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既に一昨日(2011.11.24)になりましたが、例によって千葉県での仕事帰りに車で、「松戸1 平和湯ランド(五香西1丁目12-12)」を訪れました。
新京成線五香駅(西口)から500m程南にある昔ながらの小さな商店街(五香新町商栄会)の中に建つ簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版ですが(屋号入りの銀色で高い煙突が遠くからも見えます/西側の松飛台産業道路から自動車ディーラー越しに屋号の看板が見えます)、既にご紹介の 船橋17 Esthé SPA クアパレス(KUR PALACE) http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/270/ ・・・ほどではないものの、エントランス部分が何やら洋風になっています(上部の屋号が金文字!/円柱がロココ調?)。軒下の換気口のデザインも凝っています。 正面に「福の神の縁起物の額」が飾られた玄関ではアルミ板鍵の松竹錠の下足ロッカーが使われています(由来不明な宇宙の図柄のポスターがあります)。 上に赤字で屋号が書かれたフロントの前が休憩スペースで(奥の小部屋は元整体用)、女将さんがお好きなのか、薄型テレビにはいつもCS?の韓流ドラマが流れています(懐かしの冬のソナタのカレンダー(2005年)やチェ・ジウのポスターなどの韓流グッズが銭湯中に溢れています)。 近くに陸上自衛隊松戸駐屯地があるためか、自衛隊関連の掲示物も多数あります。 額に入った様々なアニメ系の記念切手、アニメキャラクターのミニチュア、様々な油絵など、多様なものがそこかしこに溢れています。 七福十二支巡り(子-末広湯、丑-小松湯、寅-小金バスランド、卯-清志湯、辰-竹の湯、巳-仲の湯、午-馬橋湯(現馬橋バスセンター)、未-五香泉、申-矢切湯、酉-宮前湯、戌-松戸ヘルスランド、亥-平和湯ランド、大吉-ニューだるま温泉・・・赤字は廃業)のスタンプの額が、かつての松戸市の銭湯の賑わいをそっと物語ります。 脱衣所は木床&飾り天井で羽根と丈の短い3枚羽根の天井扇があり、通常の脱衣ロッカーですが、1/3程は返却式のコインロッカーになっています。 年季の入った祇園祭の図、海辺の山城(原城?)の図、ルノアールの絵(赤いリボンの少女・・・正確な題名不明)のレプリカ、ヱビスビールのポスターパネル2枚、ジャビット君・・・など様々なものが飾られています。 温泉旅館にあるような懐かしい縦型TVゲーム機2台が現役で使われており(麻雀-聖龍伝説と花札-華五光/DYNAX)、メダルを獲得すると景品がもらえます(1枚-お店のサービス券500円/4枚-マックカード2000円/6枚-クオカード3000円)。 保冷ボックスで湯上がりの氷が無料提供されています。 マスコットの大きな猫ちゃんがマッサージ機の上で寝ています。 天井が4×2=8つのライトが埋め込まれた金属スレート材による蒲鉾状の簡素なタイプの浴室です。正面壁には枝垂れた花の柄のタイルが配され、他の壁もモダンなタイルになっています。脱衣所との境の上部が男湯側は宇宙?&女湯側は山々のステンドグラスになっています。 逆L字型配置の浴槽は内側から、釜場への戸を含めて囲われた森林浴(緑色の湯/最内側が座れるスペース)、ウエストバス(強力ジェット)、座風呂、外側奥から手前側に続く「奥に寝風呂とジェット1基&外側壁に埋め込まれたTV&手前側に歩行湯(周囲に踏み石が埋め込まれています)を備えたゲルマニウム鉱石湯(奥角に鉱石が沈められています)」、さらに「江戸間4.5畳ほどの大きさの水風呂」と並び、外側手前にかなり大きなガス遠赤外線サウナ(別料金)があります。内側手前に立ちシャワーもあります。 カランは固定シャワー付きの銀色ハンドル状の押し手で、内側6つ、6つ&6つの島、歩行浴と水風呂との壁に5つの配置です。 黄色のケロリンの湯桶(と黄色無地のケロリン風湯桶)が使われています。 ボディーソープは無料サービスです。 松戸市共通回数券(10回分3800円)や独自の回数券(サウナ付き10回分5900円)もあります。 現在、松戸市公衆浴場組合(加盟8軒)による「第11回 お楽しみ銭湯祭り(12月4日が景品の当たる大抽選会)」が実施されているようですので、この機会にぜひお越しください。 近くに相撲部屋(佐渡ヶ嶽部屋)がありますので関取(若手力士)と遭遇することもありますよ。 <参照> 松戸市公式HPの該当ページ http://www.city.matsudo.chiba.jp/index/profile/sanpo/yu/map/heiwayu-land.html PR |
