仕事の関係でアップが遅くなりましたが、2011.7.28、仕事のため電車で松戸市に行った帰りにちょいと寄り道をして、個人的お勧め銭湯の1つである「柏1 旭湯(柏1丁目-5-4)」を久し振りに訪れました。
実質的な千葉県最大の都会である?柏市のJR常磐線(&東武野田線)柏駅東口から真っ直ぐ伸びる通りを200mほど歩いて、角にマクドナルドのある右側斜め前に進む路地を少し入ったところにあります。
建て込んでいるため全景が入らない写真で恐縮ですが(HPとは逆の女湯入口方向からのものです)、駅至近のビル街の中であるにもかかわらず、内外装ともに昭和の香りを色濃く残す東京銭湯形式の古いコンクリート建築の銭湯です(後ろに枠付き金属製円筒型煙突があります)。
屋号の表示がないので、ちょっと見には銭湯と気付きません。
側面向きの男女別の入口(上方の玄関灯に書かれた小さな表示でかろうじて区別できます)を入ると、ごく一部しか木札鍵の残っていないさくらの錠の下足箱のあるつながった玄関です。
木製の引き戸を開けて入ると、古い木床・白壁・洒落た木調の船底天井のもちろん番台形式の脱衣所です。さくらのアルミ板鍵の脱衣ロッカーと籐製の籠が使われています。
浴室はタイルを含めてあまり直しがなく、上部に茶系のタイルによる半円形の飾り窓のある釜場への戸は木製で、カランの前の道具置き場も狭いままです。
浴槽は奥外側横配置の内側深風呂&外側浅風呂の2槽式で、タイルは古く、ジェットも何もないシンプルなものです。2つの浴槽の隔壁の茶系の小さなタイルで飾られた皿形噴水状湯口とタイル張りの基部のある古めかしい水カランが洒落ています。
残念ながらペンキ絵はなく青塗りになっていますが(広告スペースはそのまま残されています)、浴槽背面には「2槽の和船のある松原と帆掛け船などが浮かび橋の架かった島のある湾から望む富士山」の立派な三六角タイル絵があります。
カランはほとんどが古い温泉マークの押し手で(湯の1つがなぜか青のところと湯か水が球形のところが1つずつあります)、内側6つ(ここだけ固定シャワーあり・・・なぜか右にずれて設置されている)、5つ&5つの島(手前に水飲み場があるのみでシャワーも鏡もなし)、外側6つ(鏡のみでシャワーなし)・・・の配置になっています。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
脱衣所手前側の木製の縁側にはアルミ板鍵の丸い傘立てがあり(現役!)、庭はなく正面すぐがブロック塀で、そこには「現存する3軒+既に廃業した6軒」の柏の銭湯が載った古いポスターが貼ってあります(現地でご確認の程)。
その脇の閂を含めて木製の戸のトイレは、水洗化されているもののかなりレトロです。
都内から常磐線で1本です(駐車場はないのでご注意!)。銭湯フリーク中級者以上?のチャレンジをお待ちしております。
[4回]
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