今さらながらですが?あくまでも「銭湯を紹介するブログ」ですので、台湾ネタはここまでと致しまして・・・。
既に昨日になりましたが、休日を利用して、「大田54 久が原湯(久が原2-14-15)」を訪れました。
銭湯お遍路240軒目です。
都営浅草線西馬込駅(終点)と東急池上線久が原駅のほぼ中間(どちらからも1.5km程)の呑川に近い町工場が散在する地域にあります(正面の「久が原東急ストア」が目印)。
建物自体はそれなりに年数が経っているであろうビル型銭湯で(1階が銭湯/2階が自宅/3~4階が賃貸物件)、屋上には3面に
温泉マークと屋号(久ヶ原湯となっています)の書かれた(もう1面は梯子)コンクリート製四角柱煙突があります(遠くから確認できます)。大田区に多い黒湯の天然温泉と炭酸温泉(人工)が特徴で、それらをアピールする電気看板もあります。
居酒屋と上階への階段(&コインランドリー)に挟まれた入口には、「天然温泉 久が原湯」と染め抜かれたオリジナル紺暖簾がかかっており、バリアフリーのスロープも付いています。
玄関ではどちらも小さなアルミ板鍵で新しい傘立てと木製下足ロッカーが使われており、入浴券の自動販売機が置かれ、温泉分析書が掲示されています。
自動ドアの奥がフロントと大型薄型テレビを備えた広めの休憩スペースで、比較的若い(この書き方でいいのやら??)女性2人が担当していました。三遊亭鳳好さん(円楽一門会の真打)の色紙2枚も飾られています。
脱衣所は新しく、これまた新しい木製の脱衣ロッカーが使われており、男女の隔壁とその前の脱衣ロッカーは可動式になっています。指定されたコンセントを使えば持ち込みドライヤーは無料とのことです。
浴室は「月の湯」と「太陽の湯」の約15日毎の男女入れ替え制で、訪問時は男性用が「月の湯」でした。改修されたのかタイルやカランなどがかなり新しく、天井は中央下がりです。
浴槽は基本外側逆L字配置で内側から、3人程度用の足湯・ボディージェットバス・ジェットエステバス・浅風呂と並び、中央部分に炭酸温泉(人工)が配置されています。外側奥にスチームバス(スチームサウナ)、外側中央部にドライサウナ(別料金)と内向きに黒湯の水風呂、外側手前に黒湯のぬる湯(大)と高温(小)の2つの浴槽を備えた洞窟的小部屋があります。内側手前に立ちシャワーもあります。
カランは新しい銀色のハンドルタイプの押し手で、外側9つ(ロングシャワー/カラン高位置)、手前からの縦壁に4つ&4つ(固定シャワー/カラン低位置)、そして炭酸温泉(人工)の斜壁に2つ(固定シャワー/カラン低位置)の配置になっており、そのため高低2種類のプラスチック椅子が用意されています。
黄色ケロリンの湯桶に加えて底に「
天然温泉 久が原湯」と書かれた黄色ケロリン風の湯桶もあります。
正面壁全面が「水車のある田舎家(内側)と松原(外側)のある和船の浮かぶ海から望む富士(浴室中央に聳える)」のモザイクタイル絵です(空に2羽&松原に1羽の鶴がいます)。湯気で霞んでいますが「太陽の湯」側も同様のようです。
手前壁上部には浴室中から見られるかなり大きな薄型テレビが設置されています(字幕放送使用)。因みに機動戦士ガンダムAGEが大相撲中継(千秋楽)に変えられたときには子どもたちのブーイングが・・・。
浴室内の「不思議な丁寧さの注意書き」にはちょっとニヤリとしますよ(敢えて詳細は省きます)。
子どもたちが非常に多く(炭酸温泉で暴れるのはダメよ!)、常連さんたちの会話が飛び交う地域に根ざした人気銭湯のようです。いかがでしょう。
追記(2012.8.10)
「1010 117 2012 / August TOKYO銭湯物語 この銭湯の隠し味 P.P.8~9」もご参照ください(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPでオンライン版も読めます)。昭和28年の開店で(来年が創業40周年)、昭和48年に現在のビル型化、平成23年8月に全面改装オープンされたとのこと(3代目のご主人の経営)。
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