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昨日、久し振りに、千葉県の個人的お勧めレトロ銭湯の1つである「茂原1 桜(櫻)湯(茂原市茂原461)」を訪れました。
同名のHP http://sentotanbonin.iiyudana.net/ JR外房線茂原駅からやや歩いた「国道128号線沿いの旧市街の路地裏(千葉銀行茂原支店の近く)」にある超小型銭湯です。 写真は明るいときのものです(HPの写真はやや暗くなって古めかしい電気看板に灯りがついたときのものです-差し替えました)。 少なくとも昭和初期頃のものと思われる「控えめながら千鳥破風(すぐ下に青字で屋号が書かれている)を冠した木造平入り建築の外観」は健在です(2階は何だろう・・・)。 オリジナルの屋号入り暖簾をくぐり、中央にグリーン系の模様タイルがある小さな土間の玄関から引き戸を開け、長年の使用で傷みはあるものの風雅な装飾タイルを敷いた三和土から、磨き込まれた木床の脱衣所に直接上がります。 かなり戸が外れていますが「押し下げ式の錠も含めて木製の下足入れ」があり、番台は低くて簡略です。 脱衣所の天井は木製で、電気の配線も剥き出しです。正面側への窓の上部が模様硝子や色硝子と洒落ています。 荷物がなければ籐製の籠を使い、荷物があればスチールロッカーの鍵が渡されます。 体重計も貫目表示ではないもののレトロで、ドライヤーはタコ足配線のためか「男女交互にお使い下さい」となっています。女湯側には磨き込まれた木製のおむつ替え台もあるようです。 浴槽は古いタイルの超シンプルな2槽式です(ジェットも何もありません)。内側の深浴槽は最内側の湯口(単なる穴を木でカバーしただけ!)から高温の湯が沸き出しますので、備え付けの年季の入った湯揉み板でかき混ぜながら入ります。外側の浅浴槽は温めです。 浴槽の背部には、エメラルドグリーンのいわゆる「ラーメンマジョリカタイル」が3列もあります。 小型ながらも丸山清人氏による「湖(本栖湖?-女湯との境のため男湯からは湖の字しか見えず)からの富士」のペンキ絵があり(富士は男女浴室の境)、女湯側浴室中隔壁の一部には「浦島太郎(が亀に乗って岸に戻ってくるところ?)」のペンキ絵もあるようです。 ペンキ絵の下部の広告も健在で(大衆割烹とグリル)、茂原浴場組合からの営業時間案内もあります。 カランは温泉マークの押し手で、内側3つ(鏡はある)、島1つ&1つ(+上に水飲み)…鏡もないのでほとんどお見合い状態に~!!!、外側2つ(鏡はない)+手前に別にロングシャワー2つ(下部に広告の名残の鏡)しかありません。 奥から手前に流れる浴室なので、女性の洗髪はロングシャワーを使用することになっています。 木製のすり鉢状の天井で、中央に小さな湯気抜きがあります。 浴室中隔壁は木製です。 当然のようにケロリンの湯桶と緑のM字型椅子が使われています。女湯には幻の「白ケロリン洗髪用桶(足付き)」が2つもあるとのこと!!! 大人385円、中人170円、小人70円(平成9年11月8日の旧料金)で頑張っておられます。 田舎の鄙びた味わいが実に何とも言えません(よくぞ平成の世まで残っていたもんだ!)。 遠くからでもチャレンジする価値のある銭湯です。是非! PR |
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