何やかんやで多忙だったため、いつの間にやら一昨日になってしまいましたが、前回「思わず♪遠くへ♪来たもんだ~♪」になってしまって入れなかった「葛飾52 観音湯(奥戸6-27-19)」のリポートです。
銭湯お遍路173軒目です。
JR総武線の北側、新小岩駅と小岩駅のほぼ中間点(・・・といっても新中川と常磐線-総武線を結ぶ貨物線を越えないだけ新小岩駅の方が近いかも知れません)の環状7号線脇にあります。
煉瓦をあしらった一風変わったコンクリート建築で(敢えて言えばステーキレストランか山のレストハウスといった感じ!?/夜は正面にイルミネーションが・・・)、いい具合に煤けた円筒形コンクリート製煙突や側面が道路から観察可能です。
浴槽は、通常位置に、ハイパワージェット&ボディーマッサージの上段・・・から流れ下る下部に、ボディーマッサージと身体の不自由な方用の金属製座風呂と最外側の底部または側方からのジェット風呂各1つ・・・と内側縦配置で往復できる歩行湯(石踏みや踏竹あり/温め)、外側に小振りの薬湯(草津と那須が日替わり/入湯時は草津/水カランが硫黄のため黒変)&小振りの水風呂&サウナ(別料金)&立ちシャワー・・・となっています。
外側がやや低くなったほぼ平天井で、中央には1m弱四方の網部が4つ(湯気抜き)あります。
壁は白タイルに加えて、南国風の模様タイル(一部は鳥)があり、外側には「ヨットの浮かぶ海&海鳥&石積みと小舟2槽のある海岸」の大判タイルもあります。
ペンキ絵は中島盛夫氏によるもので(平成22.9.16:銘あり)、男湯は川の上流(利根川?)、女湯は白富士のようです。
浴槽背面から側面には、「岸に洋館のある湖から望む遠方の山々」のモザイクタイル絵があります。
ただし、モザイクタイル絵とペンキ絵に跨がって「大きなTV」があり、その上には「かなり大きなスピーカー」が出っ張って存在しています(江戸川39 新月湯に類似)。加えて、注意書きやらアルミ製の釜場への戸やら蛍光灯やらがペンキ絵を分断しています(中島盛夫氏も構図に苦労したのではないでしょうか)。
ケロリンの湯桶を使用しています。
脱衣所は山小屋のようにセンターが高い天井で、羽根の短い3枚羽根の天井扇が現役で作動し、浴槽の水カランや水洗化はされているもののトイレのマーブルタイルや下部のつまみをひねる手洗いが、それなりに古い銭湯であることを示しています。
鉄道の駅から近くはないですが、駐車場がしっかりありますので、ご家族連れでお車でどうぞ!
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