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既に昨日になりましたが、京成千葉線検見川駅から歩いてすぐの「千葉花見川1 梅の湯(花見川区検見川町2丁目481)」を訪れました。
HPには外観全景を載せましたので、こちらは玄関付近のアップをどうぞ。
歴史のある検見川神社の参道脇の住宅地の中にある(参道には古い木造の建造物も散見されます/参道の電気看板が目印です)、瓦葺きではないものの二重千鳥破風を冠した東京銭湯形式のやや小さめの銭湯です。
脱衣所にある松井天山作の「千葉縣撿見川町鳥瞰圖(昭和5年1月写生)」にも現在と変わらぬ位置に描かれておりますので、少なくとも80年以上の歴史があることがわかります。「もしかすると100年ぐらい前の創業かも知れないが、それ以前のことは定かではない。」・・・とのこと(女将さん談)。
屋号が染め抜かれたオリジナル暖簾と屋号入りの電飾が玄関を飾ります。
薪で沸かしているようです。 改修された浴槽は外側逆L字型配置で、豪快で真っ白な泡風呂(座風呂2基と別にジェット/ぬるい湯)とバブルのある薬湯(バスフレンド カモミールでした/あつい湯)があり、境にはそれぞれに流れ落ちる湯口があります。
脱衣所脇に独立して岩風呂風薬用露天風呂(宝寿湯or薬宝湯/岩から流れ下る湯口あり/銭湯の外壁にアピール)もあります。
丸山清人氏のペンキ絵「西伊豆:平成21.7.29」は健在です。前作は「瀬戸内海:平成19.11.28」、前々作は「精進湖:平成17.11.8」ときちんと定期的に書き替えられております(このペースだと今年の後半には書き替え?)。
脱衣所には、有名な田村隆一の詩に加えて、多数の蓮の花の写真(大賀蓮?※)が飾られております。籐製の籠もあります。小さいながらも庭があります。
※2000年前の古代ハス 大賀ハス ~千葉公園 古代のロマンを永遠に~ http://www3.famille.ne.jp/~ochi/ooga-hasu/oogahasu.html 各種のドリンクや風呂用品(通常の家庭用サイズのシャンプーやリンスや石鹸も・・・)や下着に加え、なぜかカップラーメンも売られているところに、地域の方々へのサービス精神が伺えます。
3種類の湯の組み合わせはなかなかです。是非! PR |
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昨年9月1日から1年間の予定で開催中の青森県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯スタンプラリー(事情により88軒→86軒の参加になった模様)。
八戸市内の銭湯については、このHPが充実しているようです。 八戸ど~樂 八戸の銭湯 http://www.ukipal.jp/asayokosen/subpage/sento/sento_top.html ご参考にどうぞ! |
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本日、カウンターが、ブログは1000、HPは300を超えました。 |
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東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHP
http://1010.or.jp/index.php ・・・によれば、最新の東京銭湯お遍路マップからの廃業銭湯が2011年1月7日付けの集約で138軒となり、ついに東京都の銭湯は正式に800軒を割り込んでしまいました(幾つか組合未所属の銭湯があるようですが・・・逆に廃業が把握されていない銭湯も幾つかあるようですが・・・)。 もう、最大9回しか結願(けちがん)できなくなってしまったんですねぇ・・・。 唯一の銭湯「日野1 ひの湯(日野本町3-13-16)」が廃業したため、日野市も無銭湯市になってしまいました。 訪問後に廃業された銭湯たち、訪問することなく廃業された銭湯たち・・・に思いを馳せながら、残された銭湯たちが1日でも長く営業が続けられるよう、心から祈りたいと思います。 合掌! |
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銭湯お遍路170軒目です。 京成高砂駅方面から伸びる「東用水せせらぎ通り」のほぼ南端(区界を越えると鹿本通りになる)に面して建っています(周辺の区界は複雑で、すぐ隣は江戸川区です)。周辺は元々水田だったのでしょう。 昭和45年の創業・建築で、木造・モルタルの「どこか洋風なテイストの漂う茶色の建物」です。玄関の周囲と浴室側面の一部にはガラスブロック壁(無色・青色・黄色のランダム)があります。温泉マークと屋号入り円筒形コンクリート製煙突と側面が駐車場などから観察できます。 薪で沸かしているようです。 驚きの1つめは、蒲鉾天井の中央にある湯気抜きで、横長の8角形という珍しい形をしています(飾りの付いた屋根が外から観察できます)。私が知る範囲では、千葉県の「松戸7 ニューだるま温泉(松戸市栄町4丁目222)」にしか同様のものはありません。 驚きの2つめは浴槽です。東京では珍しい関西風の中央縦配置です。私が知る限り、東京では「荒川27 雲翠泉(東日暮里3-16-4)」と昨年11月21日を最後に廃業した「台東2 初音湯(谷中3-10-3)-残念ながら解体済」など数える程しかありません。楕円形で、奥側1/3は熱めの深風呂(立ち上げたパイプからのシンプルな1本ジェットあり)、手前側2/3は温めの浅風呂(バブルあり)です。連続した構造で日替り薬湯になっています(バスフレンド ジャスミンでした)。 驚きの3つめは、浴槽の中隔壁にあるエメラルドグリーンの象の像です(洒落ではない/結構大きい)。浅風呂側の湯口が象の鼻先近くにありますので、まるで象が湯を吹いているように見えます。「象さんのお風呂(湯)」として地元、特にこどもたちに人気の銭湯とのことです。 背面一面のモザイクタイル絵があり、男湯はスイス風(岸に洋館があり帆船の浮かぶ湖から望む山々)、女湯はオランダ風(水車小屋と小橋・・・なぜ後方に山々が!?*)です。 *オランダ最高峰は「三国(オランダとドイツとベルギー)国境地点(ドリーランデンプント(Drielandenpunt)」でもある「ファールスの丘 Vaalserberg」の標高322.5mですので・・・。 参考:オランダ政府観光局 http://www.holland.or.jp/nbtc/HG_Maastricht-kinkou-vaals.html 側面に赤字で屋号の入ったオリジナルのケロリンタイプ湯桶も使用されています。 当然ながら番台形式の脱衣所は、凝った縁の装飾の船底天井(玄関も準じた天井)&白壁で木の床はきれいに磨き込まれています。 お持ちの方は「1010 85の東京銭湯 ちょいとひとっぷろ(34-35頁)」もご参照下さい。 なかなか興味深い銭湯ですよ~。 外観の写真を撮っていると、通りがかりのお婆さんに「象がいる素敵なお風呂屋さんなのよ」と説明を受けました。住民に愛されている銭湯なんですね。 追記 同じく通りがかりのお婆さんに「このあたりの銭湯は次々に廃業しちゃって・・・。もうここしか残ってないの・・・。遠くて大変だけど一所懸命歩いてくるのよ。」と言われました。車で動けないお年寄りのためにも、それぞれの地元の銭湯が営業を続けてほしいものです。なお、廃業した「葛飾55 梅の湯(細田4-10-1)」はアパートになり、同「葛飾56 竜の湯(高砂2-27-17)」と「葛飾57 春日湯(高砂3-6-9)」は空地になっていました。 |
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