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仕事のスケジュールの関係でアップが遅くなりましたが、2012.5.17、千葉市での仕事が早めに終わりましたので、車で久し振りに、「市川10 疲労回復銭湯 柳湯(南八幡1-11-15)」を訪れました。
JR総武線本八幡駅の南東400m程の住宅地に建つ簡素な東京型銭湯の正面フロント改造版です。いい具合に煤けてはっきりしなくなっていますが、温泉マークと屋号の書かれた金属補強コンクリート製円筒型煙突が後部に聳え立ちます。隣は廃墟化した?アパートというのが驚きです。 HPには全景写真を載せましたので、こちらは入口を含めたややアップの写真をどうぞ! 2つの電光掲示版を脇に備え上部に金文字で屋号が書かれた自動ドアの玄関では(階段を数段上がります)、小さなアルミ板鍵の松竹錠でアクリル戸の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てが使われています。映画「テルマエ・ロマエ」のポスターも貼られています。 さらに自動ドアの奥がフロントと休憩スペースです。 脱衣所は木床&飾り天井の簡素なもので(不思議な模様の壁タイルがあります)、ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています(鍵は下足の鍵とのフロント交換方式です)。籐製の着替え台があり立派なコカコーラの自動販売機が置かれています。外側の脱衣ロッカー上に小型の薄型テレビ6台がずらりと並んでおり、地上波6局が常時放送されています。市川市の銭湯のオリジナル「お風呂のルール」のおもしろいイラストにもご注目ください。 浴室は「元気の湯」と「長寿の湯」2つの日替りになっており(偶数日と奇数日で男女交代)、訪問時の男湯は「元気の湯」でした(偶然?にも「長寿の湯」にはまだ入れておりません)。白が主体で一部が青の東京型の天井ですが、壁タイルを含めて下部は改修されています。 スイッチ式の電気風呂、同じくスイッチ式のハイパワージェット、座風呂2基、深さ1,2mのウォーキングバス(4×4=16のジェットが両面+踏み石)と浅風呂が組み合わさった浴槽が浴室中央に配置され、内側奥に釜場への戸を含めて囲われたスチームサウナ室(無料)があります。外側手前に立ちシャワーもあります。 カランは新しめの銀色ハンドルタイプの押し手で、奥に4つ(ここのみロングシャワー/仕切りあり)、以下全て固定シャワー付きで、内側7つ、外側6つ、浴槽の内側壁に3つ、同手前の壁に3つ(道具置き棚あり)の配置です。入口脇に足用のシャワーがあります。 外側壁につながりコの字型になっているペンキ絵は丸山清人氏作と思われますが(2011.8.8?画…銘が長寿の湯側にありますのではっきり見えません)、浴室中央に富士山があり、長寿の湯側には石川県見附島(軍艦島)が同居するという、なんとも不思議な構図になっています(前作も同氏による西伊豆でした)。浴室の造りの関係上、かなり上部に描かれています。元気の湯側の中央には大型薄型テレビが埋め込まれており、プロ野球や大相撲などが放映されています。下のカランと合わせて「足場が組みにくそうだなぁ」などと余計な心配をしてしまいます。 浴室外側壁には窓を模した飾りがあります。元気の湯は「南の島の白い砂浜」です(長寿の湯はわかりません>ご存じの方はお知らせください)。 リンスインシャンプーとボディーソープは無料サービスですのでタオル1本で大丈夫です。日曜日は朝湯もやっています。 本八幡駅利用で通勤の方々のお越しをお待ちしています。 <参照> iタウンページの当該項 http://nttbj.itp.ne.jp/0473784657/index.html なお、駐車場はありますが2台分のみで、しかも周囲は「市川市が誇る?都市無計画地域」のため「車両進入禁止道路」や「極狭道路」だらけですので、同地域の土地勘(または野生の勘!?)