本ブログ開設前の2010.7.16に訪れたことのある「江戸川2 長寿湯(平井6-71-5)」ですが(第2回 風呂屋の富士山詣で の完結3回目でした・・・ご好意で記念品代を無料にしてくれた優しいご主人でした)、東日本大震災の被害(煙突損傷)のため2011.6.22をもって廃業となってしまいましたので、前項の「江戸川23 日の出湯(松江7-11-18)」訪問のついでに(結構な江戸川区ウォークになりました)、現状を確認に行きました。
結果は・・・大変残念ながら既に更地となっており(新たな建物の建設準備中のようでした)、タイルの欠片が悲しく散らばっているのみでした。
写真は当時のものです。
JR総武線平井駅から北に600m程歩いた、荒川と旧中川の間の比較的古い住宅地の中にある、昭和後期?に建てられた簡素な外観の番台式銭湯でした(枠付きの円筒型細煙突がありました)。
玄関には木板鍵の下足ロッカーがあり、脱衣所は船底天井でした(小さいながらも庭がありました)。
浴室は蒲鉾天井で、タイルやカランはきれいに改修されていました。
浴槽も改修済で、ジェットや赤外線バイブラやボディーマッサージがあり、金属枠の湯口にはラジウム?鉱石と親子蛙が入っていました。
ペンキ絵は
故早川利光氏によるもので(平成20.9.17画-その前は平成18.9.9画)、男湯は伊豆、女湯は西伊豆、浴室中央に富士(麓の蛍光灯がちょいと邪魔)が鮮やかに聳えていました。
温泉マークと「銭湯は健康のもと(男湯)&入浴は健康のもと(女湯)」と書かれた立看板が描かれた、少々ポップなテイストのものでした(積極的に書き換えておられたようです)。
黄色のケロリンの湯桶が使われていました。
薪で沸かしている銭湯でした。
想い出を辿りつつ・・・合掌!
<その他の江戸川区の廃業銭湯の状況>
☆江戸川20 まりの湯(松江2-24-1)
完全に消滅し、貸し駐車場になっていました。敷地からはビル型のコンパクトな銭湯だったのではないかと想像します。東京銭湯お遍路MAPには「個室立ちシャワーの多い銭湯」と書かれています。
☆江戸川24 水神湯(東小松川4-28-8)
完全に消滅し、賃貸アパートになっていました。ネットに散在する情報によると、伝統的な造りの番台式銭湯で、
故早川利光氏による西伊豆のペンキ絵(浴室中央に富士)があったようです。江戸川競艇場に近く、勝った方々と勝てなかった方々の会話が飛び交っていたのかも知れません。
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