レトロ銭湯愛好家の私ですが、今日はその対極に位置するとも言える「驚異の改装」がなされた銭湯をご紹介しましょう。
例によって既に昨日になりましたが、千葉方面での仕事の帰りに車で立ち寄った、新京成線習志野駅の東南東400m程の(徒歩7分)再開発が進む住宅地にある(陸上自衛隊習志野駐屯地&航空自衛隊習志野分屯基地の近くでもあります)「船橋17 Esthé SPA クアパレス(KUR PALACE/薬園台4丁目20-9)」です。 同名のHPの全景写真のように基本的には簡素な東京型銭湯の正面フロント改造版なのですが、公式HP(後記)にある通り、お風呂とサウナのレジャーランドとしての「ベルサイゆ」な改装で統一され、白とピンクの外観はお洒落なブティックかファッションホテルあるいは結婚式場のような趣で、後部の煙突がなければ銭湯とはとても思えません。 ロココ調の円柱を配した玄関(ファサードとかエントランスとか言うに相応しい!)の左右には白大理石調女性像(+向かって右側にもう1体)とピンクのベンチが置かれ、たくさんの花々で飾られています。 看板もこんな感じです(す・・・素晴らしい!)。 街灯や装飾灯も実に凝ったものです。 窓の多くはステンドグラス風のガラスになっており、側面上部には風見鶏の飾りまであります。 屋号入りのオリジナル絨毯が出迎える玄関の内部も、絢爛豪華な装飾品で溢れ、ホテル顔負けの状況です。 天井に青空が描かれた受付カウンター(フロント)前のラウンジ(休憩スペース)には、巨大な薄型テレビが置かれ(70インチ!)、模擬暖炉があります。なぜかエジプト調のミイラの黄金仮面まで・・・!? シャンデリアの下の脱衣所というかパウダールームも同様の装飾品で溢れ、大型薄型テレビが3台もあります(別々のTVや映画が流れています)。からくり時計があって、手洗い場が極めて凝ったもので、外側の増築部分に高級倶楽部もビックリのウォッシュルーム(トイレ)や喫煙室があって、多数の雑誌も無料で読めて・・・あぁ・・・! 浴室は東京型だったものを大胆に改装し、天井となく壁となく天使や女神などで埋め尽くされています。湯気抜きの窓もステンドグラス風になっています。照明もガス灯風だったり天使が舞い踊っていたり、時計には鸚鵡が付いていたり、外側の増築部分の奥には大型テレビ2台の入ったボックスがあったり・・・ 奥から外側にかけて配置された浴槽は、内側方面から、薬湯(ピンクのコエンザイムQ10バスでした)兼ラジウム温浴(北海道二股温泉の鉱石使用)、滝状に落ちる湯口からのゲルマニューム(原文まま)流れ風呂、エステジェット、それぞれに壁埋め込み型小型テレビの付いた岩盤浴兼寝風呂3基、宝寿湯の薬湯が配置され、外側の増築部分にある大きな浴槽は、内側奥に座風呂2基、外側奥角に足下から流れ落ちる湯口の付いた女性像、外側に電気風呂とショルダージェットと強力に体が浮き上がる轟爆ジェットを備えています。さらに外側手前には、屋号入りの大きなライオンの口から流れ落ちる広い水風呂、そして中温と高温の2つのフィンランド製正統電気式ストーンサウナ(別料金/総檜張りでフィトンチッドの森林浴兼-それぞれ大型薄型テレビ付き)があります。脱衣所側に延長した浴室部分の内側手前には立ちシャワーもあります。 正面壁には「南の島の海岸の風景」の不整形モザイクタイル絵があり、サウナの壁に「小舟3槽が繋がれたギリシア風の白壁の家」のペイントがあります。 新しい押し手のカランは、内側5つ※、6つ&6つの島、内向きのみ5つの水風呂の壁兼の島の配置ですが、それぞれにある固定シャワーのハンドルも凝ったもので、縦楕円型の鏡にはピンク系の天使の装飾が施されています。 ※奥側の1つの鏡が小さなハート型で、その奥の薬湯兼ラジウム温浴の壁には固定シャワーの痕が2つありますので、同浴槽は後に増設されたものと思われます。 底部にオリジナルイラストと屋号が描かれたケロリン型湯桶が使われています。 リンスインシャンプーとコンディショナーとボディーソープは無料サービスです。 各種回数券やHP限定のクーポンもあります。 ここまで「ぶっ飛ぶ?」と逆に「あっぱれ」です。 一度は訪れる価値のある、(いい意味で)日本を代表する?珍銭湯の1つです(幾つかのメディアでも紹介されたことがあります)。是非!!! 正面が駐車スペースになっていますのでお車でも大丈夫です。 もう・・・とっても全てを書ききれませんので、詳しくは公式HPをご覧ください。 http://www.kurpalace.com/ |
大変残念なお知らせをしなければなりません。
