スケジュールの関係でアップが遅くなりましたが、2011.12.21、例によって仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、北千住で東京メトロ日比谷線に乗り換え、三ノ輪駅からすぐ(1aまたは1b出口から東南東に300m程)の「台東10 日の出湯(三ノ輪1-15-12)」を訪れました。
ゆと屋号が書かれたポップな電光看板が目印です。
銭湯お遍路236軒目です。
すっかり暗くなってしまいましたので、予め撮影しておいた写真をどうぞ!
後部の煙突こそ金属製細円筒型のものに換わっていますが、「立派な鬼瓦と鶴の懸魚」がそれぞれ付いた「やや曲折した千鳥破風?」&「唐破風」を冠した宮造りの外観は健在で、2つの破風の下の壁の造作も見事です。脇に庭のある石畳のアプローチも実に風情があります。
上部に欄間のある入口周りもほぼ昔のままで、屋号を染め抜いた藍色のオリジナル暖簾を潜ると、木板鍵の松竹錠の下足ロッカーとアルミ板鍵の松竹錠の傘立てロッカーのある玄関です。
半自動の木製引き戸を開けて入ると、業務用の戸を挟んで低く作り直された「視界に制限を加えたフロント的番台」のある脱衣所です。内側が灰白色の折上げ格天井(中央の1区画が高くなっているのは何故?)と良く磨かれた木床、さらには建具の多くも古い木製のままです。普通鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています。
外側にやや拡大された構造で、レトロな硝子戸の向こうには、「水の滴る岩山&鯉の泳ぐ小さな池&一番の鶴&石灯籠&狸の置物」のある苔生した立派な庭が浴室脇まで続いており、木製の簀の子状の縁側で涼むことができます。
天井が大橋ブルーに塗られた広い浴室で、床や下部のタイルは新しくなっており、浴室中隔壁には洋風のポップな柄があります。
正面壁は木枠付きの白樺のプリントです(湯気が立ち籠めているのではっきりしませんが女湯も同じのようです)。
浴槽は外側逆L字配置で内側から、薬湯(漢方実母散)、座風呂2基、電気風呂、バイブラ付きの浅風呂、(奥角に庭が入り込んで、)脇に流れ落ちる三角の湯口のある岩盤泉と並んでいます。女湯にはスーパージェットバスがあるようです。外側手前には脱衣所に入り込む形でロングタイプの立ちシャワーが2基あります。
カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で、内側6つ、4つ&4つの島、2つ&2つの島の配置です(外側にはありません)。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
新しさが加わりつつも伝統をしっかりと感じられるいい銭湯です。控えめながら軟水使用のようです。110円の手ぶらセットもありますので、是非!!!
追記
以上、正月出勤のため早めに取った年末・年始休暇により帰省した北海道旭川市から報告しました。今年の首都圏の銭湯の報告はこれが最後になります。
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