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【2025/08/04 18:31 】 |
埼玉県さいたま支部107 鹿島湯
saitama107-kashimayu.JPG2011.9.18、さらに連休を利用して、「埼玉県さいたま支部107 鹿島湯(南区別所3-3-10)」を訪れました。

埼玉県21軒目です。

JR浦和駅西口から西方に延びる道に沿って800m程歩き、埼玉県庁の先の国道17号線(中山道)を南進すると、すぐに温泉マークと屋号の書かれた銀色コンクリート製円筒形煙突が見えてきます。

昭和32年の創業です(脱衣所に昭和35年5月13日付けの表彰状が飾ってあります-埼玉県知事は先々々代の栗原浩氏!)。周囲はそれなりに歴史のある地域なのでしょう。

玄関部分に千鳥破風を冠した簡素な造りの東京型銭湯のフロント改造版で、裏通り側にある入口には白抜きに屋号の入ったひさしと同じく屋号入りの灯りがあります。

元は自動ドアの引き戸を手で開けて入ると、控えめでやや雑然とした休憩スペース(田村隆一の詩の額は外されて置かれている)を備えた玄関一体型のフロントで、三和土の脇にさくらの木札鍵の茶色に塗られた下足箱や松竹M型錠の円形傘立て2つなどがあります。白壁は昔の玄関の名残のようです。

フロント脇のドアを開けると脱衣所です。

白壁&アレンジの加わった木調の折上げ格天井&木床で、浴室入口付近の床は「青と白の市松模様のタイル」、手前側の廊下(昔は縁側?)は「マーブルタイル」になっています。

SAKURAⅡ他のアルミ板鍵の脱衣ロッカーが使われています。

天井扇は高速で回転しているので何枚羽根かわかりません。

子ども向けの「入浴の心得(懐かしめのイラスト入り)」が貼られ、新築時に贈られたであろう柱時計は止まっています。物干し化したぶら下がり健康器に加え、なぜか親子の熊の木彫りも置かれています。

浴室の改修は少なく、タイルを含めてほぼ昔のままのようですが(釜場への戸も上部に装飾のある木製です)、島の奥端と梁の間に補強のための金属柱(青塗り)が加えられています。

浴室中隔壁からそれぞれの浴室に向かう灯りは正に「街灯」そのものです(是非その目でご確認を・・・)。

浴槽は、岩の入った湯口のあるバイブラ付き外側浅浴槽と座風呂1基のある内側深浴槽に加えて、最内側の釜場への戸の前に、煉瓦造りの薬湯(訪問時はバスフレンド生薬でした/温め)が増設されています(釜場へは浴槽の縁を伝って行くことになります)。

カランは、押し手のほとんどが銀色のハンドルタイプで(Waguriの球形と温泉マークが3つずつ残っています)、内側5つ(奥の1つは塞がれている/ここだけ温泉マークの取っ手の固定シャワー付き)、6つ&6つの島(シャワーはなく三角鏡はなぜか中央の4つにしかありません!)、外側6つ(鏡のみ/手前1つが囲われて変わった形の立ちシャワーに!)の配置です。湯道具置き場は狭く、昔のタイルのままです。

黄色の無地のケロリン型湯桶と一部に緑のM字椅子が使われています。

ペンキ絵の代わりにクリーム色の金属製壁材が張られているのが惜しまれますが、浴室中隔壁の鈴栄堂九谷(章仙作)の「多数の和船の浮かぶ海~清水寺風の山寺(五重塔や舞台がある)の春景(満開の桜がある)」のタイル絵は圧巻です(状態良)。2つの橋の上に描かれた子どもと母親が、何やら「こどものくに」時代のテイストです(是非その目でご確認を・・・)。

実は・・・隠れた見所は・・・何とトイレです。

水洗化されているものの白壁&木製窓&木製天井とレトロさを残すトイレには、「Hideo A」の銘のある「湖から望む富士」の小さな正方形タイルが貼られています(是非是非その目でご確認を・・・)。

玄関などにバリアフリー対策の手摺りもありました。

レトロ銭湯好きには見所の多い銭湯です。是非!

