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既に昨日になりましたが例によって千葉県佐倉市での仕事帰りに車で、八千代市に唯一残る銭湯である「習志野(八千代市)1 八千代湯(八千代台北5-3-17)」を訪れました。
HPには全景写真を載せましたのでこちらは入口付近のアップをどうぞ! 京成本線八千代台駅の西口ロータリーから放射状に延びるほぼ北向きの道を400m程進んだところに建つビル型銭湯で(正面脇と2階はテナント/昭和後期建築?)、明るい電気式屋号表示を上部に冠した玄関が看板の向こうの奥まったところにあります(横からも入れます/脇はコインランドリー)。金属製の比較的高い円筒型煙突が後側面に聳えています。 東京方面に同じく銭湯を営むご親類が何人かいらっしゃる「いわゆる銭湯一族」のご主人の経営です(詳細は省略させていただきます)。 玄関では木板鍵とプラスチック板鍵の混在したSAKURA-Gの下足ロッカーとアルミ板鍵のさくらの傘立てロッカーが使われています。 自動ドアの向こうがフロントと休憩スペースですが(奥側の簡素な庭には大きな木が生えています)、赤いアクリルの壁にそれっぽい椅子とテーブルのため、何やら懐かしめのスナックのような雰囲気です。秋の山景と思われる布絵が飾られています。 温泉旅館のような行灯型の男女の表示があり、シンプルな木床の脱衣所では普通鍵のSAKURAⅢの脱衣ロッカーが使われています。屋号の書かれた古めの針式keihoku体重計が置かれています。 新築時?に贈られた鏡は7軒の銭湯の連名になっていますが(屋号のみでしたので番号と住所は独自に判断して補足しました・・・誤りがあればお知らせください)、「福乃湯(習志野市)」「たちばな湯(習志野市)」「竹乃湯(習志野3/習志野市泉町2丁目1-30)」「実籾浴泉(習志野市)」「鈴乃湯(八千代市大和田)」の5軒は既に廃業しており、「習志野2 谷津の(ノ)湯(谷津4-5-11)」「千葉花見川1 梅乃湯(千葉市花見川区検見川町2-481)」(どちらも当ブログ未紹介)の2軒のみが営業しているようです(HP参照)。 浴室も簡素で、金属スレート製の天井は中央が高くなっており、浴槽背面には茶系の幾何学模様のタイルが配されています。緑・青・赤のベルト模様のタイルがお洒落です。 浴槽は、外側がやや手前に拡がった通常配置の2槽式で、内側深浴槽にバイブラ、外側浅浴槽にジェット2基(と弱いジェット状の湯口1つ)があります。外側手前には立ちシャワーも2基あります。 カランは固定シャワー付きの銀色ハンドル状の押し手で、内側6つ、4つ&4つの島、外側3つの配置です。 黄色のケロリンタイプの湯桶が使われています。 なお、八千代台団地は日本最初の住宅団地で(駅前商店街には古めのお店も散在します)、駅前には「住宅団地発祥の地」の記念碑があります。明治以来の騎兵旅団の駐屯地である習志野練兵場の東側の松林を中心とした原野を千葉県住宅協会(現千葉県住宅供給公社)が開発し(昭和29年 造成工事開始/昭和30年 分譲開始)、一戸当たり60~100坪の公庫融資付きで分譲したのが八千代台団地の出発点とのことです。住宅金融公庫の団地造成に対する融資制度も、八千代台団地が契機となって確立されました。東京のサラリーマン用の住宅団地の原点(一戸建て分譲を含めた場合)なんですね。年月を経て、当時を物語る町並みはほとんど残っていないようではありますが・・・。 そんな歴史に想いを馳せながら、生活の中に息づく常連の会話が飛び交うごく普通の銭湯を味わってみてはいかがでしょうか。 PR |
八千代湯さんに行って来ました。
入口には、諸事情により9月23日をもって閉店するという貼り紙が出ていました。 八千代近辺の銭湯がまた一つ消ますなぁ。
【2013/08/05 00:05】| | 暇な人 #51c313c6ca [ 編集 ]
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