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10月10日(月・祝)は、語呂合わせ通りの「銭湯の日」です。
全国の各銭湯組合は、それぞれに趣向を凝らしたイベントで皆様をお迎えしています。 東京銭湯ナイトVol.7 「東北、そして三陸の銭湯へ」&「京都極楽銭湯案内」 http://www.kt.rim.or.jp/~tsukasa/sento/tokyo1010/ ・・・も開催されます。 私はこれからカナダに行くので参加はかないませんが(来週末に帰国です・・・成田空港にて送信)、皆様、こぞってご参加ください。 |
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JR総武線西千葉駅北口から北東に約500m、京成千葉線みどり台駅から東北東に約1km、千葉モノレール(タウンライナー)天台駅から南西に約400m、同作草部駅から西北西に約400mの住宅地にあります(千葉大学キャンパス内は日中は通り抜けられますが迷わないようご注意を・・・)。 HPには全景を載せましたので、こちらは入口周りのアップをどうぞ! 白い煉瓦造りのヨーロピアン調のビル建築で(上階は御自宅のようです)、電気看板がなければ銭湯とはわからない、パブかブティックのようなお洒落な外観です。 公式HP http://www.bivouac-land.com/ ・・・には、ロゴマークの「HUMAN COMMUNICATION BIVOUAK LAND SINCE 1989 JAPAN」の他、「千葉の銭湯ルネッサンス」「千葉の隠れ湯」「皆様を温かくする湯空間」といったフレーズが並んでいます。 凝った布暖簾を潜ると和風旅館の湯処入口を思わせる玄関で、各種料金は木札に書かれ、透明アクリル板の扉の下足ロッカーに使われているアルミ板鍵の松竹錠には一枚ずつ違う思わずニヤリとする文章の書かれた木札が付いています。 さらに自動ドアを開けて入るとフロントがあり、その前の休憩スペース(ロビー)は、味のある間接照明、ゴザ敷き、洗練された調度品(なぜかASIMOくんが・・・)、外側の坪庭など、和風旅館のロビーに勝るとも劣らないムードあふれた空間になっています。新型のマッサージ機と読書スペースのある別室まであります。 ステンドグラス風の飾り壁で仕切られ凝った布暖簾の掛かる入口の向こうの脱衣所だけは、比較的昔のままを留めています(特に木床)。 浴室は花模様混じりの新しいタイルになっており、浴槽は外側逆L字配置で、内側から座風呂2基・電気風呂・寝風呂、外側奥角部分が無くて、麦飯石入りの金属枠湯口のある気泡風呂・水風呂、そして脱衣所に入り込む形で遠赤外線サウナ(別料金)があります。内側手前に側方2方向から3本ずつの噴射のある立ちシャワーもあります。 内側奥の階段を上がった扉の向こうに、和風の壁と屋根で囲まれた岩風呂風露天風呂(岩湯口付き)があります(薬湯あり)。 ロングシャワー付きの新しいカランが、内側8つ、8つ&8つの島の配置になっています。 リフォームは千葉大学工学研究科の大学院生の協力によるものだそうです。 ペンキ絵代わりに、公衆浴場背景画ポスター第4弾2枚(中島盛夫2009富士山⑥&北海道駒ヶ岳)が貼られています。 銭湯には珍しく「掛け流し(軟水)」とのことです。 千葉大学と千葉経済大学の間の学生街に立地していることもあり(敬愛大学や幾つかの高校も近くにあります)、学生と思しき入浴客も多く、学生さんには10回の入浴で1回無料になるスタンプカードもあります。 他にも各種のお得な回数券があります。 運が良ければ、ロゴマークにも描かれている銭湯のマスコット犬「クッキー君(オールドイングリッシュシープドッグ)」に会えるかも知れません。 ご主人はどこぞのテレビドラマか映画で見たことがある人かも知れませんよ(HP参照)。 いわゆるレトロ銭湯とは違いますが、学生街にあるこんな銭湯もなかなかではありませんか。是非! |
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銭湯お遍路218軒目です。 浅草寺の北方、浅草警察署前交差点を200m程北進した再開発が進む下町にあります。 築50年以上という二重千鳥破風の荘厳な宮造りの建物で外観を大切にした改修がなされています。 上部の千鳥破風の下には「丸に木瓜(もっこう)※」の家紋が誇らしげに書かれています(富山に多い家紋なのだそうです・・・大女将談)。 ※木瓜紋とは窠(か・・・穴冠に果)の紋で木瓜は当て字。正確には窠紋。窠とは木の上に作られた鳥の巣に対して地上にある鳥の巣の事で、形が巣に似ている。昔の窠紋は現在のような整った形でなく、中に小さな丸(恐らく卵)が数多く描かれている。窠紋が木瓜紋と呼ばれるようになった理由は、平安時代に寺院や役所などの御簾(みす)や御帳の周囲に巡らした絹布の帽額(もこう)にある模様を「御簾の帽帳の文」と呼び、この帽帳の音から転じた。木瓜(きうり)、胡瓜の切断面を象ったであるとか、バラ科に属する木瓜(ぼけ)の切り口を象ったもの、などの俗説は全て誤り。 <出典(敬服しました!)> (有)染色補正森本のHPの「家紋研究」の「家紋図鑑」の該当ページ http://omiyakamon.co.jp/ 仲通り側から確認できる後部の煙突は、周辺にマンションビルが増えたので環境に配慮してガスで沸かすようにしたため、通常のコンクリート製円筒型煙突を短くしたものになっています。 玄関には温泉マークと屋号が染め抜かれた藍色のオリジナル暖簾が掛かっています。 内部はフロント形式で近代的に改装されていますが(トイレもきれいな水洗です・・・トイレットペーパーまでお洒落!)、玄関には木板鍵の松竹錠の下足ロッカーがあり、脱衣所の重厚な木調の折上げ格天井&白壁と浴室の天井部分は昔を留めています。 浴室壁は白系(+一部はシックな暗色系)のきれいな大判模様タイルです。 通常位置に内側から電気風呂・ミクロバイブラ・ボディーマッサージ・エステバスが並び、浴室中隔壁部分に女湯側と互い違いで囲われてラドン浴兼森林浴があり、内側手前に脱衣所に入り込む形で遠赤外線ラドンサウナがあります(ラドン温泉発生ユニットは玄関にあります)。 外側にちょっと増築した形で、囲われた薬湯(漢方系)兼岩風呂風露天風呂(場所柄か外は見えません/足踏石付き)・水風呂(石組みの湧口付き)・立ちシャワー2基が奥から並びます。 カランは固定シャワー付きの新しいもので、内側奥(女湯側のラドン浴兼森林浴の壁)3つ+内側手前(本来の中隔壁部分)2つ、7つ&7つの島の配置です。 天然ミネラル温水装置による湯のようです。 玄関前には多数の自転車が並び、常連さんで賑わっておりました。 そんな下町の会話であふれる銭湯です。是非! 追記1 「ぶらり湯めぐりマップ」は、まだ銭湯に届いていないようでした。次回に期待です。 追記2 廃業した「台東20 平和湯(今戸2-36-6)」は完全に消滅して賃貸マンションになっておりました(ネットに散在する情報を総合すると、番台形式の古いビル型銭湯だった模様)。 |
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