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主たる職場の変更や引っ越しをともなう年度替わりのためバタバタしておりアップが遅くなりましたが、2011.4.1に「埼玉県越谷支部(吉川市)514 松乃(の)湯(吉川市(大字)平沼139)」を訪れました。
埼玉県6軒目になります。 つくばエクスプレスの開通もあってベッドタウン化しつつある吉川市にあって昔のままの街並みを残した地区にひっそりと佇む、大正末期に建て始め昭和の初期に創業したという小さな銭湯です(ご主人談)。 木造の簡素な造りの外観がほぼそのまま残されており、玄関上方の欄間や電気看板に昭和の香りが漂います。 古いマーブル状タイルの装飾壁が正面にある玄関に下足箱は縦3×横8しかなく、上がり台から引き戸を開けると、同じ高さの入口部からさらに一段上がって脱衣所になります。 磨き込まれた木製の床、白壁、簡素な棹縁天井、脱衣ロッカーは縦2×横5しかなく基本的には籐製の籠を使用、籐製の椅子、置き道具棚付きの番台、丸い小さな手洗い、古いマッサージ機(ご主人が座っておられたので詳細は確認せず)、年季の入った山岳写真(男湯)&湖のある風景画(女湯)・・・とレトロ感に溢れています。 埼玉独自?の英語併記のイラスト入り注意書きがあります。 良く手入れされた浴室は、薄緑色の天井(蒲鉾状の湯気抜き)と壁と釜場への木戸で、外側は観葉植物を並べた出窓です。 上面のみ改修され内部は古いタイルのままの浴槽は、本当に!深風呂と内側にバイブラ&外側に湯の沸き出し口のある浅風呂(・・・といっても深い)です。外側壁に小さめの水カランがあり、浴槽中隔には何故か縦になった水カランの名残(回せない)があります。 カランは押し手が新旧混在した温泉マークで(2つのみハンドル)、内側6つ(奥側4つは固定シャワー3つで食い違っています)と外側5つ(固定シャワー)に加えて、何と・・・何と・・・何と鏡もシャワーもない1つ&1つ・・・しかも縦向き!という驚きの島があります(千葉県 茂原1 桜(櫻)湯と並んで日本最小!?・・・しかも縦とは!!!)。 参照↓ http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/60/ さらに驚くのは、中島盛夫氏&田中みずき氏によるペンキ絵で(2010.9.13作)、通常位置に「川の上流からの富士=利根川上流?(男湯)」&「同じく川の上流(・・・富士はなし/女湯)」があるのに加え、浴室中隔壁に3分割された画面の「松島(男湯)」&「西伊豆?(・・・ブログから判断/女湯)-こちらは‘ほぼ’田中みずき氏による」があるのです。 詳細は「銭湯ペンキ絵師見習い日記」をご参照下さい。 http://mizu111.blog40.fc2.com/ さらにさらに浴槽外側面には金魚の水槽まで埋め込まれています。 白いケロリンの湯桶(無地もあり)と緑のM字椅子が使われています。 トイレは水洗化されていました。 感動のあまり思わず長文になってしまいました。遠くからでも遙々訪問する価値のある愛好家にはたまらない銭湯です。是非是非是非~! PR |
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