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既に一昨日(2012.3.3)になりましたが、休日を利用して、例によって東武伊勢崎線から曳舟駅で東武亀戸線に乗り換えて東あずま駅下車->平井橋(すぐ隣が旧平井の渡し)で旧中川を越えて墨田区から江戸川区に入る->南東方に進み千葉街道(国道14号線)に沿って新小松川橋で荒川と中川を越える->今井街道(今井通り/しらさぎ通り)=旧行徳道(行徳街道)※を南東方に進み一之江境川親水公園(旧一之江境川)を越えて一之江へ・・・と遙々歩き、「江戸川48 竹の湯(一之江7-32-15)」を訪れました。
※中川(旧中川)の平井の渡しから四股(よつまた/現在の荒川と中川の間の土手のあたりにあった)で元佐倉道(旧千葉街道)と交差して、東小松川村、西一之江村、東一之江村を経て旧江戸川の今井の渡し(対岸は千葉県)に達する道筋。江戸時代初期には成立していたが起源は不明。江戸中期以降は庶民の成田山参詣路の1つでもあった。都電やトロリーバスが走っていた時期もあります*。 銭湯お遍路251軒目です。 最寄りは都営新宿線一之江駅で、その北西方400m程の今井街道から写真(下)のような看板のある小路を南西方にちょっと入った細い道に沿って建っています。 実はこの道こそ、大正14年12月31日に城東電車江戸川線(今井線・一之江線と呼ばれる場合もあります/東荒川~旧今井橋)として開通し、東京乗合自動車株式会社、次いで東京地下鉄道株式会社と合併後、昭和17年2月1日に東京市に買収され市電に編入され、さらに都電26系統(東荒川~今井橋)が走っていた電車通りで、昭和27年5月20日から昭和43年9月28日までは現在の今井街道をトロリーバス101系統(上野公園~今井)が走っていました(*)。 <参考(素晴らしいページです)> なつかしの鉄道写真館~城東電車江戸川線とトロリーバス~ http://www.geocities.jp/glock1320031/sub9-3.htm やや簡素な宮造り銭湯の前方フロント改造版で、周りには未舗装地も多く、後方にはうっすらとサウナの文字の残るコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます。壁には「露天岩風呂」と「サウナ」の文字があります。 数段昇る形で2階自宅?への階段と並ぶ玄関に入ります。SAKURA-Gの小さめ木板鍵(一部はプラスチック鍵)の下足ロッカーとTOKYO MOMのアルミ板鍵の傘立てが使われています。 自動ドアの奥がフロント(FRONTと表示)と休憩スペースです。様々なぬいぐるみや非売品のお湯の富士くんに加えて、「夕刊フジの記事(平成10年1月18日)☆」「讀賣家庭経済新聞の記事(昭和62年4月30日(木)・・・入浴料(大人)が¥260!)」「雑誌(詳細不明)の特集記事(カラー)」「TBS 100人フロオケ ロケ記念の色紙」が飾られています。 ☆同時に「大田71 ゆ~シティー蒲田(蒲田1-26-16)」「新宿8 世界湯(高田馬場3-8-31)」「中野20 アクア東中野(東中野4-9-22)」「品川15 宮城湯(西品川2-18-4)」「目黒14(2002版) ポカポカランド鷹番の湯(鷹番2-2-1)…廃業」「杉並区1-21('94版) 白山湯(成田東2-28-11)…廃業」も掲載されています(いずれも未訪問)。 フロントの両脇のおかめとひょっとこによる表示の奥が、後に改築されたと思われる比較的新しい脱衣所です。木床風の建材による床で、同じ建材のベンチもあり、中隔壁には花型のライトの付いたパウダーコーナーが2つあります。SAKURAⅢの普通鍵の脱衣ロッカーと古めのKeihoku Hakariが使われています。有線の演歌が流れています。多数の鉢植えや生け花は女将の心遣いのようです。 浴室は側方が二段流れの広いタイプの東京型で、白を基調にピンクというなかなか見ない配色の天井です。下部の壁タイルはセピア調の花模様に改修され、正面壁には竹林のプリントが貼られています。入口脇下部に3色の柄付きガラスブロック壁があります。 浴槽は通常の奥配置で、内側から、いずれもボタン式のハイパージェット(非稼働)・座風呂(稼働)、リラックスバス(微妙なバブルのみ)2基と並び、さらに背側に岩入り格子状湯口があり奥側が電気風呂になった薬湯(ジャスミンティーでした・・・緑色の湯)の浅浴槽、サウナ(別料金/非稼働…売りだったようですが…)という配置です。 内側中央辺りに「レインボーシャワー」という非常に興味深いものがあったのですが、こちらも残念ながら非稼働でした(ライトがつきうなるのみで湯は出ません)。続いて立ちシャワー2基があり、一番手前に立派な「掛水」があります。 素晴らしいのは脱衣所の外側に増築されたかなり広い「雰囲気のある」露天岩風呂です(備長炭湯/脱衣所とトイレから見えるというのも面白い!)。葦簀天井で結構な大きさの湯滝(長寿の湯)があり、浴槽には寝転ぶことのできる浅い部分もあります(一人用)。行灯型ライトが使われており、壁側の岩には座れるところもあります。 さらに手前の「赤い木製の小橋のかかった池や石灯籠のある小さいながらも手入れされた庭」を眺めることができ(休憩スペースからも見えます)、藤棚?がありますので、季節によっては尚更なのではないかと思われます。 固定シャワー付きのカランは固定シャワーのハンドルを含めて温泉マークの押し手で、内側3つ、6つ&6つの島、5つ&5つの島、外側6つの配置です。 「セラミック活水器 FW4000型」「軟水シャワー装置」「森林浴 オゾン発生装置」使用との表示がありました。 赤いサイドライン入りの黄色のケロリンの湯桶が使われています。 次項で紹介する大衆酒場との梯子をすれば、どっぷりと昭和に浸れること請け合いです。是非! 追記 個人?の所有物でありかつ公表されていないようなので、詳細な位置の紹介と写真の掲載は控えますが、近くの某商店の駐車場の壁に「中島盛夫氏による西伊豆」が描かれています(平成21年7月 画)。見つけた方はそっと遠くからご覧ください。 PR |
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