2009.4.10に入湯済なのですが、当ブログで紹介するために、昨日「埼玉県越谷支部506 大袋浴泉(越谷市袋山1398-5)」を訪れたところ、何とも悲しいことに2011.5.26付をもって廃業し、写真のように取り壊し寸前の状態にありました(ほんの1週間ほど前に通りかかった際には営業していたのに・・・)。
東武伊勢崎線大袋駅西口地区再開発の煽りと思われます。
駅至近で周囲には古い飲食店街・・・と立地はなかなかで、高いコンクリート製円筒型煙突を備えた簡素な造りの銭湯でした(路地から後面が観察できました)。
フロント前は田舎の居間のような休憩スペースで(ステンドグラス風の欄間や日本庭園のプリントがありました)、浴室背面は竹林のプリントでした。
座風呂や乾式サウナ(別料金)がありました。
玄関脇の「明治牛乳のベンチ」に味がありました。
・・・というわけで、埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合越谷支部の銭湯は7軒となり、全て当ブログでご紹介したことになります。
東京も含めて銭湯の廃業が止まりません。訪れたことのある銭湯が廃業するのは何とも寂しいものがあります。
時代の流れとして仕方がないのかも知れませんが、「マンションビルが林立し安いかも知れないが代わり映えのしないチェーン店の居酒屋ばかり」というどこも同じ駅前の風景では、文化国家として情けないように感じるのは私のわがままでしょうか。
家庭のユニットバスでは真に体と心の疲れは癒せません。
お近くの銭湯と古い居酒屋を見直してみることを心よりお勧めします。
追記(2012.2.7)
建て売り分譲住宅になった模様です。
追記(2012.4.19)
埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合の公式HP 埼玉のお風呂屋さん
・・・からも抹消されました。
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