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ネタが多すぎて?アップが遅くなってしまいましたが、2012.8.10、夏期帰省のついでに、稚内市唯一(近年まで5軒ありました…そのためもあって支部から地区組合になってしまいました/次々項以降をご参照ください)かつ今や
日本最北の銭湯 となってしまった「稚内地区組合-稚内4 みどり湯(緑湯/稚内市緑1丁目10-23)」を訪れました。 (正式に記録を始めてから、)北海道37軒目になります。 JR北海道宗谷本線の南稚内駅(複雑な変遷を経ていますが歴史を辿れば元々は稚内駅で同市の中心でした)の南東500m程の昔からの市街地にあります。 稚内に向かって国道40号線(稚内国道)から道北を拠点とする西條デパートを過ぎた南稚内駅手前の大黒2丁目交差点を左折して、JR宗谷本線の踏切を越え、北海道道106号オロロンラインをさらに400m程進み(この道からは建物の陰のため銭湯がほとんど見えません)、稚内南小学校横の公園(なぜかキリンが立っています)の斜向かいの北海道ではメジャーなコンビニ「セイコーマート」の脇の小路から細い川(クサンル川)に架かる橋を渡ると、左手すぐの同川沿いに建っています。 煉瓦調の外観の比較的に新しい建物で、別の入口から上がった2階はご自宅のようです(2階に相当する位置に北海道特有の大型(おそらく490L!)灯油タンクが設置されています)。後方にあまり高くないコンクリート製四角柱煙突が立っています。 薪で沸かしているようです(脇の倉庫?に山積みになっています)。 そのものズバリ「みどり湯」の看板が上に、輪切りの自然木による銭湯マーク付きの営業案内版が横に架かり、両脇にこれまた屋号通りの「緑あふれる庭」を配した洒落た造りの玄関の左右から男女別のアルミサッシの引き戸を開けるとコンクリートの三和土で、そのままビニールレザーの床の簡素な脱衣所に繋がっています。 下足入れは鍵のかかるスチール製ロッカーで、荷物入れ兼用の大きめのものもあります。 番台は簡素で、プラスチック製の長方形の脱衣籠が使われており、内側にはそれを置くための造り付けの木製棚、外側にはゴザ敷きの大きな縁台があります。扇風機はNationalの懐かしいもので、TANAKAの針式体重計は120kg対応です。金魚の水槽や碁盤に加えて、様々な陶器が所狭しと置かれています。トイレは水洗化されています。 さすがは対ロシア貿易の第一線だけあって、全国公衆浴場組合(全浴連)のイラスト入り「銭湯入浴のマナー(英語・中国語2種類・ハングル併記)」、全国公衆浴場業生活衛生同業組合のイラスト入り「お願い文(英語併記)」、テルマエ・ロマエ版の「入浴する前にごらんください Look! Before you go in...(残念ながらラテン語併記ではありません)」に加えて、「日本語・英語に加えて中国語さらにはロシア語併記の北海道公衆浴場業環境衛生同業組合によるお願い文」も貼られています(同市内の標識や商店の看板にもロシア語が溢れています)。 女湯側にはフジ自動マッサージ機(4玉)とSANYOの赤いお釜型ドライヤー(次項を熱烈参照のこと)があります。 コンパクトな浴室はプラスチック建材の天井で(平天井から外側に少し低くなる造りです)、壁や床のタイルもシンプルながら、正面のみ煉瓦調の壁になっています。 浴槽は内側奥配置の外側部分が浅くなった1槽式で、内側奧角の石積みの部分にパイプ状の湯口と水カランがあります。 カランはロングノーズのシャワー(なぜか2ヶ所は非常に短い!)が付いた赤と青の宝の押し手で、内側5つ、外側7つのみです。ただし、外側の手前から2番目と3番目は水カランが取り外されており、外側中央及び内側中央と最奥は押し手がありません。その他も多少赤青がバラバラです。こんなユルさも味とお考えいただけますと幸いです。外側手前に水飲み場もあります。 底に温泉マーク及びみどり湯と書かれた黄色のケロリン型湯桶に加えて、底に亀のイラストが描かれサイドに浴室用と入った朱色の湯桶も使われています。緑のM字椅子も健在です。 浴槽は東京と較べればさほどでもなかったのですが、カランの湯とシャワーは相当に熱々でした。 ライダーハウスが併設されているため日本各地からの旅行者が集まっていましたが(少なくとも夏季間は地元の常連よりも多いようです)、日本最北の銭湯という認識はあまりないようでした。 <参照> みどり湯公式サイト http://www.sky.sannet.ne.jp/midoriyu/ ライダーハウスにお泊まりの方も、その他の宿泊施設にお泊まりの方も(稚内ユースホステルからは丘を下って北西に200m程になります)、滅多にない機会です。是非是非・・・、日本最北の銭湯の風情をご賞味ください(駐車場もあります)。 なお、稚内地区組合は当銭湯と、 稚内地区組合-中頓別1 黄金湯 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/422/ ・・・の2軒のみですので、これで完全制覇ということになります。近日中に同名のHPに当地域の紹介頁を増設予定です。 <必ず参照> 「日本最北の銭湯」とは・・・ http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/472/ PR |
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