や全国浴場新聞(こんな業界紙があるんですね!)の記事も掲示されています。 浴室の天井は蒲鉾型です。 浴槽は釜場への戸で分断された奥配置で、内側が薬湯(宝寿湯・・・熱め!)、外側がバイブラ&ジェット2基&最外側に箱形湯口の白湯となっています。内側に立ちシャワーが4基並び、その手前側に水風呂、そして脱衣所に入り込む形でサウナがあります(湿気サウナ・・・と玄関上に表記/別料金)。 カランは押し手がやや不揃いなハンドル系で、内側の島は外側方だけ7つ(シャワーなし)、外側の島は7つ&7つ(内側方は金属製の短い固定シャワーで外側方はプラスチック製の長い固定シャワー・・・一部欠)、外側8つ(プラスチック製の長い固定シャワー・・・一部欠)となっています(鏡は全てにあり)。 「岸に洋館が建ちヨットの浮かぶ湖から望む山々・・・で浴室中央に洋風の城&その上に虹」のモザイクタイル絵があります(恐らく男女対称)。 黄色のケロリン風湯桶(無地)が使われています。 トイレは古めですが水洗式です。 玄関横に2・3段上がった広い休憩スペースがあります(なぜか1010の108号が置かれていました)。 近くには雰囲気の良さそうな居酒屋も点在します。一風呂&一杯をお楽しみ下さい。 PR |
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埼玉県7軒目になります。 東武伊勢崎線谷塚駅西口至近の好立地なのですが、何と・・・何と驚くべきことに、外観は普通の近代的住居そのものです。側面には自宅(2階)への入口があり、屋号の看板や暖簾及びコインランドリーなどがなければ銭湯とは気付かないほど周囲の住宅地と同化しています。 玄関前には「かっばとフクロウをあしらった木彫りの屋号入りベンチ」と小さな庭があります。 大女将のお話しによれば、以前は東口側で伝統的な造りの歴史ある銭湯(谷塚浴泉)を営んでいたのですが、再開発によりマンションビルが建ったため駅の反対側に立ち退くこととなり、敷地に合わせたフロント形式の小型銭湯を建てたとのことです。屋号も同様に営んでいた居酒屋から付けたのだそうです。 そのため、玄関を入ると大きな木彫りのかっぱが出迎え、続く休憩スペースは居酒屋から受け継いだかっぱグッズで溢れています(ここには明確に書けない怪しい?置物や掛け軸も・・・現地でご確認下さい!)。コインランドリーにもかっぱのイラストが飾られています。 玄関には海亀の剥製、休憩スペースには「尊皇攘夷46人士勢揃いの写真(ご主人の趣味とのこと・・・大女将談)」や「草加場所の際に以前の銭湯(谷塚浴泉)を訪れた舞の海や貴乃花(息子の方)の写真」もあります。 本当に小さな銭湯で(日本最小級!)、銭湯というよりも大きめの家風呂といったアットホームな感じです。 脱衣所ではSUNWAVEの普通の家庭用流し台が使われ、古いショーケースが浴室の手入れ道具置きになっています。脱衣ロッカーは旧谷塚浴泉のものが使われており、うち8つは返却式100円ロッカーに改造されています(旧谷塚浴泉のプラスチック製札付き)。 浴室もこぢんまりしており、カランは近代式のロングシャワー付き混合水栓ですが、奥側5つと外側2つの計7つのみです(日本最小級!)。 当然に浴槽も内側縦配置の小さなもので(縦3m×横1.5mほど・・・洗い場に近接しているため飛び散り防止のガードが増設されています)、奥から二股温泉風呂(奥側に石を詰めた大きな湯口があり炭酸カルシウム温泉になっています/脇にプッシュ式の水カランがあります/内側奥角にかっぱの立像があります)とボタンを押すと一定時間稼働するマッサージ風呂になっています。外側手前側に立ちシャワー、浴室への入口脇に75cm四方程度のこれまた小さな水風呂があります。 内側手前側に浴槽側の手摺りを使う30cm×120cm程度の踏み石ゾーンがあります。 