予定外の延長戦の報告です。
本日、帰省先の北海道で「旭川支部-旭川3 こがね湯(春光5条5丁目3-3)」を訪れました。
雪の中の入口の写真をどうぞ!
経営者が何回か代わっているようですが(常連談)、建物自体は昭和初期~中期頃の簡素な平入り建築で(細い円筒形金属製煙突があります)、この地域では比較的古いもののようです。
薪で沸かしているようです(山積みになっています)。
旧日本陸軍第七師団の官舎があった古い住宅地の中にある小型銭湯です。
屋号入りの暖簾(と同じく屋号入りの上部の硝子窓)をくぐると、ドラえもんとドラミちゃん風(・・・あくまでも風!)の置物が出迎える玄関で、さらに引き戸を開けて中に入ります。
昔は土間から直接脱衣所に上がる形式(番台形式)だったと思われますが、昭和期?にフロント形式に改造したようです。
「木製の下足箱(備え付け)」と「壁に埋め込まれた木製の脱衣ロッカー(一部は現役!)」が昔を偲ばせます。
かつて使われていたようですが券売機は故障中です。
脱衣所は古い木床(一部に見えます)にレザーを張ってあり、鏡の下の台は木製で、女湯との境には黒い招き猫・東芝製の古い天井扇(昔の国鉄車両にあったカバー付きのものに類似)・他の3面は広告(工務店・釣具屋・スナック)の立方体型時計があり、籐製の籠が使われています。
いろいろな意味でトイレもレトロです。
浴槽や浴室の床のタイルはある程度改修されていますが、浴室天井は昔のままのようで、プラスチック製波形トタンによるすり鉢状で中央に湯気抜き(保温のためかプラスチック製波形トタンでほとんど塞いであります)があります。
浴槽は、深浴槽-2本ジェット(超音波気泡温泉)2基&浅浴槽-バイブラ付き薬風呂(入湯時は緑色の湯/奥にパイプの湯口)・・・水カランはつるかめの11/4・・・と定員4人!の熱気浴(湿式サウナ)と定員1人!の水風呂です。
カランは内側5つ(ここのみ水あり/鏡あり/手前1つはシャワーなし)、島3つ&3つ(鏡-一部はタイル屋と建築屋と風呂設備屋贈-とシャワーあり)、外側3つ(鏡とシャワーあり)で、押し手は滴状10・逆三角形5つ・宝4つが混在(色も適当)、シャワー(固定式)もバラバラです。
関西型のケロリンの湯桶が使われています。
リンスインシャンプーと石鹸は無料サービスです。
特筆すべきはモザイクタイル絵で、小型(縦1.2m×横1.5m程度)ながら、男湯に「湖畔の葡萄の木の下で遊ぶ3人の裸の男児」、女湯に「2羽の白鳥が浮かぶ川の流れる秋の風景?」のものがあります。
地方銭湯らしい鄙びた味わいがあります。なかなかお勧めです。
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