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【2025/04/23 12:49 】 |
北29 稲荷湯 ~映画「テルマエ・ロマエ」ロケ地~
kita29-inariyu.JPGいつもは「気が向くまま」に訪れる私の銭湯お遍路なんですが、前項、

「赤箱ルシウスを探せ!」キャンペーン
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/372/

・・・のご縁を得たこともあり、

映画「テルマエ・ロマエ  THERMAE ROMAE」
=4月28日(土)全国東宝系ロードショー=

<公式サイト>
http://thermae-romae.jp/index.html

・・・のロケ地である「北29 稲荷湯(滝野川6-27-14)」を狙って訪れてみました。

銭湯お遍路257軒目です。

建て込んでいるため、これ以上の構図では撮影できませんのでお許しを・・・。

北区が南西に張り出した地域(瀧野川區の名残り・・・瀧野川は石神井川の別称)にありますので、同区内の各駅よりも都営三田線西巣鴨駅(豊島区)や同新板橋駅及びJR埼京線板橋駅(どちらも板橋区)の方が近いというなんとも不思議な状況になっています。

JR&都営三田線巣鴨駅から、とげぬき地蔵尊(高岩寺)前を通る「巣鴨地蔵通商店街(巣鴨地蔵通り)」、次いで都電荒川線庚申塚駅前を通る「庚申塚商栄会(庚申塚通り)」、さらに明治通りを渡って「滝野川銀座」と旧中山道を辿ってみるのも風情がありましょうか。

女将さんのお話によれば、大正期の創業で、現在の建物は昭和5年の建築とのことです。

ほぼ木造そのままの荘厳な外観で、正面側からはそれぞれに鬼瓦と懸魚の付いた千鳥破風・唐破風・千鳥破風の三層構造のように見えます(このように立派な造りはなかなかないでしょう)。下部は石&上部は木&玄関近くはブロックの塀も昔のままのようです。鬱蒼と茂った庭木が歴史を物語ります。後部には金属巻きコンクリート製?円筒型煙突も聳えています。

薪で沸かしているようです。

墨字で屋号が書かれた木製看板が欄間状の上窓部分に掲げられ、丸に蔦の家紋と屋号が染め抜かれたオリジナルの紺暖簾のかかる入口の奥の玄関は、当然の如く格天井で、前方にやや張り出し、新しい木札鍵の松竹と小さなアルミ板鍵でアクリルの戸の同じく松竹の下足ロッカーの置かれた側方の張り出し部分が折上げ格天井風になっているという、非常に凝ったものです。松竹M型錠の傘立てもあります。

上部のガラスに男湯&女湯の表示が書かれた木製の引き戸を開けて入ると外側に張り出したタイプの脱衣所で、白壁、焦げ茶色で木調の格天井(張り出した部分も同様)、よく磨かれた木床、浴室周りや脱衣所上部を除いた建具や柱及び梁は木製のまま・・・とほぼ昔がそのまま残されています。もちろん雲形飾りの付いた古めかしい木製の番台があり、小物箪笥も同様に年季が入っています。

ディンプル鍵の松竹の脱衣ロッカーと籐製の籠が3つ使われています。大きな木製の縁台や屋号入り針式keihoku hakariもあります。トイレは古いタイプの水洗です。

手前側には金魚のいる池や石灯籠のある手入れの行き届いた庭があり、こぢんまりした木製の縁側(女湯側は張り出し天井になっている)で涼むことができます。

浴室は大橋ブルーに塗られた東京型の天井ですが、湯気抜き部分が比較的縦長で、側方の流れる部分が広くなって蛍光灯が2列配置されています。

戸や窓はアルミサッシになっていますが、柱や梁などは木製のままです。

浴槽は内側深浴槽(かなり深い!熱め!)と外側浅浴槽(ジェット3基&外側にバイブラ)の通常配置の2槽式です。

浴槽背面は花柄のタイルで、中隔壁には幾何学模様のタイルが配されています。

ペンキ絵は丸山清人氏作で(平成23年8月3日 画)、男湯は本栖湖(からの富士)、女湯は潮岬です。外側が前方に彎曲してやや側方まで続いています。

カランは銀色ハンドルタイプの押し手で、内側8つ(固定シャワー/奥1つはシャワーなし)、6つ&6つ(板状鏡で上に道具置き棚付き/シャワーなし/手前1つは板状鏡から外れている/手前に別にロングシャワーが1つずつ)の島が2つ、外側7つ(固定シャワー/手前1つは囲われてロングシャワー2本(湯と水?)付き)の配置です。

なかなかお目にかからなくなった木製の湯桶が心地よい音を響かせています(常連の心意気か入口脇にきちんと積まれています)。

話題の映画のロケ地であることをさておいても(聞きつけた銭湯ファンが多数来ていました)、なにやら落ち着くとってもいい銭湯です。

是非、足を運んでみてくださいませ。お勧めです!

