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銭湯お遍路253軒目です。 押上駅と錦糸町駅を南北につなぐ四ツ目通りのやや押上駅に近い春日通りとの交差点を北西に少々入ったところに建つ、御年91歳の大女将が切り盛りする、正面フロント改造版の宮造り銭湯です。隣は児童遊園で側面がじっくりと観察できます。 やや低めながらも金属製円筒型煙突と東京スカイツリーが同一アングルに収まった銭湯写真が撮影できるというのがナイスです(広角レンズが必要です)。 新しめの木札鍵の松竹錠の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てのある玄関正面には、2つの米俵に乗った大黒様と2匹の鼠の木製透かし彫りが飾られています。 自動ドアを開けるとフロントと休憩スペースで、奥には小さな庭もあります。下が松竹アルミ板鍵のロッカーになっているベンチが置いてあります。フロントで使われている小さな木製物入れ棚は年代物です。 中白&枠がモスグリーン(後に塗り替えられた?)の折上げ格天井、白壁、よく磨かれた木床、梁や柱は古い木製・・・の脱衣所で、外側の一部はガラスブロック壁、天井にはモスグリーン(同)に塗られた大きな2枚羽根の天井扇があります。古い大きな壁型扇風機もあり、常連さんの置き道具棚は手作りの木製です。脱衣ロッカーは新しい松竹ディンプル錠になっています(フロント貸し出し方式)。ぶら下がり健康器や腹筋運動用器具なども置かれています。 浴室は湯気抜き部分が蒲鉾型の大橋ブルーの天井で(柱などの一部は黄土色)、下部のタイルはDisneyキャラクターが配された新しいものです。 浴槽は外側逆L字配置で、内側からスーパージェット&ボディーマッサージ&座風呂(全てボタン式)、一部パイプの仕切りを挟んでバイブラのある浅浴槽(最外側背面に大きな滝状湯口)、手前に向かって日替り薬湯(バスフレンドよもぎでした)、次いで内側に張り出す形で一部に踏み石のある大きな歩行風呂があります。水深90cmで約2.5m四方もありますので(ちょっとしたプール!)、入口の階段部分から飛び込みたくなる子ども?も多いようで、「飛び込み禁止」の注意書きもあります(対象を考えるとひらがなの方が・・・)。さらに、外側の業務用廊下につながる小さなアルミ戸を挟み脱衣所に入り込む形で遠赤外線電気サウナ(別料金)があります。入口脇には水風呂もあります。内側手前には立ちシャワーもあります。 井戸水を用いた人工重曹泉が使われています。 カランは固定シャワー付き(男湯は修理のため不揃い/女湯はピンクとのこと)の銀色ハンドルタイプの押し手で、内側8つ(一番奥は釜場への戸の直前!/一番手前のみロングシャワー)、6つ&6つ(一番手前は固定シャワーなし)の配置です。 ペンキ絵は中島盛夫氏&田中みずき氏によるもので(平成23年11月22日 画)、男湯は湖からの富士、女湯は海の風景?です。閉店時はシャッターに東京スカイツリーの絵が楽しめるそうです。 <参照> 銭湯ペンキ絵師見習い日記 http://mizu111.blog40.fc2.com/ 底部に青い温泉マーク&赤いサイドラインのある黄色のケロリン型湯桶が使われています。 特筆すべきは、休憩スペースに飾られた銭湯写真家の今田耕太郎氏から贈られた多数の写真です。東京スカイツリー建設前の写真(ペンキ絵も以前のものです)や釜場などの普段はお目にかかれない部分の写真もあります(モノクロ写真には実に味があります)。 imada photo service http://www.imadaphotoservice.com/ SIONNET.TV CREATORS #1 銭湯写真家 今田耕太郎 http://www.sionnet.tv/creators/index.html 付近には相撲部屋が散在していますので、運が良ければ関取に遭遇するかも知れません(フロントには錣山部屋所属の現役力士 豊真将関の色紙があります)。そのためか、脱衣所の体重計は比較的に新しい針式ですが、120㎏(32貫目)まで計測可能な大型です。 また、 本所防災館 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/ ・・・からすぐですので、家族で防災を学んでからひとっ風呂・・・というのもいいかも知れません。この辺りには知られざるオツな居酒屋も多数ありますよ。もちろん東京スカイツリーは至近です。是非! 「1010 114 2012 / February TOKYO銭湯物語 この銭湯の隠し味 P.P.8~9」もご参照ください(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPでオンライン版も読めます)。 PR |
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New Yorkからの直行便での帰国途中の3月19日(月/開設から1年と5ヶ月あまり)、ブログのカウンターが15000を超え、同名のHPのカウンターも3月16日(金)に2400に達しています。
