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夏期休暇(2分割後半)による北海道からの報告です。
昨日、旭川駅の北方約2km、石狩川にかかる金星橋の向こう岸の袂近く、昔ながらの住宅街にある「旭川支部-旭川20 平和湯(大町2条1丁目)」を訪れました。 昭和中期?の簡素な造りの銭湯の正面フロント改造版のようです。 建物後部は古い建物そのままに近く、緑のトタン屋根の小さな湯気抜きの上には蓋付き煙突状の突起があり、屋号のプレートの付いた茶に変色した金属製細円筒型煙突が立っています。 薪で沸かしているようです。 大町小学校にほぼ隣接しているためか、正面には何やらポップな動物のイラストが描かれています。 北海道護國神社(一時は北海道神社に改称)から500m程でもあり、創業が1956年(昭和31年)6月9日の廃止前であれば、旧旭川市街軌道近文線(旧師団線・・・後に短縮&分割営業のため六号線と東六号線に改称)の電停からも近かったのかも知れません。 小さなアルミ板鍵の下足ロッカー(と棚)のある玄関から入ると、格子状の飾り天井のフロント&休憩スペースで、旭川らしい木を生かしたテーブルが置いてあります。オレンジのフジ美容マッサージ機は現役です。金魚の水槽2つが置かれた奥側の戸の向こうには、後方の居住スペースにつながる廊下があります。 北海道公衆浴場業環境衛生同業組合のお願い文(日本語・英語に加えて中国語さらにはロシア語併記)が貼られています。 脱衣所は塗りのないそのままの木床で、小さなアルミ板鍵の脱衣ロッカー(中が二段式で使いやすい!)と籐製の籠が使われており、木製のベンチが置かれ、浴室入口の簀の子も木製です。女湯の脱衣所には貫目表示の体重計もあります。 浴室は昭和後期~平成初期?に改修されているようで(タイル壁になっています)、金属スレートによるすり鉢状の天井の中央には横長方形の小さな湯気抜きがあり、対角線に配置された2つの円孔は蓋付き煙突状の突起へとつながっています。 浴槽は、(使い込まれた)檜風呂-木筒から流れ落ちる湯口&ツルカメの11/4の水カラン&熱め、ゲルマニウム温浴-パイプから流れ落ちる湯口&ツルカメの11/2の水カラン、超音波気泡マッサージ器(座風呂2基)-ツルカメの11/2の水カラン&温め・・・の3槽式です。最外側に乾式サウナ(別料金)があり、その手前に「掘り込まれた小さな水風呂(上方に立ちシャワーの痕跡とロングシャワー)」があります。 カランは、押し手が「六角形内に円さらに内に矢尻の柄」で、この地域には珍しく全て湯と水があり(しかも水平配置)、鏡と固定シャワー付きで、内側3つ(手前に噴水型の水飲み)、3つ&3つの島(外側は高い造り&金属製の物置場設置&手前にロングシャワーと高齢者用の座椅子に対応しています)、外側3つの配置になっています。 何と、湯桶まで新旧&大小取り混ぜた木製で、さらには椅子までも木製(&緑のM字)です。 木へのこだわりが感じられる銭湯です。 木桶の奏でる浴室に響く音「カコ~ン!」は実に耳に心地よいものです。 広い駐車場もありますので、ご家族連れで、さらには北海道旅行の途中でお立ち寄りくださいませ。 追記(2011.8.19) 昭和26年(1951年)の創業で、昭和63年(1988年)頃に改修してフロント形式にし、檜風呂と高齢者対応のカランを導入した。現在は2代目が経営。地下水を使用。 <参考> 北海道新聞旭川支社 湯快だな(2004.3.10) http://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/yukai/20040310.html PR |
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