及び「5cm単位で取り回せる運転技術」の両方をお持ちでない方は、決して車で来てはなりません(分譲住宅の購入の際にも十分にご注意を!)。本八幡駅南口から徒歩での訪問を強く強く強く・・・お勧めします。 追記 「千葉県浴場組合ホームページ開設記念キャンペーン 第1弾!(…といってもレッツエンジョイ東京版はずいぶん前からありましたよね!)」の『2回ご入浴で「テルマエ・ロマエ」ストラップまたは「ケロリンキーホルダー」プレゼント!(応募用紙はホームページよりダウンロード)』が実施されていたようです(期間は2012年4月20日(金)~5月6日(日)で既に終了)。う~ん残念! |
既に昨日になりましたが、例によって千葉方面での仕事が早めに終わったので、久し振りに車で、個人的な千葉県のお勧め銭湯の1つである「市川8 月の湯(菅野5丁目2-6)を訪れました。
同名のHP http://sentotanbonin.iiyudana.net/ ・・・には玄関付近の正面写真を載せましたので、こちらはやや斜め前からの全体像をどうぞ! 最寄りは京成菅野駅ですが(同駅の北東800m程にあります)、周辺の地理に明るくない方は、京成八幡駅から県道51号線を北上し昭和学院高等学校の脇の交差点を左折(西進)した方が確実です。 昭和38年創業・建築のやや簡素な造りの東京型銭湯で(外観はほぼ創業時のままと思われます)、後方にシンプルなコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます。 すっかり色褪せたコカコーラのベンチが脇にあり、左右がガラスブロック壁で、上部に屋号入りのガラスと古めの灯りのある入口の奥が、三和土が緑系&正面壁が青系のタイルで、やや簡素ながらも格天井に準じた飾り天井の玄関です。松竹の木板鍵の下足ロッカーと同じく松竹の小さなアルミ板鍵の傘立てロッカーが使われています。 上部のガラスに男・女が書かれた木製の引き戸の奥には、まさに別世界が広がっています。浴室外側と湯気抜きの窓がアルミサッシになっている以外、釜場への戸や脱衣所と浴室の境の戸や庭(後述)への戸を含めて全て木製のままで、梁や柱も同様なのです。所々にある模様硝子もそのままです。 手前から外側にかけての手入れの行き届いた広い庭(小さな池や木製の縁側あり-突き当たりは昔のトイレ?)に面した、白壁&少々アレンジされたやや簡素な木調の折上げ格天井(やや傷みあり)の脱衣所は、照明が暗めのために、夜は逆に風情があります。 番台も簡素ながら創業当時のままの木製で(左右に目隠しの板が付いています)、脱衣所中隔壁には建設会社寄贈の大鏡があります。松竹の普通鍵の脱衣ロッカーが使われています。分厚い木板のベンチもあります。 境の古いマーブルタイルの床の奥の浴室はブルーが主体の大橋ブルーの天井で、床を含めた下部のタイルは新旧混在しています。 緑系や青系の古めのタイルの浴槽は通常位置の2槽式ですが、内側深浴槽は大きめの円形で(ジェット1基)、外側浅浴槽には1本ジェット1基とバイブラと外側壁に岩入り格子状湯口があります。 カランは銀色のハンドルタイプの押し手で、内側は奥と手前が延長されたため、奥にロングシャワーのみ1つ+中央にロングシャワー付きで5つ+手前に固定シャワーのみ1つ、島は手前が延長されたため、5つ&5つのカランは奥寄りで板鏡は手前寄りとずれており(シャワーなし)、外側も手前に延長されたため、奥にロングシャワー付きで5つ+手前に固定シャワーのみ1つ・・・の配置です。内側の鏡の下部に現役の広告が1つあります(不動産屋さん)。 浴室中隔壁には「風車小屋付きの農家の建つ川辺」の洋風モザイクタイル絵があります。 勿体を付けて最後に書きますが、故早川利光氏による「伊豆(男湯)-女湯は瀬戸内海?…富士山はありません」のペンキ絵(平成20年4月30日)は、傷みが進んでいるのが残念ですが(勇壮な富士山と豪快な飛び散る波飛沫は健在!)、まだしっかりと残されていました。 黄色のケロリンの湯桶が使われていますが、多くは赤いサイドライン入りです。 風呂上がりに縁側で涼むと、あまりにも気持ちがいいので思わず長居してしまう・・・そんな落ち着く銭湯です。是非!是非! |