追記
脱衣所に貼られたテルマエ・ロマエ版の「入浴する前にごらんください Look! Before you go in...」ですが、惜しむらくはラテン語併記ではありませんでした。さすがにそこまでは凝りませんかねぇ・・・。

追記(2012.4.20)
「1010 115 2012 / April(最新号)の P.P.3~5」に、「1010」創刊20周年×「テルマエ・ロマエ」公開記念特別コラボ企画として特集記事が掲載されました。こちらも合わせてご覧くださいませ。なお1010はバックナンバーを含め東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPでオンライン版が読めます。記事によれば、「墨字で屋号が書かれた木製看板」は映画の撮影に使われたものをそのまま譲り受けたとのことです。

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【2012/04/16 21:18 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0)
「赤箱ルシウスを探せ!」キャンペーン
映画「テルマエ・ロマエ THERMAE ROMAE」公開記念キャンペーンとして(4月28日(土)全国東宝系ロードショー)、

お風呂を愛するのは、古代ローマ人と、日本人と、牛乳石鹸だ!!
「赤箱ルシウスを探せ!」キャンペーン


・・・が始まりました。

応募期間は2012年4月16日(月)-本日-から6月17日(日)までです。

全国の銭湯で、“牛乳石鹸「赤箱」”を片手に持ったルシウスポスターを探し、キーワードを入手して(ごく簡単なものですがblog / mixi / twitter / facebookなどでの公開はいけませんよ!)、牛乳石鹸のHPからご応募ください。

私は前項の、

埼玉県川口支部1020 湯パークラヂウム
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/371/

・・・でポスターに巡り会いました(これ以上ないナイスなタイミング!)。

抽選で100名様に牛乳石鹸「オリジナルオルゴール(非売品)」をプレゼント!

奮ってご応募くださいませ(あっ・・・ここで宣伝すると競争率が上がって自分に不利に・・・まぁいいいか!)。

↓詳しくはココです(牛乳石鹸HPの該当ページ)
http://www.cow-akabako.jp/

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【2012/04/16 10:56 】 | 銭湯あれこれ | 有り難いご意見(0)
埼玉県川口支部1020 湯パークラヂウム(旧ラジウム湯)
kawaguchi1020-yuparkradium.JPG例によって既に昨日になりましたが、折角の休日にもかかわらず結構な雨が降っておりましたので車で、久し振りに埼玉県の銭湯を訪れました。

「埼玉県川口支部1020 湯パークラヂウム(朝日1-7-18/ラジウム湯)」です。

埼玉県27軒目になります。

片側2車線のかなり交通量の多い岩槻街道(国道122号線)沿い(埼玉高速鉄道の南鳩ヶ谷駅から南方に約800m)に建つ新しい造りの銭湯です。1階(と敷地の一部)が広い駐車場になっており、後方には枠付き金属製細円筒型煙突が聳えています。大きく目立つ看板もあります。「夢の公衆浴場」とのキャッチコピーにニヤリとします。ラジウムならぬラヂウムの屋号に期待感が増します。

角にある玄関(木札鍵の松竹の下足ロッカーと小さなアルミ板鍵の松竹の傘立てロッカー及び松竹M型錠の傘立てが使われています)から階段で2階に上がり、自動券売機(2台)で入浴券を購入して自動ドアを開けるとフロントです。大女将はかなりのご高齢のようです。

カウンターを備えた(現在は観葉植物の棚化しています)かなり広い休憩室(=ラウンジ(自販機コーナー)・・・酒類を含む飲料の自動販売機があり多種のおつまみも販売)と神棚のあるマッサージルームが自由に使用できます。

簡素な脱衣所ではディンプル錠の松竹の脱衣ロッカーに加えて籐製の長方形の籠も2つ使われています。トイレは前室のある比較的立派なものです。

浴室もシンプルで、天井はコンクリート製の船底型、中隔壁には「クラシックカーと女性」のよく見る柄のタイル絵が3つあります。浴室中央に街灯型の照明があります。

内側奥にサウナ室(遠赤外線サウナ/別料金/男性のみ)があり、その手前壁に内側から座風呂・エステジェット・寝風呂が並び、続いて内側縦配置にデンキ風呂、浅風呂、そして手前側にうたせ風呂(スイッチ式)があります。内側に張り出す形で類円形のバイブラ風呂兼薬風呂があります。浴室入口脇に立ちシャワーが2基あります。外側奥が冷水風呂兼薬湯で(ローズマリー&マジョラムでした)、ドア2枚を隔てたさらに奥に竹状の壁&簾の天井で目の前に煙突が見える露天風呂があります。

カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で、冷水風呂の壁に3つ、4つ&4つの横壁、3つ&3つの横壁、手前に3つの配置です。

「埼玉県浴場組合(おそらく元々は赤色)」とサイドに入った使い込まれた白ケロリン型湯桶が使われています(サイドに赤ラインの入った白ケロリン型湯桶も1つだけあります)。

脱衣所に貼られた「當銭湯由来記」によれば、昭和5年4月に内務省衛生試験所より「ラヂウムエマナチオン含有」の検定を受けて創業した温泉銭湯で(温泉井戸は昭和4年夏に完成・・・興味深い大師(弘法大師?)が絡んだ温泉発見の経緯は是非その目でご確認ください!)、マッサージルームに貼られた昭和25(1950)年頃の写真によれば、かつては旅館も営んでいたという「由緒正しきラヂウム温泉銭湯」です。女将さんや常連さんが「昔(区画整理前)は岩槻街道も片道1車線の狭い道路で周りは田んぼだったのよ!」「東京からの泊まりがけの入浴客も多く、ラジオが取材に来たこともあったわ!」・・・と教えてくれました。

湯船に浸かり、そんな昔を偲んでみてはいかがでしょう。

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【2012/04/15 11:45 】 | 埼玉県 | 有り難いご意見(0)
旭川支部-旭川32 ニュー金の湯(旧 金の湯)
asahikawa32-New-kanenoyu.JPGスケジュールの関係でアップが遅くなりましたが、2012.4.7、年度初めの帰省のついでに「旭川支部-旭川32 ニュー金の湯(かねのゆ/金の湯/南1条通26丁目)」を訪れました。

旭川東警察署から200m程南の市街地にあるビル型銭湯で、と屋号が外壁に書かれ、広い駐車場があります。

道北らしい風除室を抜けて入ると、スチールの下足ロッカーのある玄関から続く広い休憩スペース(飲料の自動販売機が多数あります/なぜか豆腐も売られています)とフロントです。

シンプルな脱衣所では長方形のプラスチック籠を使った脱衣棚とスチールロッカー(鍵はフロント貸し出し・・・保証金100円)が使われています。飲料水はπウォーターです(お持ち帰りは有料)。

浴室天井は男女の境に湯気抜きのある金属スレート製で少々すり鉢状です。

手前に流出口のある大きめの流れ風呂(43℃)、寝風呂5基(40℃)、回転風呂(湯が回る円形浴槽/40℃)、バイブラ風呂(40℃)、漢方薬湯(ダイコー薬風呂/39℃)が組み合わさって中央配置になっています。外側手前にサウナ室(乾式/無料/TV付き)とその向こうに水風呂もあります。入口横に2×2方向のボディーシャワーと上り湯用?のロングシャワーが1つあります(下にあるカランの押し手のみが宝です)。

浴室周囲を取り囲むように▽の押し手のカランが配置されており、内側15ヶ所(湯のみ/ロングシャワー)、奥13ヶ所(湯のみ/固定シャワー)、外側11ヶ所(湯と水の斜め配置/固定シャワー)になっています。

関西サイズの黄色のケロリンの湯桶と一部に緑のM字椅子が使われています。

大人410円、中人140円、小人70円と大人料金は北海道の公示料金よりも10円お安くなっています。11枚で4100円、23枚で8200円、35枚で12000円の独自のお得な回数券もあります。

注)例年の旭川・上川・美瑛銭湯スタンプラリーには参加されておられません。

これで旭川市内の銭湯を全て当ブログでご紹介しました。

お好きな銭湯を選んで訪れていただけますと幸いです。

追記
雪解けを待って(道北はまだまだ深い雪の中です)、旭川市を起点に周辺(といってもかなり遠いですが・・・)の銭湯に足を伸ばす予定です。ご期待ください。

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【2012/04/10 15:08 】 | 北海道 | 有り難いご意見(0)
江東5 亀の湯
koutou5-kamenoyu.JPGスケジュールの関係でアップが遅くなりましたが、年度末の過酷勤務をこなしたご褒美のように平日休みが取れましたので、2012.4.5、町工場が散在する古い下町にある「江東5 亀の湯(猿江1-18-9)」を訪れました。

