例によって既に昨日になりましたが、休日なので浅草からそぞろ歩いて、台東区北部の銭湯密集地域にある、「台東17 梅の湯(東浅草2-18-9)」を訪れました。
銭湯お遍路224軒目です。
最寄りは南千住駅で、吉野通りを600m程南下した交差点脇の奥まった敷地に建つ、簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版です(外壁の換気孔が凝っています)。キャッチフレーズの「やすらぎの湯」と屋号に加えて屋号に因んだ梅の花が書かれた洒落た看板を潜った、改修中のビルと昭和期の商店の間の路地の奥に、前方に増築したと思われる玄関があります。特殊な形の敷地のため、コインランドリーはお隣の昭和期の商店の陰にあり(わかりにくいので銭湯入口への案内看板があります)、その上方に枠付き銀色金属製細円筒型煙突が見えます。
玄関には木板鍵の松竹錠の下足ロッカーや松竹M型錠の傘立てがあり、脱衣所中央部を仕切った形でフロント(屋号の木製看板あり)と休憩スペース(東京スカイツリーの写真多数)があります。
脱衣所は飾り天井で、上部は白壁ですが下部は改修されています。ペンキ絵の画題の1つである「和歌山 円月島」の写真(カレンダーのもの?)が貼られています。普通の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています。
浴室も天井と外側上部の壁や窓は昔のままですが、下部はモダンな白系タイル(一部はカラー)で改修されています。正面壁は山をモチーフとした?立派なレリーフタイルで、浴槽背面には古代風?の魚や貝の模様タイルがあります。
浴槽は外側逆L字配置で、内側からエステジェット、ボディーマッサージ、枕のある浅風呂、角にヘルツバス(電気風呂)と並び、三角の湯口のある壁を挟んで薬用風呂(ピンクのコラーゲンバスでした)、露天風呂への出入口を挟んで小さな石蛙が乗っている三角の湯口のある冷水風呂('09の風呂屋の富士山詣での記念品バスポスターが貼られています)、さらに外側手前にスチームサウナ(無料)という配置になっています。
露天風呂は石積風で片屋根があり、なかなか大きなスダジイ(ブナ科)の下で、浅草ほうずき市の風鈴のかかった植木の庭もあります。土日は那須や鳴子の湯の花入りになります(白濁した湯なので中の段差にご注意!・・・那須の源泉の写真が貼られています)。
内側手前に立ちシャワーが2基あります。
カランは固定シャワー付きの銀色のハンドル型の押し手で、内側8つ、7つ&7つの島の配置です。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
年輩の常連客で賑わい正面には多くの自転車が並ぶ銭湯です。いかがでしょう。
注)味のある下町・・・ではありますが、この辺りには路上生活者の多い地域や怪しげな?風俗店が集中する地域があります。お得意でない方は(特に浅草側からメインストリート以外を通って北上する場合及び女性やお子さんの場合など)日の高いうちの訪問をお勧めします。[0回]
PR