例によって千葉での仕事が早めに終わったので、一昨日(2012.5.31)、車で久し振りに、「船橋11 寿湯(壽湯/本中山4-23-11)」を訪れました。
HPには全景写真を載せましたのでこちらは入口付近のアップをどうぞ!
JR総武線下総中山駅の南西400m程(中山橋で真間川を越えてすぐの新川商店街の脇)に建つ昭和42年建築のコンビニを併設した簡素な造りの銭湯です(大きくカラフルな看板があります/2階は自宅のようです)。
・・・といつもの書き出しなのですが、屋号が染め抜かれた紺色オリジナル暖簾(訪問時は巻き上げられていました)の掛かる数段上がる形で周囲が煉瓦調の新しい玄関のすぐ隣には、どうしたわけか釜場があり(ボイラーとご主人の仕事振り!?が観察できます)、いつも薪を積んだ小型トラックが停まっており、コンクリート製四角柱煙突も何やら近くに見えます。
何やら疑問が湧いてきませんか?
以後、疑問の答えを考えつつ文章をお読みください。
玄関ではスチール製の事務用下足ロッカーと同じくスチール製の新しい傘立てが使われており、その奥はフロントそしてマッサージコーナーや各種飲料の自動販売機(牛乳の自動販売機が懐かしい!)や図書コーナーなどを備えた広い休憩スペースで、様々な物が置かれ、大入りの額及び額入りの松永光の文章も飾られています。
坪庭風呂と露天風呂(前者が広く後者が狭い非対称形)の男女交代制になっています。今回も坪庭風呂でした(3回目ですがなかなか露天風呂に当たりません)。
脱衣所に入ったとたん、頭の中に???が駆け巡ります。
長方形の籐製の籠を使用した木製の脱衣棚などに相当部分が隠れているものの、なぜか入口側の壁には「鹿の遊ぶ寺社(奈良東大寺?)」のモザイクタイル絵があり(露天風呂側にも寺社の頂部らしきものが見えます)、入口周囲はタイルでドーム状に飾られています。外側のトイレ・機械室・遠赤外線サウナ(別料金)と前方の浴室が入り込んだ部分の上が白い柵のある庭的な空間になっており、タイ風orインド風の多数の陶製の象の置物や同じく陶製の犬の置物が飾られています。正面上部には「動物たちに音楽を聞かせる森の妖精たち?」のメルヘン調のプリントが額付きで張られています。残りの壁は「雲の浮かぶ青空」のクロス張りです。天井はスレート材張りの蒲鉾状です。
籐製の赤ちゃんの着替え台があり、浄水器の水は無料です。
浴室の天井は乳白色のスレート材による船底天井で、脱衣所に入り込んだ手前側は片流れになっています。
正面壁にはカラフルな薔薇の不整形モザイクタイル絵があり(業務用?のアルミ戸が挟まっています)、その上の梁の部分にはタイ風orインド風の多数の陶製の象の置物などが並んでいます。
浴槽は細い坪庭(地震の影響か石灯籠が倒壊中)を取り巻く形の外側縦配置で、奥からハイパワージェット、ボディマッサージ、リラックスバス(ジェット2基と手前に三角の流れ落ちる湯口があります)、薬風呂(宝寿湯)、水風呂(流れ落ちる金属製水口があります)と並んでいます。露天風呂側には打たせ湯や電気風呂もあるようです。
カランはロングシャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で区切り壁があり、奥3つ+1つ(シャワーがギリギリ壁で鏡は業務用?のアルミ戸に設置!)、手前3つの横壁、3つ&3つの横壁、奥3つ&手前に上がりシャワー1つの横壁の配置になっています。内側手前に立ちシャワーもあります。
底に
屋号と
温泉マークと
毎度ありがとう御座いますと入った
赤いサイドライン付きの白いケロリン型湯桶(一部は同じデザインでサイドラインのない黄色ケロリン型湯桶)が使われています。
さて、最初に抱いた疑問の答えはおわかりでしょうか。
そうです。表通りに面する元々の入口側にコンビニを併設したため、前後を逆にする驚異の改造が行われた銭湯なのです。元々の脱衣所と浴室の一部を新しい浴室にし、元々の浴室のほとんどを新しい脱衣所にしたのです。
ある意味「必見!」です。土日祝は早めの開店になっています。周囲の道路はやや狭隘ですが駐車場もあります。是非是非、お越しくださいませ。
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