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【2025/08/17 04:45 】 |
木更津 巌根 柳湯 【廃業】
kisarazu-yanagiyu-s2.JPGHPの「千葉県のお勧め銭湯遺跡」にも追加して関係部分を修正しましたが、「木更津1 人参湯(木更津市中央3-4-39)」を訪れたついでに、2009年春頃に廃業した「木更津 巌根 柳湯(木更津市高柳2丁目10-8)」の現況を確認しに立ち寄りました。

HPには全景を載せましたので、こちらは入口付近のややアップをどうぞ!

JR内房線巌根駅から東南東に約1km歩いた旧住宅地にあります。

残念ながら入湯前に廃業してしまいました。

建物はまだほぼそのまま残されています。コインランドリーのみ営業しています。

青いトタン屋根の簡易な造りの典型的地方小型銭湯です(創業・建築時期は不詳ですが昭和中期頃?)。

内部もかなりレトロでもちろん番台、浴槽なども相当に旧式だったようです。

カランが湯と水の交互配置というのが、関東の銭湯としては珍しかったようです。

丸山清人氏作のタイル絵(瀬戸内海)があったとのことです。

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【2011/02/11 18:12 】 | 千葉県 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
木更津1 人参湯
kisarazu1-ninjinyu-s.JPG例によって既に昨日になりましたが、仕事が早めに終わったので、久し振りに「木更津1 人参湯(木更津市中央3-4-39)」を訪れました。

参考HP:木更津市 「みなとまち木更津」のレトロ建築
http://www.city.kisarazu.lg.jp/14,749,40,267.html

個人的な「千葉県のお勧め銭湯」の1つです。

JR内房線の木更津駅からちょっと歩いた「繁華街に近い旧市街」にあります。

昭和7年(1932年)の創業で、昭和24年(1949年)に現在の主人が引き継いだとのことです(前身の銭湯は昭和4年(1929年)発行の絵図(鳥瞰図)や町内案内に掲載されています)。

現存する建物は、地方では珍しい二重千鳥破風の豪奢な外観で、昭和27年(1952年)の建築です(脇道から側面が観察可能)。

オリジナル暖簾と玄関中央壁の福助(小さな九谷焼三六角タイル絵)が出迎えます。

木調の折上げ格天井(玄関も格天井)で木床の昔のままの脱衣所には(もちろん番台形式)、縁起物の大熊手(非常に大きい!)や人参湯の版画が飾られています。

脱衣ロッカーに加えて籐製の籠もあります。

詳細は伏しますが、非常にレトロなトイレです(私にとっては非常に懐かしい!)。

浴室はきれいに改装されており、浴槽も人参湯(薬湯/温浴素じっこうでした/バブルあり)・座風呂2基・浅浴槽(岩入りの湯口とバブルあり)の逆L字型配置に改修されています。

外側手前に立ちシャワー2基があるため、その脇のカランは2基しかありません。

ペンキ絵は丸山清人氏によるもので(平成17年8月8日)、男女の浴室の境に富士が配された一枚物の本栖湖です。やや汚れが付いてきましたが、その雄大さは今だ健在です。

側面に赤線の入った黄色のケロリン型湯桶が使われています。

大人\410、中人\170、小人\70と平成18年12月1日の料金のままです。

往時の木更津を彷彿とさせる銭湯です。遠くから訪れる価値は十分にあります。

追記
HPの写真を入れ替えました。
http://sentotanbonin.iiyudana.net/

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【2011/02/11 13:56 】 | 千葉県 | 有り難いご意見(2)
足立7 タカラ湯
adachi7-takarayu.JPG仕事の関係で既に一昨日(2011.2.9)になりましたが、所用のついでに足を伸ばして、ついに?言わずと知れた関東のKING of SENTO(銭湯)の1つである「足立7 タカラ湯(千住元町27-1)」を訪れました。

http://www.slowtime.net/takarayu/(公式HP)
http://adachi1010.jp/sento/takarayu.html

銭湯お遍路183軒目です。

北千住駅から昔の香りの漂う下町や商店街(北千住ニコニコ商店街)を抜けた先の荒川土手に近い古式ゆかしい銭湯です。

昭和2年創業で現存する建物は昭和13年の建築という、評判に勝るとも劣らぬ「鶴の懸魚付きの瓦葺きの千鳥破風」を冠した典型的な宮造りの外観は壮観で(両側は唐破風にも似た銀色のトタン屋根)、玄関の上には「七福神の乗った龍船と鶴」の彫刻飾りがあり、「沸いた(わ板)&抜いた(ぬ板)」の表示板や「湯入る」にかけた「弓射る」の看板も昔を偲ばせます。

