忍者ブログ
  • 2017.12
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2018.02
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2018/01/20 16:26 】 |
大田32 秀の湯
oota32-hidenoyu.JPGついにアップが二月遅れ状態です。済みません。

2012.10.14、休日を利用して、「大田32 秀の湯(新蒲田3-26-1)」を訪れました(昭和12年創業で3代目とのこと)。

銭湯お遍路288軒目です。

JR-East.JPG東急多摩川線矢口渡駅&同池上線蓮沼駅・京浜急行雑色駅からもほとんど等距離ですが、JR&東急蒲田駅から京浜東北線の引き込み線を確認しつつ800m程南西方にあるJR東日本蒲田電車区(松本清張の小説「砂の器」の冒頭に登場する国鉄蒲田操車場が前身)に向かい、ずらりと並ぶ京浜東北線の車両を鑑賞した後、その北西角の変形十字路から西方に250m程歩く・・・というアプローチが鉄的にはお勧めです。多摩川に近い低層住宅地に位置する昔ながらの鄙びた商店街「道塚富士見通り商店会(今も富士山は見えるのでしょうか?)」の中にあります。

外観は簡素な造りで、側後方にヒューム管を重ねたような枠付きの煙突があります。玄関横に屋根付きの広い駐輪場があります(「秀の湯駐車場」と書かれていますが奥行きがそれほどないので普通自動車は無理のようです)。

脇が煉瓦調の壁で上部に屋号入りの電気看板があり、「温泉マークと屋号と婦人・殿方」・・・そして「天然鑛泉」と染め抜かれたオリジナル紺暖簾のかかった玄関は、洒落た飾り天井&塗り壁です。

松竹M型錠の傘立て2つと木札鍵の松竹錠の下足ロッカーが使われていますが、木札鍵はかなりなくなっており、「昨年作ったのに減るんだよ!」とご主人が嘆かれておられました。「◎下足札、持っていかないでください。店主」と書かれた手作りの木製注意板が物悲しく感じられます。正面上部の棚に座る大中小3体(昔は2体だったようです)の招き猫たちも心なしか怒っているようです。

上部の磨り硝子に男湯・女湯と大きく書かれた自動ドア(足踏みマットがセンサー)の奥が脱衣所で、きれいに磨かれた木床、横向き船底天井、金糸入りの塗り壁、木製の柱や梁・・・とかなり豪奢な造りです。浴室との境の壁には黄色の木の柄を配したタイル(浴室と同じ)が使われています。簡素で低い番台の脇にはしっかりと目隠し板があります。中隔の大鏡は贈られたもので(峯製作所と書かれています)、外側の上部に壁型扇風機の名残があり、外側の半間の拡張部分ではぶら下がり健康器が現役で使用されています。

銀文字で屋号などの書かれた黄色い長方形または青い楕円形のプラスチック札の付いたディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われており、ドライヤーのオムロン製コインタイマーは古く、ゴザ敷きの縁台が置かれ、「東京大沼」と書かれたメーカー不明の古い貫目表示の針式体重計があります(どこかの廃業銭湯から譲られたものでしょうか?)。

正面の中央の柱には、子ども(お孫さん?)が書いたと思われる微笑ましいメルヘンイラスト入りで手書きの営業案内が貼ってあります。

有線の演歌が流れています。

手前のドアを開けると木製の短い廊下になっており(正面はコインランドリー)、脇のドアの奥のトイレは水洗ですが、銀糸入りの塗り壁、下部が花のようなデザインの青系タイル、木窓、裸電球(LEDになっています)・・・とレトロ感いっぱいです。

横広の浴室は湯気抜き部分がやや蒲鉾状の大橋ブルーの天井で、外側壁の一部は透明とブルーが千鳥配置になったガラスブロック壁、浴室中隔壁は黄色の木の柄を配したタイル、浴槽背面にはきれいな花のパターンが1つあります。

浴槽は通常の外側奥配置ですが(外面がグリーンの木の柄を配したタイル)、内側から浅い座風呂2基を含む浅浴槽、背面に岩入りの格子状湯口のある湧き上がるバイブラの浅浴槽、そして黒湯(表示はありません)の深浴槽と並んでいます。外側手前の半間の拡張部分に簡素な混合栓の立ちシャワーも2本あります(壁は黄色の木の柄を配したタイル)。

カランは固定シャワー付きで中央にの丸のある茶色ハンドルタイプ(のハンドルタイプが1つずつ)の押し手で、内側7つ、6つ&6つの島が2つ、外側5つの配置です。

上が円弧状になった画面の正面壁のペンキ絵は、トタンに描かれているためか比較的に良い状態ながら銘は消えてしまったようです。ネットに散在する情報などで補足すると、早川利光氏の最晩年の作品で(平成20年9月25日 画…最後の作品ではないようです※)、「伊豆(男湯)&大歩危(女湯)」のようです。因みに、前作も同氏による平成16年10月15日 画の西伊豆海岸(男湯/富士は浴室中央に聳える)だった模様です。浴室中隔壁には「岸に水車小屋のある川から望む山々」の洋風モザイクタイル絵があります。


<生涯最後の作品>
埼玉県越谷支部511 蒲生温泉
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/135/

<都内最後の作品>
台東2 初音湯【廃業】
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/33/

黄色のケロリンの湯桶が使われています。

温泉分析書が見当たりませんが(環境庁の鉱泉分析法指針に基づく鉱泉分析試験を実施したものの温泉台帳未登録(未申請)のようです)、立派な黒湯の温泉ならぬ「鑛泉」銭湯です。立地の関係上?、常連専用的な趣ですが、銭湯愛好家の皆様のチャレンジをお待ちしております。

以上、本日の銭湯に向かうJR京浜東北線の車内からのアップでした。

拍手[0回]

PR
【2012/12/02 14:16 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0)
<<廃業銭湯の現況(大田区)・その7 | ホーム | 大田38 久松温泉>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>