× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
既に昨日になりましたが、例によって千葉方面での仕事が早めに終わったので、久し振りに車で、個人的な千葉県のお勧め銭湯の1つである「市川8 月の湯(菅野5丁目2-6)を訪れました。
同名のHP http://sentotanbonin.iiyudana.net/ ・・・には玄関付近の正面写真を載せましたので、こちらはやや斜め前からの全体像をどうぞ! 最寄りは京成菅野駅ですが(同駅の北東800m程にあります)、周辺の地理に明るくない方は、京成八幡駅から県道51号線を北上し昭和学院高等学校の脇の交差点を左折(西進)した方が確実です。 昭和38年創業・建築のやや簡素な造りの東京型銭湯で(外観はほぼ創業時のままと思われます)、後方にシンプルなコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます。 すっかり色褪せたコカコーラのベンチが脇にあり、左右がガラスブロック壁で、上部に屋号入りのガラスと古めの灯りのある入口の奥が、三和土が緑系&正面壁が青系のタイルで、やや簡素ながらも格天井に準じた飾り天井の玄関です。松竹の木板鍵の下足ロッカーと同じく松竹の小さなアルミ板鍵の傘立てロッカーが使われています。 上部のガラスに男・女が書かれた木製の引き戸の奥には、まさに別世界が広がっています。浴室外側と湯気抜きの窓がアルミサッシになっている以外、釜場への戸や脱衣所と浴室の境の戸や庭(後述)への戸を含めて全て木製のままで、梁や柱も同様なのです。所々にある模様硝子もそのままです。 手前から外側にかけての手入れの行き届いた広い庭(小さな池や木製の縁側あり-突き当たりは昔のトイレ?)に面した、白壁&少々アレンジされたやや簡素な木調の折上げ格天井(やや傷みあり)の脱衣所は、照明が暗めのために、夜は逆に風情があります。 番台も簡素ながら創業当時のままの木製で(左右に目隠しの板が付いています)、脱衣所中隔壁には建設会社寄贈の大鏡があります。松竹の普通鍵の脱衣ロッカーが使われています。分厚い木板のベンチもあります。 境の古いマーブルタイルの床の奥の浴室はブルーが主体の大橋ブルーの天井で、床を含めた下部のタイルは新旧混在しています。 緑系や青系の古めのタイルの浴槽は通常位置の2槽式ですが、内側深浴槽は大きめの円形で(ジェット1基)、外側浅浴槽には1本ジェット1基とバイブラと外側壁に岩入り格子状湯口があります。 カランは銀色のハンドルタイプの押し手で、内側は奥と手前が延長されたため、奥にロングシャワーのみ1つ+中央にロングシャワー付きで5つ+手前に固定シャワーのみ1つ、島は手前が延長されたため、5つ&5つのカランは奥寄りで板鏡は手前寄りとずれており(シャワーなし)、外側も手前に延長されたため、奥にロングシャワー付きで5つ+手前に固定シャワーのみ1つ・・・の配置です。内側の鏡の下部に現役の広告が1つあります(不動産屋さん)。 浴室中隔壁には「風車小屋付きの農家の建つ川辺」の洋風モザイクタイル絵があります。 勿体を付けて最後に書きますが、故早川利光氏による「伊豆(男湯)-女湯は瀬戸内海?…富士山はありません」のペンキ絵(平成20年4月30日)は、傷みが進んでいるのが残念ですが(勇壮な富士山と豪快な飛び散る波飛沫は健在!)、まだしっかりと残されていました。 黄色のケロリンの湯桶が使われていますが、多くは赤いサイドライン入りです。 風呂上がりに縁側で涼むと、あまりにも気持ちがいいので思わず長居してしまう・・・そんな落ち着く銭湯です。是非!是非! PR |
|
|