フロント形式への変更を含めて内部は近代的に改装されていますが、古の造りを非常に上手に残しています。

脱衣所への入口上部には木製の飾りがあります(男女で付いている紐の色が違います)。

脱衣所は布壁を折り上げた格天井を横に拡張した形式で、木の床はきれいに磨かれ、脱衣ロッカーに加えて籐製の籠もあり、フロントの上部は瓦風の屋根になっており、浴室との境の上部の硝子は和風柄です。

その外はKING of ENGAWA(縁側)とも言われる「和風屋根と丸木の手摺りの木製の床の縁側(椅子類も木製)」になっており、KING of TEIEN(庭園)とも言われる「よく手入れされた日本庭園(岩噴水のある錦鯉の池・踏み石と石橋・石灯籠・奥の戸も木製・蔦や苔や松が年季を感じさせる)」に面しています。

浴室のタイルなどは改修されていますが、桃色系乳白色の天井やタイルは意外に古い景観にマッチしており、壁のタイルの模様も好感が持てます。

カランの押し手は「宝」です。

改修済みの浴槽は、通常の位置に座風呂2基・バイブラ・滝状湯口・電気風呂がありますが、さらに外側奥の拡張部分(中央寄せの天井で小さめの湯気抜きあり)にバイブラ付きの薬湯(温浴素じっこうでした)とバイブラ及び岩入り湯口付きのゲルマニウム風呂があり、手前側の作り付けのベンチから、庭を逆から眺めることができます。内側手前に立ちシャワーが2基あります。ペンギン湯(親子のペンギンの像がある-下部が湯口になっている)とサウナ(無料)は女湯のみにあります。

よくあたたまるクスリ湯 タカラ湯 超音波風呂」と底面に書かれたオリジナルの黄色ケロリン型湯桶も使われています。

噂の「ペンキ絵パネル(中島盛夫氏+田中みずき氏作)」もあります(どちらも富士がありますが男湯と女湯でやや図柄が異なります/高い位置に設置されているのでどちらからも両方見ることができます)。

銭湯ペンキ絵師見習い日記
http://mizu111.blog40.fc2.com/

休憩所も充実しており、漫画本やその他の本が多数あります。外側は庭に面した喫煙所になっており、碁盤や将棋盤などが備え付けられています。

渡辺晃一氏のスケッチの記事も飾られています。

特筆すべきは2代目の主人である松本益平氏(大正10年生・故人)の日記の抜粋の展示で、「自身の銭湯経営の変遷」「昭和5年までは木製の浴槽だったこと-日々のメインテナンスが大変だった」「現存する建物の建築風景」「戦時中の空襲のこと」「戦後の賑わいのこと(平日で1500~2000人、大晦日は3000人)」「しお湯(にがり入りの風呂)のこと-体が浮くのでつかまる棒があった」「上総堀り(井戸掘り)の様子」「昭和25年の銭湯背景画(ペンキ絵)は別府湾だったこと」など非常に興味深い内容で必見です。

ともあれこれで、かの有名な町田忍氏監督のDVD「東京銭湯」に取り上げられた8軒(+ペンキ絵での収載1軒※)のうち、

足立 7 タカラ湯(千住元町)
足立10 大黒湯(千住寿町)
大田50 明神湯(南雪ヶ谷)
台東38 梅乃湯(蔵前)
文京 4 月の湯(目白台)

・・・の5軒を訪れ、

足立16 弁天湯(千住旭町)

・・・は残念ながら火災で焼失してしまいましたので、残すは、

世田谷37 藤の湯(玉川台)
練馬 6 北町浴場(北町)※
川口市 亀の湯(本町)

・・・の3軒になりました。

追記1
どうする?東京(TOKYO MX 毎月第4土曜日21:00~21:30 & 翌日曜日11:30~12:00-再放送)の撮影で使われています。
http://www.mxtv.co.jp/dousuru/

追記2(2011.5.4)
『川口市 亀の湯(本町1-2-4)』も廃業していることが判明しましたので、残すは、

世田谷37 藤の湯(玉川台)
練馬 6 北町浴場(北町)※

・・・の2軒になりました。

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【2011/02/11 00:25 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
江戸川29 寿湯→【廃業】
edogawa29-kotobukiyu.JPG例によって既に昨日になりましたが、仕事の終了後、千葉市から最も近い東京の駅?であるJR総武線小岩駅から北北西方向に少し歩いた再開発が進む住宅地にある「江戸川29 寿湯(西小岩3-17-14)」を訪れました(西小岩小学校と西小岩幼稚園の間にあります)。

銭湯お遍路182軒目です。

日没後の訪問でしたので、前回通りがかったときに撮影した写真をどうぞ!(建て込んでいるために全景が入り切りません!)

