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埼玉のお風呂屋さん(埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合) http://www.d7.dion.ne.jp/~saiyoku/ 埼玉県3軒目になります(ブログ開始前に1軒訪れています)。 夜の訪問なので写真がイマイチなのと感動のあまり長文なのはご容赦を! つくばエクスプレス八潮駅から1.5km程北の再開発が進む古い住宅地にあります。 昭和44年創業・建築の(ご主人談)東京型銭湯を基本とした簡素な造りで(当然に番台形式)、後方にはコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます。 薪で沸かしているようです。 玄関は左右がガラスブロック壁の幅広タイプで、割れてしまったためか玄関正面上部の模様ガラスの屋号の「八汐」と男湯脱衣所への入口上部の模様ガラスの「男男(男湯ではない)」が青字の手書きになっています。 脱衣所は船底天井&木の床の古い造りのままで、それなりに年季の入ったグレーの3枚羽根天井扇もあり、恐らくは鯉か金魚の水槽の痕跡と思われるコンクリート製の枠組みが残る簡素な庭に面しています。 コンクリート製の縁側を通って行くトイレも様々な意味で非常にレトロです。 浴室は基本的に古い造りながら(内外側のカランの道具置きが古いタイルで狭い・釜場への戸も木製)、改修された中央部分がとても変わっています。脱衣所側に浴室手前側から出入りする立ちシャワーが2基あり(脱衣所から丸見え!)、その立ちシャワーの壁面の裏(浴室奥側)に「ホームベースを逆さにして上を水平に切り落とした形(六角形)」の島が付いており(上部に観葉植物)、浴槽側(浴室奥側)の面を除く両側面と両斜側面の4面にカランがあります(固定シャワーあり)。 他にカランは内側7つ(奥側に痕跡1つ/固定シャワーは1つおきで4つのみ)と外側7つ(全てに固定シャワーあり)となっており、押し手は外側一番手前側の湯が温泉マーク以外はWaguriの球形です。 浴槽はタイルの古い2槽式で、内側深風呂には微妙なバブル3つ(背面の湯中に斜めに生えたエスロンパイプから沸いた湯が出ています/背面にある小さな水カランは動きません)、外側浅風呂には同じく微妙なバブル3つとジェット2基と最外側が壁で仕切られたショルダーマッサージになっています(外側面に水カラン)。 「鶴亀温水器工業超音波気泡温泉の案内板」や「入浴の心得」も何やらレトロです。 黄色のケロリンの湯桶が使われており、緑のM字型椅子も1つあります。 例によって勿体を付けて最後に書きますが、さすがに相当の傷みがあるものの、何と・・・何と・・・何と『平成9年6月5日』に描かれた故早川利光氏によるペンキ絵があるのです!!! 私の知る限りでは、氏の作品として、千葉県の「市川14 市力湯(市川市若宮2丁目14-4)」の「雪山を望む民家のある草原を駆ける3頭の馬=大雪山? 平成6年3月1日画」に次いで古いものです(同名のHPをご参照下さい)。 男湯は「山梨 風景」という珍しい画題です。浴室中央側下部の民家は既述の市力湯と同様のもので、上方には富士山、浴室外側下部の山中の風景には「折れてしまったが残った枝から芽吹く木(生命の強さを表現したのかも?)」も描かれています。 女湯は「富士山と松などの生えた岩のある海」が見えますので西伊豆でしょうか(>情報をお待ちしています)。 サインがいつもの「早の下部の横棒を伸ばした早川」に加えて「画」が書かれています。この時期のサインの特徴なのかも知れません。 浴槽背面には「観光船やヨットが浮かび湖中に赤い鳥居のある湖から望む富士」のモザイクタイル絵もありますので、男湯はW富士になっています。 レトロ銭湯愛好家には遠くから訪れる価値の高い銭湯です。是非是非是非~~~!!! PR |
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ペンキ絵(銭湯背景画)の画題にも使われる和歌山県(南紀)白浜町の臨海沖にある国指定名勝である円月島の補強工事が行われる模様(着工は今秋以降の予定)。
昨年のレーザースキャナーによる3次元測量の結果、浸食の影響で島中央部のアーチ部分(海食洞門)が不安定な状態にあり、大きな地震に耐えるだけの支持力がないことが分かったため。 詳しくは↓ 大地震に耐えられない 円月島の補強に着手 白浜町 (紀伊民報 2011年3月2日(水)17時5分配信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110302-00000002-agara-l30 |
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しばらくぶりにJR蘇我駅から外房線の東側沿いを南方向に少し歩いた住宅地にある「千葉中央1 今井湯(南町3丁目21-25)」を訪れました。 HPよりもやや近景の写真をどうぞ! 二重千鳥破風を冠した東京型銭湯のフロント改造版です(玄関前の樹が立派です)。 内部は昔の造りを残しつつ近代的に改修されています。 浴槽は、奥に座風呂2基と寝風呂2基と外側が前方に拡がり角に電気風呂のある浅浴槽、内側手前に立ちシャワー、外側手前に水風呂となっています。 ペンキ絵の代わりにBOB CLEMENSによるMALIGNE湖(Canada Alberta州のJasper国立公園にある)から望むカナディアンロッキーの写真があります。女湯は「夕日の雪原」のように見えますが、湯気が濃くてはっきりしません。 カランは内側6つに5つ&5つの島と3つ&3つの島の配置になっています。 浴室は、外側奥がガラスブロック壁で、花模様や女性模様のタイルも使われています。 黄色のケロリンの湯桶もあります。 浴室には有線放送(演歌)が流れています。 白壁と洒落た船底天井の脱衣所にはかつて使われていた後付けの箱形フィンランドサウナがあります。 脱衣所と休憩スペースには第105代(1984-1985)文部大臣(文部科学大臣ではない!)の松永光の文章が飾られています。 驚くことに休憩スペースの奥に床の間付きの6畳の和室があり、2本の掛け軸、鱸の魚拓(体長88cm 重さ62kg 袖ヶ浦海岸 平成8年10月29日)、箱火鉢などの古民具などがあります。 独自の回数券もあります。 営業が「水~日の16:00~22:00」と限定されていますので、気を付けてお越し下さい。 追記(2012.12.4) 2012.10.25に廃業を確認しました。 <参照> 千葉中央1 今井湯【廃業】 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/527/ |
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