銭湯お遍路3冊目の最初の177軒目は、仕事の関係で立ち寄った秋葉原からちょいと歩いたJR総武線浅草橋駅の北西の蔵前橋通りに面する「帝国湯(浅草橋5-23-6)」です。
屋号から察するに明治時代初期の創業でしょうか。
10階建てのビルの1階にある正面に煉瓦風のタイルがあしらわれた銭湯ですが(玄関左右に硝子ブロック壁があります)、意外と言っては失礼ですが、中に入ると外部の都会とは隔絶した昔の雰囲気が漂っています。
古い下足入れのある玄関から入った脱衣所は番台形式で、木床はきれいに磨かれています。
比較的古いタイルの浴槽は、バブルのある深浴槽及びジェット2基とバイブラのある浅浴槽の2槽式で日替り薬湯です(甘草の湯でした)。
「山の小径とその脇の小さな教会から望む山々」のスイス風?のオリジナルタイル絵(女湯もほぼ同様)があります。
浴室のタイルも比較的古く、島は鏡のみでシャワーがありません。
無地の黄色のケロリン風湯桶が使われています。
脱衣所には何やら古そうな元壁型?扇風機があり(カバーがかかっていて詳細は不明です)、番台の後ろには「鳥越 帝国湯」の木札があります(住所変更前は鳥越だったそうです)。
横綱白鵬と元横綱朝青龍の手形&サインや長嶋茂雄と村山実の写真が飾ってあります。
どうやら薪で沸かしているようです。
秋葉原のメイド喫茶との梯子・・・なんていかがなもんでしょうかねぇ?
追記
話し好きの気のいいご主人で、いろいろと教えていただきました。「様々な理由で組合に廃業届を出すのが遅くなることがあるために組合が把握していない廃業銭湯もあるので気を付けてね」とのことでした。
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