千葉県有数の昔(大正15年)の創業であった、 習志野4 みはし湯【廃業】 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/194/ に引き続き、 同じく千葉県有数の昔(大正7または8年との情報でしたが実は昭和2年?)の創業であった「船橋5 常磐湯(本町3丁目20-12)」も、この9月29日付けをもって85年の歴史を閉じました(2011.10.27確認)。 2010.2.16に訪れたことがありますが、再開発されつつある千葉街道(国道14号線)沿いの船橋旧市街に建つ(斜向かいは古い木造の瓦斯屋さん)、和風平入り建築の正面フロント改造版で(基本は創業時のまま)、脱衣所は格天井で(3枚羽根の天井扇あり)、東京型浴室に旧式のシンプルな浴槽があり、カランも含めて全て天然ラジウム鉱泉(黒湯-ぬるぬるする)で、丸山清人氏による小型版のペンキ絵(野尻湖-富士山はない&女湯は不明:平成16.10.27画)や浴室中隔壁に「湖畔から山脈を望む洋風モザイクタイル絵」があり、屋号入りの黄色のケロリンの湯桶が使われていました。 固く閉じられたシャッター横の営業案内の上に貼られた閉店告知が淋しげです。 温泉マークと屋号と「ラジウム鉱泉」と書かれた電気看板に灯りが点ることはもうありません。 屋号入りの灯りの下の旧入口?前に置かれた明治牛乳のベンチに哀愁が漂います。 長い間、安らぎをありがとうございました。合掌! 追記 HPの関係部分も修正しました。 |
既に昨日になりましたが、例によって千葉市での仕事の帰りに、「千葉稲毛3 ビバークランド(轟町1丁目8-5)」を訪れました。
JR総武線西千葉駅北口から北東に約500m、京成千葉線みどり台駅から東北東に約1km、千葉モノレール(タウンライナー)天台駅から南西に約400m、同作草部駅から西北西に約400mの住宅地にあります(千葉大学キャンパス内は日中は通り抜けられますが迷わないようご注意を・・・)。 HPには全景を載せましたので、こちらは入口周りのアップをどうぞ! 白い煉瓦造りのヨーロピアン調のビル建築で(上階は御自宅のようです)、電気看板がなければ銭湯とはわからない、パブかブティックのようなお洒落な外観です。 公式HP http://www.bivouac-land.com/ ・・・には、ロゴマークの「HUMAN COMMUNICATION BIVOUAK LAND SINCE 1989 JAPAN」の他、「千葉の銭湯ルネッサンス」「千葉の隠れ湯」「皆様を温かくする湯空間」といったフレーズが並んでいます。 凝った布暖簾を潜ると和風旅館の湯処入口を思わせる玄関で、各種料金は木札に書かれ、透明アクリル板の扉の下足ロッカーに使われているアルミ板鍵の松竹錠には一枚ずつ違う思わずニヤリとする文章の書かれた木札が付いています。 さらに自動ドアを開けて入るとフロントがあり、その前の休憩スペース(ロビー)は、味のある間接照明、ゴザ敷き、洗練された調度品(なぜかASIMOくんが・・・)、外側の坪庭など、和風旅館のロビーに勝るとも劣らないムードあふれた空間になっています。新型のマッサージ機と読書スペースのある別室まであります。 ステンドグラス風の飾り壁で仕切られ凝った布暖簾の掛かる入口の向こうの脱衣所だけは、比較的昔のままを留めています(特に木床)。 浴室は花模様混じりの新しいタイルになっており、浴槽は外側逆L字配置で、内側から座風呂2基・電気風呂・寝風呂、外側奥角部分が無くて、麦飯石入りの金属枠湯口のある気泡風呂・水風呂、そして脱衣所に入り込む形で遠赤外線サウナ(別料金)があります。内側手前に側方2方向から3本ずつの噴射のある立ちシャワーもあります。 内側奥の階段を上がった扉の向こうに、和風の壁と屋根で囲まれた岩風呂風露天風呂(岩湯口付き)があります(薬湯あり)。 ロングシャワー付きの新しいカランが、内側8つ、8つ&8つの島の配置になっています。 リフォームは千葉大学工学研究科の大学院生の協力によるものだそうです。 ペンキ絵代わりに、公衆浴場背景画ポスター第4弾2枚(中島盛夫2009富士山⑥&北海道駒ヶ岳)が貼られています。 銭湯には珍しく「掛け流し(軟水)」とのことです。 千葉大学と千葉経済大学の間の学生街に立地していることもあり(敬愛大学や幾つかの高校も近くにあります)、学生と思しき入浴客も多く、学生さんには10回の入浴で1回無料になるスタンプカードもあります。 他にも各種のお得な回数券があります。 運が良ければ、ロゴマークにも描かれている銭湯のマスコット犬「クッキー君(オールドイングリッシュシープドッグ)」に会えるかも知れません。 ご主人はどこぞのテレビドラマか映画で見たことがある人かも知れませんよ(HP参照)。 いわゆるレトロ銭湯とは違いますが、学生街にあるこんな銭湯もなかなかではありませんか。是非! |
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