千鳥破風を冠したやや簡略な東京型銭湯です。玄関の両側に硝子ブロック壁があり、玄関の傘入れロッカーの鍵は「さくら」に加えて「折り鶴」です。後方にはコンクリート製円筒形煙突がそびえ立ちます。

当然に番台の脱衣所は白壁と磨き込まれた木の床で、壁にはレトロな扇風機があり、庭の名残に面した木製の縁側の先には、水洗化されてはいるものの木製の戸を始めとして昔の趣のトイレがあります。

浴室のタイルは改修されていますが随所に昔のタイルが残されています。釜場への戸は木製です。

改修された浴槽は基本2槽式ですが、斜めに区切られており、内側がほんの少し深く、外側には1本ジェットが2基あります。最外側に今は使われていない青色のポリ浴槽が埋め込まれています(こども用?)。

カランは、内側5つ、5つ&5つの島(幅広い!)、外側7つですが、島は鏡のみでシャワーがなく、内側・外側の固定シャワーもバラバラで、外側は2つ欠けています(1つは元々なかった?)。

浴室中隔壁には「美保の松原からの富士?」のモザイクタイル絵があります(手前が増設された立ちシャワーで分断されています)。

黄色のケロリンの湯桶が使われています。

ペンキ絵は早川利光氏の奥多摩ですが(女湯には富士)、平成14年9月13日の作で、さすがに傷みが激しく、剥がれた部分が適当なペンキで補修されていました。

ペンキ絵という刹那的な限界芸術の本質を見たような複雑な想いでした。

たまにはそんな感傷に浸りながらの一風呂はいかがでしょうか。

追記(2012.6.16)
2012.6.8付けで組合が廃業を確認した模様です。

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【2011/02/09 00:43 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0)
江戸川45 竹の湯
edogawa45-takenoyu.JPG例によって既に昨日になりましたが、JR総武線下総中山駅から行徳橋さらに中州(名称不明)と江戸川を越えて千葉県から東京都に歩いて遠征し、「江戸川45 竹の湯(篠崎町4-21-15)」を訪れました。

実際には都営新宿線篠崎駅が最寄り駅になります(ちょっと歩きます)。

銭湯お遍路181軒目です。

近くに小さな商店街があるので、恐らくは「篠崎村?」の市街地に位置するのだと思われます。向かいは篠崎第2中学校です。

唐破風を冠した典型的な宮造りの銭湯がほぼそのまま残されており、玄関の上には欄間、同左右にはレトロなタイル、温泉マークと屋号入りのいい具合に煤けたコンクリート製円筒形煙突もあります(ほぼ全周が観察可能)。

当然に番台形式の脱衣所は、きれいな木製の折上げ格天井と白壁で(玄関も格天井)、外側に延長された造りです。年季の入った木製の床はきれいに磨かれています。古風な壁型扇風機もあります。「篠崎土地改良区第2工区役員一同」寄贈の手洗いの鏡が、この辺りの歴史を物語ります。

時代が傾斜を付けた?木製の縁側(その先に水洗ながらレトロなトイレ)と小さな池の名残(水はない)のある庭にも風情を感じます。

広い浴室も最低限の改修しかされていません。外側に延長された造りのため、天井が2段の外下がりになっており、男湯の外側奥が2m×2m程欠けた形になっています。女湯は欠けていないので、外側の窓の配置が男女の浴室で異なっています。釜場への戸は木製で、その上の小窓には硝子の代わりにトタンがはめ込まれています。

古めのタイルの浴槽はシンプルな2槽式で、内側深浴槽(かなり深い/やや奥行きが短い)にはバブルが少々、外側浅浴槽にはジェットが1.2基(なぜ小数なのかは現地でご確認を・・・)とバイブラと最外側にパイプの湧き出し口があります(女湯の浴槽は男湯より大きいのかも知れません>情報をお寄せ下さい)。

ペンキ絵は早川利光氏による西伊豆(平成19年12月17日)です(女湯はわかりません・・・富士はありません)。

浴槽背面と側面の壁の下部には、何やらレトロでプリティーな花柄タイルが張られています(現地でご確認を・・・)。

カランは、内側6つ(奥の1つのみちょっと引っ込んでいる)、5つ&5つの島2つ、外側5つで、内側と外側にのみ固定シャワーがあり、島は鏡のみです。

浴室中隔壁には新しめの花柄タイルが張られています(昔はタイル絵だったのかも知れません)。

薪で沸かしているようです。

少々駅から遠いのですが、レトロ銭湯好きにはたまらない銭湯の1つです。是非是非お越し下さいませ。

追記1
スタンプをお願いしたところ、常連さんに「どのくらい回っているんだい」と聞かれました。お答えすると驚かれてしまいました。私なんぞまだまだ初心者レベルなんですが・・・。

追記2
写真をよく見るとお婆さんが立っています。銭湯帰りでタクシー待ちをしているのです。わざわざタクシーで通わなければならないとは何ともはや・・・。ご老人のためにも、少しでも多くの銭湯が営業を続けられるよう祈ります。

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【2011/02/07 19:11 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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