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仕事のスケジュールの関係で報告が遅くなりましたが、2012.5.12、青山での所用のついでに「渋谷15 広尾湯(広尾5-4-16)」を訪れました。
ついに・・・銭湯お遍路264軒達成(=3回目結願)です。 東京メトロ日比谷線広尾駅2番出口(外苑西通り沿い)南側すぐの広尾橋交差点を右折(西方向)してほんの30m程にあります。聖心女子大学の目と鼻の先です。 昭和期?建築の煉瓦調の壁があしらわれたビル型銭湯で、上階は賃貸マンションのようです。脇の路地を入ると、後方に3方に屋号の書かれたコンクリート製四角柱煙突が確認できます。 さらに路地を進むと、こんな大都会のど真ん中にもかかわらず、古い昭和期の住宅街が現れます。大使館の散在する地域だったため?空襲を免れたそうです。 上部に屋号が書かれ左右が飾り付きのガラスブロック壁になっている玄関では、木板鍵の松竹錠の下足ロッカーとアルミ板鍵の松竹錠の傘立てロッカーが使われています。 自動ドアの奥が木調の立派なフロントと休憩スペースで、壁には先代の建物(伝統的建築様式でした)のモノクロ写真も飾られています。 脱衣所もクロス張りながら洒落た天井で(プラスチック製の4枚羽根の白い天井扇が男女2つずつあります)、きれいに磨かれた木床、柱や梁は重厚な木製となかなかの造りです。入口側の壁の上部には「花畑の中の小径(男湯)」&「深い森の中?(女湯)」のクロス絵があります。ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています(鍵はフロントでの貸し出しです)。女湯には赤系のお釜型ドライヤーが2台あるようです。 浴室は白とオレンジのツートンカラーの蒲鉾天井で、タイルは一般に昭和テイストです。脱衣所との境の上部は海物の模様ガラスで、浴槽背面は波模様の配された白タイルです。浴室中隔壁には「クラシックカーと女性」のパターンが2つあります。 正面壁は「岸に古城が建ちヨットの浮かぶ湖から望む山々のスイスの風景(男湯)」から「白鳥の浮かぶ川(オランダなら川でしょう)と風車小屋のあるオランダの風景(女湯)」につながったモザイクタイル絵になっています。 浴槽は通常配置のシンプルな2槽式で内側から、バイブラ付きの深浴槽、バイブラ付きの浅浴槽、金属パイプの仕切りを挟んで座風呂2基と並んでいます。内側手前にロングノーズの立ちシャワーも3基あります。 カランは固定シャワー付きの平形Waguriの押し手で、内側4つ、6つ&6つの島、外側7つの配置です。 底部に廣尾湯と書かれたオリジナルの黄色ケロリン型湯桶が使われています。 広尾商店街振興組合 http://www.hiroo.info/ ・・・が発行するフリーペーパー「広尾walk」のvol.3 2012.5 P.14の記事「広尾のお宝」によれば(HPからダウンロード可能です)、大正7年の創業で、井戸水使用&廃材で沸かしている・・・とのことで、5代目になるお孫さん(女児)のお名前も銭湯に因まれたようです(敢えて書きません)。 大都会の中に残された昭和空間を全身で感じてみてはいかがでしょう。 PR |
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