追記
定休日は毎週水・土曜日になっています。

拍手[7回]

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【2011/09/20 19:25 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
都(営)バス (23区内)一日乗車券
ToeiBus1dayPass.jpg「(原則)一日一湯主義」では交通費が問題ですが、各種の「お得な乗車券類」を駆使してみるのもおもしろいでしょう。

今回は「都(営)バス (23区内)一日乗車券」を利用してみました(前売り券もあります/当日券は都バス車内でも購入可能です/PASMOやSuicaに付加する「都バスIC一日乗車券」もあります)。

東武伊勢崎線谷塚駅で下車し、徒歩で「毛長川」を越えて埼玉県草加市から東京都足立区に入り、北47系統で北千住、草43系統で浅草、S-1系統(土休日のみ運行)で東京駅(丸の内口)、さらに東98系統(東急バスと共同運行)と乗り継いで世田谷区等々力へ向かいました。

帰りは、世田谷区等々力から東98系統(東急バスと共同運行)で東京駅(丸の内口)、歩いて東京駅を抜けて、東京駅(八重洲口)から東42甲系統で浅草、さらに草43系統と乗り継いで北千住まで戻りました。

北千住で一杯・・・のため終バスを過ぎましたので、ここから先は東武伊勢崎線で帰宅しました。

たまにはバスから車窓の景色を眺めるのも一興です。新たな発見がありますよ。

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【2011/09/20 18:09 】 | 雑記 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
世田谷区のその他の廃業銭湯(+経緯説明)
☆世田谷46 白山湯(奥沢7-53-5)

2007.11.30の営業を最後に廃業となったそうです。

東急大井町線九品仏駅の北方500mまたは東急大井町線&東横線自由が丘駅(目黒区!)の西方500m程にありました(銭湯の建物内に世田谷区と目黒区の境があった!)。

建物は完全に消失し、コインパーキングになっていました。

ネット等に散在する情報を総合すると、後方に屋号入りのコンクリート製円筒型煙突が聳え立ち、小路の奥に建つ、簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版で(電光看板あり)、籐製の籠も使われ、横に広い浴室には家庭ポリ浴槽の小さな水風呂があったり浴室からもトイレに行ける戸があったりといった特徴があり、古くは「西伊豆(早川利光氏作?)、新しくは「ヨットの浮かぶ湖からの富士(中島盛夫氏作?)」のペンキ絵があり、浴室中隔壁に「湖畔に建つ城」の洋風モザイクタイル絵があり、底に「サウナ ハクサン」と入ったオリジナル黄色ケロリン型湯桶が使われていたようです(地下水使用?)。

日曜日には朝湯もあったようです。

<参考>
東京レトロを行く(の該当ページ)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/setagaya56a.html


☆世田谷38 ポカポカランド 新寿湯(玉川3-23-27)

2008.6.10の営業を最後に廃業となったそうです。

東急二子玉川駅北西約200mの懐かしい雰囲気の漂う二子玉川商店街の中にありました。

建物は完全に消失し、分譲マンションになっていました。

ネット等に散在する情報を総合すると、銭湯マークと屋号入りの先端が細くなったコンクリート製円筒型煙突が聳え立ち、奥まった配置の、簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版だったようです。温泉銭湯(黒湯…濾過されて淡褐色-メタ珪酸とメタ硼酸と重炭酸曹達で温泉に該当/源泉水風呂と加温浴槽あり)で、「湖から望む富士(男湯に軍艦?女湯に日の丸ペイントの戦闘機という不思議な構図だったらしい)」の立派なモザイクタイル絵もあったようです。

<参考>
東京レトロを行く(の該当ページ)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~wadyfarm/setagaya47a.html


在りし日の銭湯たちを想い、合掌!


