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例によって既に昨日になりましたが、転居をチャンスに東武伊勢崎線の駅を起点として銭湯探訪をしてみようと、今回は始発駅の1つである東武浅草駅に降り立ってみました。
ついでに下町をぶらっと散策していると・・・ん?・・・。 店先に張られたレトロ調のポスターの中に、な・・・な・・・何と銭湯内部の情景が描かれているではありませんか! 何だろうとしげしげと読んでみると、「あほまろコレクション 参拾坪の秘密基地開設記念特別展 オープン記念は、下町・ジオラマの世界 懐かしの浅草絵葉書 そして、ハッピーマッチの世界 お楽しみください。(4月23日オープン)」と書かれています。 こりゃぁレトロ銭湯のジオラマが展示されているに違いありません。 会場は雷門から程近く(台東区雷門1丁目14番16号 黒澤ビル2階)、しかも『入館無料』です。 もう、行ってみるしかありません。 配布されている宣伝用葉書(写真/この上部にも銭湯内部の情景が描かれている)を手に向かってみました。 普通のビルの階段を上がった2階の小さな資料館に、たくさんの懐かしマッチなどに加えて種々のレトロな風景のジオラマが展示されており、やはりそこにはレトロ銭湯のジオラマがぁ・・・! 1.湯屋(竹の湯)・・・江戸時代後期 「桶細工師 三浦 宏(三浦玉舟)氏」の作品。「弓射る」の銭湯の看板、石榴口のある浴室、庶民の社交場であった2階といった江戸の銭湯(男女別)が圧倒的なディテールで再現されており、しかも入口や窓や後面さらには屋根が省略された後部の上方から、その内部も精巧な立体模型として観察できます。 2.明神湯・・・昭和33年の開業当時 かの有名な「叙情派ジオラマ作家 山本高樹氏」の作品。ペンキ絵とタイル絵は言わずと知れた「庶民文化探究家 町田忍氏」による。今も変わらず営業を続け「キング・オブ・銭湯」と称される明神湯(大田50/南雪谷1-14-7)の昭和33年の開業当時を忠実に再現したもの(実物の明神湯の脱衣所にはこのジオラマの写真が飾られています)。唐破風を冠した宮造りの外観は元より、庭や釜場、ペンキ絵やタイル絵や広告や料金表といった内部のディテールは圧倒的で、薪を切る主人、縁側で涼む男性、怒られるこどもと怒る年輩男性、入れ墨のある男、縁側で涼む美人?・・・など、登場する人々は今にも動き出しそうです(女湯ばかり覗かないように!)。製作者による幾つかのお遊びもあります(実物でご確認の程!)。〔残念ながらこんな文章では感動が伝えきれな~い!〕 背面の壁には、「銭湯背景画絵師 中島盛夫氏」による小型ペンキ絵(町田 忍氏所有/もしかすると背景画バスポスターの原画?)と「競細腰雪柳風呂(一惠齋芳幾画 江戸末期)」の複製も飾られています。 さらに奥には、廃業した銭湯(山㐂湯)にあったと思われる「大入りの額」も置かれています。 個人の著作物及び所有物のため敢えて写真は載せませんので、是非是非実際に足を運んでその目でご確認下さい。レトロ銭湯愛好家であれば涙を流さんこと請け合いです。社団法人 日本銭湯文化協会が主催する銭湯検定のまたとない勉強の機会にもなりましょう。 詳しくは公式HP(まだ制作途中とのこと)をご覧下さい。 http://ufo.jp/ PR |
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