住所:世田谷区等々力5-20-19
東急大井町線尾山台駅の北北東300m程にあります。
後方に
温泉マークと屋号入りの銀色円筒型煙突が聳え立つ、玄関部分に千鳥破風を冠した宮造りの建物はそのままですが(昔の香りが漂う玄関周りは健在で暖簾も見えます)、玄関横の自動販売機は撤去され、コインランドリーの中も機械が外されて空っぽになっていました。
組合や区のHP上は休業中扱いですが、2010年2月?頃の営業を最後に閉まったままのようです。
再開する雰囲気が感じられません。
ネット等に散在する情報を総合すると、玄関にはおしどりの木板鍵の下足箱があり、番台形式&木調の折上げ格天井&しっかりと磨かれた木床の脱衣所では、たくさんの籐製の脱衣籠と幾つかのおしどりの木板鍵の脱衣ロッカーが使われ、旧型マッサージ機があり、恵比寿様や宝船などの縁起物の額が幾つか飾られ、外側には立派な庭もあるようです。止まっている柱時計に記された3桁の電話番号が銭湯の歴史を物語っているようです。タイルを含めてあまり直しのないシンプルな浴室及び浴槽で、
故早川利光氏による伊豆海岸のペンキ絵があり(平成20年10月29日画/前作は同氏による西伊豆-平成16年8月11日画)、浴室中隔壁には洋風の山々のモザイクタイル絵があるようです。底部に
温泉マークと
サイドラインの入った白いケロリン型湯桶が使われているようです。
そんな落ち着きのある昔のままの東京型銭湯のようです。
また1つ、味のある銭湯が歴史の彼方に去ろうとしているのでしょうか(諸事情により届けを出していない組合未把握の廃業銭湯なのかも知れません)。
心配です・・・。
もしも・・・営業が再開されましたら、ご一報をお願いします!
追記(2011.10.18)
「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」では
休業中になっています。
再追記(2011.11.13)
2011年11月9日現在の廃業銭湯一覧に掲載されましたので、正式に廃業が申請された模様です。建物もいずれ撤去されるのでしょうか。在りし日の賑わいを想いつつ合掌!
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