例によって既に日付が変わりましたが、引き続き千葉市から最も近い東京の駅?であるJR総武線小岩駅北口から線路沿いの道を東京方面に歩いて少々の「江戸川30 武蔵湯(西小岩1-6-16)」を訪れました。
銭湯お遍路161軒目です。
宮造りの外観を基本としながらも、正面は何やらモダンな雰囲気です。屋号の金文字が目立っています(円筒形コンクリート製煙突も屋号入りです)。
玄関は、中央に「老夫婦・鶴・亀・富士・松・宝船」の縁起物の三六角タイル絵(鈴栄堂九谷・章仙作)があり(傘立てが重なっているのが残念!)、格天井・白壁です。
当然ながら脱衣所も、格天井・白壁・番台・磨き込まれた木床・木製の建具や柱・三枚羽根の天井扇・・・とほぼ昔のままで、体重計も古めかしく(縁側に貫目表示の体重計あり-使用不可)、番台の女将もかなりご年配の方です(夢の中を過ごされておりました)。
浴室も、一部のタイルが改修されている以外は東京銭湯形式のほぼ昔のままで、浴槽は蒲鉾型2槽式(ジェットとバブルはあるものの比較的シンプル/全体が薬湯-薬宝湯)、カランの上の道具置き場が広いのが特徴です。
内側手前に茶色モザイクタイルの基部の水飲みがあります。
特筆すべきは、
故早川利光氏によるペンキ絵「伊豆海岸(平成18.9.8)-浴室中央の雄大な富士と岩に砕ける波飛沫は健在…外側に傷みあり」と浴槽背面のモザイクタイル絵(魚と海草の海底)と浴室中隔壁のモザイクタイル絵(灯台のある岬と松原から望む海)です。
ペンキ絵下部の広告が現役で(歯科の広告が1つ)、入浴心得は地元の信金の広告付きです。
お遍路MAPには何の説明もありませんが、なかなかレトロな銭湯です。
お勧めです。
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