ふれあい入浴(金曜日/休憩スペースに「ふれあい浴場」の木製看板あり)とデイサービス(水・木・土・日曜日)が行われているためでしょうが、玄関前にはスロープ、全ての浴槽は非常に浅く階段状で手摺りの付いた入口部あり・・・とバリアフリー化されており、脱衣所にCDカラオケセット、休憩スペースに通信カラオケセット&碁盤&給茶セット、さらには奥に小部屋があります(消灯されていたので詳細は確認せず)。 そんなこんなで高齢者率の高い銭湯でした(100歳会の会員を募集中とのこと)。 黄色のケロリンの湯桶が使われています。 独自の回数券もあります。 こんな銭湯もあったんだ・・・と違った意味で驚くこと請け合いです。いかがでしょう。 |
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埼玉県6軒目になります。 つくばエクスプレスの開通もあってベッドタウン化しつつある吉川市にあって昔のままの街並みを残した地区にひっそりと佇む、大正末期に建て始め昭和の初期に創業したという小さな銭湯です(ご主人談)。 木造の簡素な造りの外観がほぼそのまま残されており、玄関上方の欄間や電気看板に昭和の香りが漂います。 古いマーブル状タイルの装飾壁が正面にある玄関に下足箱は縦3×横8しかなく、上がり台から引き戸を開けると、同じ高さの入口部からさらに一段上がって脱衣所になります。 磨き込まれた木製の床、白壁、簡素な棹縁天井、脱衣ロッカーは縦2×横5しかなく基本的には籐製の籠を使用、籐製の椅子、置き道具棚付きの番台、丸い小さな手洗い、古いマッサージ機(ご主人が座っておられたので詳細は確認せず)、年季の入った山岳写真(男湯)&湖のある風景画(女湯)・・・とレトロ感に溢れています。 埼玉独自?の英語併記のイラスト入り注意書きがあります。 良く手入れされた浴室は、薄緑色の天井(蒲鉾状の湯気抜き)と壁と釜場への木戸で、外側は観葉植物を並べた出窓です。 上面のみ改修され内部は古いタイルのままの浴槽は、本当に!深風呂と内側にバイブラ&外側に湯の沸き出し口のある浅風呂(・・・といっても深い)です。外側壁に小さめの水カランがあり、浴槽中隔には何故か縦になった水カランの名残(回せない)があります。 カランは押し手が新旧混在した温泉マークで(2つのみハンドル)、内側6つ(奥側4つは固定シャワー3つで食い違っています)と外側5つ(固定シャワー)に加えて、何と・・・何と・・・何と鏡もシャワーもない1つ&1つ・・・しかも縦向き!という驚きの島があります(千葉県 茂原1 桜(櫻)湯と並んで日本最小!?・・・しかも縦とは!!!)。 参照↓ http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/60/ さらに驚くのは、中島盛夫氏&田中みずき氏によるペンキ絵で(2010.9.13作)、通常位置に「川の上流からの富士=利根川上流?(男湯)」&「同じく川の上流(・・・富士はなし/女湯)」があるのに加え、浴室中隔壁に3分割された画面の「松島(男湯)」&「西伊豆?(・・・ブログから判断/女湯)-こちらは‘ほぼ’田中みずき氏による」があるのです。 詳細は「銭湯ペンキ絵師見習い日記」をご参照下さい。 http://mizu111.blog40.fc2.com/ さらにさらに浴槽外側面には金魚の水槽まで埋め込まれています。 白いケロリンの湯桶(無地もあり)と緑のM字椅子が使われています。 トイレは水洗化されていました。 感動のあまり思わず長文になってしまいました。遠くからでも遙々訪問する価値のある愛好家にはたまらない銭湯です。是非是非是非~! |