・・・というわけで、廃業した「世田谷46 白山湯(奥沢7-53-5)」の跡地の確認後、最初に目指した「世田谷45 松力の湯(等々力5-20-19)」は休業中?になっており、次に目指した東急大井町線上野毛駅至近の「世田谷39 錦湯(上野毛1-17-13)」は「水曜と土曜休み」に変わっており入れず(東京銭湯お遍路MAPでは「水曜と第2・4土曜休み」になっています)、こうなれば仕方がない・・・と、廃業した「世田谷40 喜久の湯(中町5-35-7)」と「世田谷38 新寿湯(玉川3-23-27)」の状況を確認して、「世田谷37 藤の湯(玉川台2-1-16)」の訪問となりました。思わず「世田谷区内散歩(=大移動)」をしてしまいました。世田谷区の銭湯の廃業も著しいようで、とても残念です。

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【2011/09/20 18:00 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
世田谷40 喜久の湯【廃業】
setagaya40-kikunoyu.JPG住所:世田谷区中町5-35-7

東急大井町線上野毛駅の北方800m程にあります。

玄関部分に千鳥破風を冠したやや簡素な造りの東京型銭湯の建物はそのまま残っていました。玄関脇はガラスブロック壁で上部に凝った欄間があります。ネオン看板の名残があります。後部に良い色の着いた枠付き金属製細円筒型煙突が見えます。コインランドリーと自動販売機のみ営業しているようです。

ネット等に散在する情報を総合すると、側面にも描かれた西伊豆(平成17年12月19日画)のペンキ絵のある、ややコンパクトな東京型銭湯だったようです。

また1つ、味のある銭湯が歴史の彼方に去ろうとしています。合掌!

拍手[1回]

【2011/09/20 15:48 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
世田谷45 松力の湯【休業中?】→【廃業】
setagaya45-matsurikinoyu.JPG住所:世田谷区等々力5-20-19

東急大井町線尾山台駅の北北東300m程にあります。

後方に温泉マークと屋号入りの銀色円筒型煙突が聳え立つ、玄関部分に千鳥破風を冠した宮造りの建物はそのままですが(昔の香りが漂う玄関周りは健在で暖簾も見えます)、玄関横の自動販売機は撤去され、コインランドリーの中も機械が外されて空っぽになっていました。

組合や区のHP上は休業中扱いですが、2010年2月?頃の営業を最後に閉まったままのようです。

再開する雰囲気が感じられません。

ネット等に散在する情報を総合すると、玄関にはおしどりの木板鍵の下足箱があり、番台形式&木調の折上げ格天井&しっかりと磨かれた木床の脱衣所では、たくさんの籐製の脱衣籠と幾つかのおしどりの木板鍵の脱衣ロッカーが使われ、旧型マッサージ機があり、恵比寿様や宝船などの縁起物の額が幾つか飾られ、外側には立派な庭もあるようです。止まっている柱時計に記された3桁の電話番号が銭湯の歴史を物語っているようです。タイルを含めてあまり直しのないシンプルな浴室及び浴槽で、早川利光氏による伊豆海岸のペンキ絵があり(平成20年10月29日画/前作は同氏による西伊豆-平成16年8月11日画)、浴室中隔壁には洋風の山々のモザイクタイル絵があるようです。底部に温泉マークサイドラインの入った白いケロリン型湯桶が使われているようです。

そんな落ち着きのある昔のままの東京型銭湯のようです。

また1つ、味のある銭湯が歴史の彼方に去ろうとしているのでしょうか(諸事情により届けを出していない組合未把握の廃業銭湯なのかも知れません)。

心配です・・・。

もしも・・・営業が再開されましたら、ご一報をお願いします!

追記(2011.10.18)
「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」では休業中になっています。

再追記(2011.11.13)
2011年11月9日現在の廃業銭湯一覧に掲載されましたので、正式に廃業が申請された模様です。建物もいずれ撤去されるのでしょうか。在りし日の賑わいを想いつつ合掌!

拍手[4回]

【2011/09/20 15:23 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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