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例によって既に昨日になりましたが、新宿での所用のついでに、千駄ヶ谷の昔ながらの街並みの中、国立能楽堂のすぐ近くにある「渋谷12 鶴の湯(千駄ヶ谷4-16-4)」を訪れました。
銭湯お遍路178軒目です。 最寄り駅は東京メトロ副都心線の北参道駅になります。 「東京メトロF副都心線 ぶらり散歩」のポスターに、「練馬5 ゆ~ポッポ(北町6-14-3)」「板橋10 大黒湯(大谷口1-47-5)」「新宿14 金泉湯(西早稲田2-16-20)」とともに紹介されています。 大正期の創業で、典型的な宮造りの外観がほぼそのまま残されており、懸魚付きの千鳥破風の下の壁には波模様が描かれています。玄関の上には欄間があり、側面の道路に回ると、切妻屋根の下の壁に赤い温泉マークも描かれています(珍しい!)。後方には屋号入りの円筒形コンクリート製煙突もあります。 格天井の昔ながらの玄関を抜けると、そこにはやはり昔ながらの番台形式の脱衣所が拡がっています。白壁と白壁を折上げた木調の格天井で、羽の短い3枚羽根の天井扇や旧式の照明(とその跡)があります。福の神の付いた扇形をした縁起物の古めかしい飾りもあります。 戸や窓の多くは木製のままで、外側には金魚のいる小さな池のある庭があります。 浴室は、タイルなどが改修されていますが、釜場への戸は木製で、白と焦げ茶に塗り分けられた天井も昔のままです。 改修された浴槽は、内側深風呂、外側浅風呂(座風呂2基とバイブラと岩盤泉2基あり)の2槽式です。 銘はありませんが、ペンキ絵は平成20年8月10日の中島盛夫氏と田中みずき氏によるもので(前の絵は平成18年5月12日とのこと)、男湯は「山中からの芸術的な富士」、女湯は比較的低い位置に描かれているので男湯からはほとんど見えません(富士ではないようです)。 参考 銭湯ペンキ絵師見習い日記 http://mizu111.blog40.fc2.com/ 無地の黄色ケロリン型湯桶が使用されています。 女湯にはお釜型ドライヤーがあるらしいです。 一風呂浴びて国立能楽堂のイベントへ・・・なんてのも粋ですかねぇ。 追記 親子連れが多く、女湯からも小中学生の会話が漏れ聞こえてきます。訪れた日は違いますが、毎月第2・4日曜日(午後4~6時受付)は親子ふれあい入浴デーで、渋谷区内在住の小学生以下の親子(祖父母でも可)は無料とのことです。 PR |
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