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埼玉のお風呂屋さん(埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合) http://www.d7.dion.ne.jp/~saiyoku/ 埼玉県5軒目になります。 東武伊勢崎線越谷駅西口から昔風の小さな商店街(越谷駅西口商店街)を抜けた辺りにあります。 周囲は昔、水田だったと思われます。 基本的にはコンクリート製円筒型煙突がそびえ立つ東京型銭湯ですが(もちろん番台形式/空き地から後方が確認できます)、昔は玄関脇が店舗だったようです。 ほとんど改修されておらず昔のままです。 浴槽はタイルをやや改修したのみのシンプルな1槽式です(ジェット2基・バイブラ・岩入り湯口あり)。 外側手前にはかつて子ども用として使われていたと思われる青いポリ浴槽もあります。 ペンキ絵は故早川利光氏によるものと思われる西伊豆(男湯)&南伊豆(女湯)で(制作年月日は不明)、かなり傷んでいますが浴室中央の富士は比較的健在です。 浴槽背面には「池に緋鯉・緋鮒・真鮒が泳ぎ岸に猿と子鹿と2羽のウサギが遊ぶ図(男湯)」「池に黒い出目金2匹と赤い出目金1匹が泳ぎ岸に女の子2人と男の子1人が遊ぶ図(女湯)」のモザイクタイル絵があります。 浴室中隔壁にも「帆掛け船の浮かぶ湖から望む富士(男湯)」「海にヨットが浮かぶ白い灯台のある岬(女湯)」のモザイクタイル絵があります。 押し手が温泉マークのカランは、内側7つ、島5つ&5つ(鏡もシャワーもなし)、外側6つで、内外側の鏡の下部には広告の名残があります。 脱衣所の外側には庭もあり、縁側から渡るトイレもいろいろな意味でレトロです。 側面に赤いラインの入った黄色のケロリンの湯桶に加えて緑のM字椅子も使われています。 女湯には貫目表示の体重計、番台後方には埃が積もった相当旧式の黒電話(ダイヤルもない!)があります。 見所は白壁&木調の折上げ格天井の脱衣所に飾られた「第三御殿湯櫻」と銘打たれた巨大な凧(縦4m×横3mはあります!)で実に全く壮観です。 一見の価値がありますよ。是非! |
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埼玉のお風呂屋さん(埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合) http://www.d7.dion.ne.jp/~saiyoku/ 埼玉県4軒目になります。 県道54号線脇の古い住宅地に建つ(中川を渡らなければなりませんがつくばエクスプレス八潮駅が最寄りになります)、簡素な造りの銭湯です(もちろん番台形式/コンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます/駐車場や脇の小道よりほぼ全周が確認できます)。 薪で沸かしているようです。 向かい側には小さなお社が建っています。 昔のままの脱衣所には田村隆一の詩が飾られており(木床にはやや傷みがあります)、いろいろな意味でトイレも非常にレトロです。 浴室は改装されていますが、木製の部分もかなり残されています。 浴槽は改修された2槽式で、深風呂(熱め)には微妙なバブル2本、外側が手前に拡がった浅風呂(温め)にはバイブラと1本ジェット及び最外側に浅い座風呂2基があります。外側手前側に立ちシャワーもあります。 カランは内側6つ、5つ&5つの島、外側5つです。 底に温泉マークと屋号が赤字で書かれたケロリンタイプの湯桶も使われています。 ここにも故早川利光氏のペンキ絵があります(埼玉県は宝庫のようです)。平成19年7月24日に描かれたもので(残念ながらかなり傷みが激しいです)、男湯は上州、女湯は富士山が見えますので西伊豆あたりと思われますが、な・・・な・・・何と、松にはフクロウ&富士山から生えるようにトンボが描かれているのが見えます。こんなポップな絵の実物を見るのは初めてです(基本的に女湯に描かれるものですので・・・)。 年輩の御婦人が番をされておられました。 特に早川氏のペンキ絵がお好きな銭湯愛好家にお勧めの銭湯です。是非! |
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