銭湯お遍路256軒目です。

実は、墨田区にある押上駅から南下して、「墨田38 楽天浴場(江東橋4-15-1)」の長期休業を再確認し、江東区に入り付近の銭湯の外観写真を撮影しつつ向かった「江東7 小山湯(海辺18-5)」が臨時休業だったため(&近くの未訪問銭湯が木曜日定休だったため)戻ったのでした。

最寄りの東京メトロ半蔵門線&都営新宿線住吉駅の西南西500m程に建つ昭和54年12月竣工のビル型銭湯です。上階は賃貸マンションで、脇の入口は2階のコインランドリーのものです。正面壁には屋号が書かれ、上方の看板には「入浴は美容健康の源」、玄関横の看板には「まろやかな漢法のくすり」「温る 健康増進…の」「下町の名湯」のキャッチフレーズが踊ります。3方に銭湯マークと屋号とサウナの文字書かれた(1方は梯子)コンクリート製四角柱煙突があります。玄関前に休憩用のベンチが置かれています。基本的に薪で沸かしているようです。

玄関は入口は男女別々ですが中は一緒で(なぜかシャッターが不完全に開いています)、木札鍵の松竹の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てが使われており、煉瓦調の壁に洋風の木製レリーフの飾りがあります。

内部は以前の建物からの再利用と思われる部材を生かして、ビル銭湯ながら昔の雰囲気を色濃く残しています。

木製の引き戸の奥の脱衣所は格天井&木床で、アルミ板鍵とディンプル錠の松竹の脱衣ロッカーが使われています。綿棒は無料サービスです。

礼儀正しいご主人が座る番台は逆向きになっており、その壁に札幌農学校(北海道大学)初代教頭であったクラーク博士(ウィリアム・スミス・クラーク:William Smith Clark)の“Boys, be ambitious!”の言葉の全文が貼られています(・・・が後の創作のようです)。

<参考>
北海道大学附属図書館 HOKKAIDO UNIVERSITY LIBRARY
“Boys, be ambitious!”について
http://www.lib.hokudai.ac.jp/modules/tinyd44/index.php?id=116

お馴染みの田村隆一の詩や映画版テルマエ・ロマエのポスターに加えて、ご主人の趣味なのか天皇一家の写真、ルノアールの絵の模写、竹久夢二の絵の模写、様々な歴史関係の本などが掲示・常置されています。

浴室も、中央がやや高い金属スレート天井&普通のタイルの壁と床ながら、正面壁全体が「山中の滝(秋景?/男湯)」&「紅葉と山々?(女湯)」の約10cm角のタイル絵で、中隔壁には「岸に水車小屋があり和船の浮かぶ湖から望む富士」の同じく約10cm角のタイル絵があります。

浴槽は通常配置の2槽式の改造版で、内側深浴槽の内側半分にあたる部分が釜場への戸とともに囲われて湿式サウナ(別料金)になり(正面壁と中隔壁のタイル絵もそのまま組み込まれています)、内側深浴槽の外側半分を浅くし外側浅浴槽と繋げてバイブラとジェット2基及び最外側内向きに電気風呂が作られています(増設された電気風呂用の横壁と浴槽手前壁の狭い間隙が足湯のようになっています)。内側手前にロングノーズ2本(湯と水)の立ちシャワーもあります。

カランは固定シャワー付き(やや不揃い)の茶色ハンドルタイプの押し手で、内側5つ(奥1つは湿式サウナ用に転用)、6つ&6つの島、外側6つ(手前1つがロングシャワー)の配置です。

黄色のケロリンの湯桶と一部にM字椅子風の緑色と灰色のプラスチック椅子も使われています。

d73b7ed0.jpegなお、すぐ近くの猿江橋からはこんな写真が撮れます。

『桜咲く大横川とスカイツリー』です。

風が穏やかであれば、川面にスカイツリーがはっきり映ったのですが・・・。

春のそぞろ歩きと銭湯もいいもんですよ。是非。

注)猿江という町名は、康平年間(1058年頃)に、「源義家臣猿藤太」と書かれた鎧を着た武士の遺体がこの地に流れ着き、住民たちが祠を建てねんごろに弔ったという伝説に由来するとのことです。埋め立てが進む前は海岸に面した漁師町で、江戸期には既に猿江村とよばれていたようです。関東大震災や東京大空襲で大きな被害を受けた地区でもありました。

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【2012/04/08 17:06 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0)
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