仕事の関係でアップが遅くなりましたが、2012.6.30、休日を利用して、「埼玉県川口支部1023 せんなり湯(東領家1-21-8)」を訪れました。
埼玉県36軒目になります。
領家(りょうけ)とは荘園領主に由来する地名ですので、西方には昔、荘園領があったものと想像されます。
埼玉高速鉄道川口元郷駅の1.7km程南方(逆に日暮里・舎人ライナー舎人駅または舎人公園駅から新芝川を渡って1.8km程西方)の割と古くからの市街地にある、やや後の時代に建てられた千鳥破風を冠した東京型銭湯です。増築部分(後述)以外、外観はあまり変わっていないようです。庭の大樹に加えて周囲も緑いっぱいで、裏手には鮮やかな銀色の枠付き金属製細煙突が聳え立ちます。廃材と重油?を使用しているようです。なぜか猫がたくさん散歩しています。
ブロック塀に挟まれた玄関はフロント及び休憩スペースと一体で、木札鍵の松竹錠の木製下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てが使われています。
脱衣所は木床ながら簡素で、普通鍵のSAKURAⅢの脱衣ロッカーが使われていますが、上は自由スタイルの置き道具で溢れています。なぜか油絵(川の流れる平地から望む山々の冬景色)が飾られています。埼浴川口支部による「(貴重品についての)お願い」は昭和54年のものです。懐かしい瓶のコカ・コーラの自動販売機が置かれています。
手前には大樹が生え広い縁側(雑多な物で溢れています)付きの庭もあります。
外側の水洗トイレの壁などの修理跡に苦労が偲ばれます。
浴室は薄黄緑に塗られた簡素な東京型で、天井もペンキ絵があったであろう部分を含む壁もそれぞれ建材で覆われています。下部はカラフルな幾何学模様の配された新しい白系正方形タイルの斜張りになっています。外側には庭を取り巻く形で木製の低い天井と壁の増築部分があります。
浴槽は、まず通常の外側奥配置でバイブラ付きの大きな浅浴槽があります(埼玉のお風呂屋さん(埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合)やLet’s Enjoy TOKYOのHPに掲載されている写真のような八角形の浴槽はありません)。内側と外側の手前に簡単な混合栓でロングノーズの立ちシャワーがあります。既述の増築部分の奥には大きな湿式サウナ(無料!)、手前側にはかなりぬるく水風呂に近い、打たせ湯3つ(1つのみ稼働)及び座式ジェット4基(浮き加減で入ると最高!!)のある約3m角の正方形の深浴槽があります。
カランは固定シャワー付きの茶色ハンドルタイプの押し手で、内側奥2つ(釜場への戸の直近!)、(業務用の小さなドアを挟んで)内側手前4つ、4つ&4つの島、外側4つの配置です。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
川口市立東スポーツセンター(略称はなんと東スポ!!)のすぐ近くですので、運動帰りに汗を流されてはいかがでしょうか。駐車場も十分です。是非!
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