既に昨日になりましたが例によって千葉県佐倉市での仕事帰りに車で、八千代市に唯一残る銭湯である「習志野(八千代市)1 八千代湯(八千代台北5-3-17)」を訪れました。
HPには全景写真を載せましたのでこちらは入口付近のアップをどうぞ! 京成本線八千代台駅の西口ロータリーから放射状に延びるほぼ北向きの道を400m程進んだところに建つビル型銭湯で(正面脇と2階はテナント/昭和後期建築?)、明るい電気式屋号表示を上部に冠した玄関が看板の向こうの奥まったところにあります(横からも入れます/脇はコインランドリー)。金属製の比較的高い円筒型煙突が後側面に聳えています。 東京方面に同じく銭湯を営むご親類が何人かいらっしゃる「いわゆる銭湯一族」のご主人の経営です(詳細は省略させていただきます)。 玄関では木板鍵とプラスチック板鍵の混在したSAKURA-Gの下足ロッカーとアルミ板鍵のさくらの傘立てロッカーが使われています。 自動ドアの向こうがフロントと休憩スペースですが(奥側の簡素な庭には大きな木が生えています)、赤いアクリルの壁にそれっぽい椅子とテーブルのため、何やら懐かしめのスナックのような雰囲気です。秋の山景と思われる布絵が飾られています。 温泉旅館のような行灯型の男女の表示があり、シンプルな木床の脱衣所では普通鍵のSAKURAⅢの脱衣ロッカーが使われています。屋号の書かれた古めの針式keihoku体重計が置かれています。 新築時?に贈られた鏡は7軒の銭湯の連名になっていますが(屋号のみでしたので番号と住所は独自に判断して補足しました・・・誤りがあればお知らせください)、「福乃湯(習志野市)」「たちばな湯(習志野市)」「竹乃湯(習志野3/習志野市泉町2丁目1-30)」「実籾浴泉(習志野市)」「鈴乃湯(八千代市大和田)」の5軒は既に廃業しており、「習志野2 谷津の(ノ)湯(谷津4-5-11)」「千葉花見川1 梅乃湯(千葉市花見川区検見川町2-481)」(どちらも当ブログ未紹介)の2軒のみが営業しているようです(HP参照)。 浴室も簡素で、金属スレート製の天井は中央が高くなっており、浴槽背面には茶系の幾何学模様のタイルが配されています。緑・青・赤のベルト模様のタイルがお洒落です。 浴槽は、外側がやや手前に拡がった通常配置の2槽式で、内側深浴槽にバイブラ、外側浅浴槽にジェット2基(と弱いジェット状の湯口1つ)があります。外側手前には立ちシャワーも2基あります。 カランは固定シャワー付きの銀色ハンドル状の押し手で、内側6つ、4つ&4つの島、外側3つの配置です。 黄色のケロリンタイプの湯桶が使われています。 なお、八千代台団地は日本最初の住宅団地で(駅前商店街には古めのお店も散在します)、駅前には「住宅団地発祥の地」の記念碑があります。明治以来の騎兵旅団の駐屯地である習志野練兵場の東側の松林を中心とした原野を千葉県住宅協会(現千葉県住宅供給公社)が開発し(昭和29年 造成工事開始/昭和30年 分譲開始)、一戸当たり60~100坪の公庫融資付きで分譲したのが八千代台団地の出発点とのことです。住宅金融公庫の団地造成に対する融資制度も、八千代台団地が契機となって確立されました。東京のサラリーマン用の住宅団地の原点(一戸建て分譲を含めた場合)なんですね。年月を経て、当時を物語る町並みはほとんど残っていないようではありますが・・・。 そんな歴史に想いを馳せながら、生活の中に息づく常連の会話が飛び交うごく普通の銭湯を味わってみてはいかがでしょうか。 |
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