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【2024/04/19 07:07 】 |
廃業銭湯の現況(稚内市)
さらに稚内市のその他の廃業銭湯の現況も幾つか確認してきましたので記しておきます。


☆稚内地区組合-稚内2 扇湯(稚内市中央5丁目11-15)

稚内天然温泉 港のゆ(稚内市港1丁目6番28号 稚内副港市場2階)
http://www.wakkanai-fukukou-service.com/

…に譲る形で※、2007年(平成19年)6月26日(火)、大正12年創業という90年の長い歴史の幕を静かに下ろしました。いわゆる200海里規制以前の昭和52年頃の盛業時には1日200人以上の入浴客で賑わったそうですが廃業前には1日50人程度に減少し他聞に漏れずの同市からの補助金などで地元住民のために細々と経営を続ける状況だったようです。

※公衆浴場法の規定により半径500m以内に2つ以上の公衆浴場は認可されないため、2007年(平成19年)4月下旬に開業した「稚内天然温泉 港のゆ」は北海道条例により公衆浴場の公定料金の5倍以上の料金にしなければならず、利用者の伸び悩みが問題視されていました。経営主体である(株)副港開発の主な株主の稚内市や地元経済界の後先を考えない開業手法も同市市民などから非難を浴びていました。3代目のご主人が銭湯自体の諸事情に加えて公共的見地から英断を下されたようです。

注)2007年(平成19年)6月26日(火)の地元紙「稚内プレス」2面の記事を参考に、同市市民等からの情報も加えて記述しました。

同市のメインストリートであるオロロンライン(北海道道106号線)の西側に、迫り来る崖を背にして建つ、正面に温泉マークと屋号が書かれと屋号の看板がある、古いビル型の簡素な外観の銭湯でした。

ネットに散在する情報を検索しても、残念ながら内部の詳細な状況は伺い知れませんでした(情報求む!)。

既に痕跡はなく新たな民家が建っていました(民家ですので写真は掲載しません)。


☆稚内地区組合-稚内3 旭湯(稚内市港4丁目2-13)

店主逝去のため2010年2月に惜しまれつつ廃業しました。

玄関左右に屋号の書かれた木造・平屋&煙突が煉瓦造りの超レトロ銭湯で、最果ての地の銭湯に相応しい哀愁溢れる姿でした。

あまりにも素晴らしく、かいつまんで記述できるものではありませんので、

東京レトロBBS ver2.0
http://tokyoretoro.bbs.fc2.com/

・・・の該当部分をご参照ください(実に素晴らしい内容です)。

情報に違わず既に建物は撤去され、更地になっていました。生い茂る草が時の流れを物語ります(敢えて写真は掲載しません)。

同名のHP
http://sentotanbonin.iiyudana.net/

…の「記事の中の銭湯」に掲載した「日刊宗谷 2010(平成22)年4月1日(木) 昔懐かしの看板~廃業の旭湯が市に寄贈~」にある、「脱衣所に設置されていた行灯型の広告パネルなど(稚内市に寄贈)」のその後が非常に気になります(詳細をご存じの方はお知らせください)。


さらに、道内チェーンの支店で近代的設備だった「湯らん銭 稚内店(稚内市末広3-6)*…現況未確認」を含めて、近年まで稚内市には5軒の銭湯がありました。

*2000年前後頃に起こったいわゆる「外国人客の取り扱い問題」に絡んで、日本人用と外国人用(主にロシア人用)に浴室や料金を分けたことで物議を醸しましたが、2005年夏頃?に廃業(閉店)されました。


最果て・・・そして国境の港町「稚内」の歴史を飾った銭湯たちに敬意を表し、謹んで合掌!!


追記(即日)
☆稚内地区組合-稚内X 吉の湯(稚内市宝来3丁目11-15)

かつての日本最北の銭湯でしたが、2000年代中頃?に廃業したようです。「いらっしゃい北の銭湯(塚田敏信・著/北海道新聞社)」で紹介されていますので詳細は譲りますが、簡素な外観の素朴な小型銭湯だったようです(ネット上での情報はほとんど検索できません)。既に痕跡はなく更地化されているようです(現況は未確認ながらネット上の各種マップでは跡地に建物が見当たりません)。

・・・というわけで、稚内市には歴史上少なくとも6軒の銭湯が存在したようです。

<必ず参照>
「日本最北の銭湯」とは・・・
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/472/

拍手[2回]

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【2012/08/23 04:15 】 | 北海道 | 有り難いご意見(0)
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