元より銭湯に関するブログではありますが、銭湯の話題だけでは銭湯ファンの増加に貢献できませんので、検索で迷い込んでくることを期待して(・・・という名目で?)、今後も「銭湯にかこつけた話題」さらには「銭湯に全く無関係な個人的おもしろ情報」をチョイチョイ混ぜていきたいと思います。 なんでも極めてしまう性格ですんで、様々な種類のオタク的話題(鉄ネタ・海外ネタ・アキバ系的ネタなど)が混入しますが、なにとぞお目こぼしの程・・・(興味のない方は読み飛ばしてください)。 荒川28 帝国湯 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/357/ ・・・のような斬新な?(病的な?)チャレンジ企画も飛び出したりしますが、笑って許してくださいませ(アッコさんではありません)。 では、これからもよろしくお願いします。 |
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そんなわけで「検索で迷い込んで来た方々が銭湯好きになるように!」といういつもの姑息なネタです(意外に効果があったりするようでして・・・)。 せっかくですので、「Broadway Musical ~Newsies~」を鑑賞してきました(日本では未演のようです)。 まずは、1899年のNew York Cityであった新聞売りの少年たちのストライキ(実話)を元に作られたDisney Musical Dramaがあり(1992年4月10日公開)、次に、それを元としてNew JerseyでMusical化され(2011年9月25日~10月16日公演)、それをBroadwayのNederlander Theatreで2012年3月15日~29日限定で復刻公演したところ好評を博し、6月10日さらには8月19日まで公演期間が延長されているものです。 ネタバレしますんで、ごく大雑把に説明しますと、 New Yorkの共同アパートに住む元ホームレスや孤児といった新聞売りの少年たちが様々な不条理と戦うためにストライキを敢行。紆余曲折を経て大団円。リーダーの少年の恋物語も・・・。 ・・・といった感じのストーリーです(こんな程度でご勘弁!)。 West side storyのような見事な集団演舞が見物でしょうか。 公式Website http://newsiesthemusical.com/ ・・・もご覧ください。 Times Squareのtkts(ticketmaster)で40%引きで購入した2階席でしたが、舞台装置が高く立体的にできているので結構楽しめました。 思えば・・・最初のヨーロッパ放浪におけるLondonでの「STARLIGHT EXPRESS(ローラースケートで会場中を走り回るやつです・・・日本公演済)」「CATS(説明不要ですね)」「42ND STREET(古典的名作)」に始まり(1988年8月30・31日)、USAの移動公演の「LITTLE WOMEN(若草物語です)」「HAIRSPRAY(ご存じの方も多いでしょう・・・日本公演済)」「HAIR(USAでは古典的名作)」、Broadway及びOff Broadwayでは「SPRING AWAKENING(日本公演済ですがその前に観ました・・・まさか日本でやるとは・・・という大人向けの演出です)」「CHICAGO(説明不要ですね)」「WEST SIDE STORY(説明不要ですね)」「AVENUE Q(人形やTVを使った変わった演出で有名)」「AMERICAN IDIOT(USAでは古典的名作)」・・・とこれでかれこれ12本目です。 日本でお馴染みの有名どころもいいですが、「これぞUSAの魂」的なものとか(HAIRSPRAY・HAIR・AMERICAN IDIOTなど)、「日本未演」のものにチャレンジしてみることをお勧めします。 「HAIR」のラストは観客も舞台に上がって大合唱!・・・ですし、「SPRING AWAKENING」はなんと隣に役者が座る舞台上の席・・・で鑑賞できたりもしました。 アメリカが誇る大衆芸術Musicalを通じて、新たな人生を拡げてみてはどうでしょう。 |
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荒川28 帝国湯
http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/357/ ・・・の訪問のついでに確認した(2012.3.8)、荒川区のその他の廃業銭湯の現況です。 ☆荒川34 正庭湯(東日暮里1-20-4) 東京メトロ日比谷線三ノ輪橋駅脇の三ノ輪橋交差点から北西に向かう正庭通り沿い(約100m歩きます)に建つ比較的新しい複合ビルの2階にあるフロント形式の銭湯でした(外階段を上がります)。2011.1.2の廃業です。ネットに散在する情報を総合すると、3階部分への吹き抜け構造で天井が高く(浴室は金属製建材の蒲鉾天井)、浴室中隔壁には湖から望む山々のモザイクタイル絵があったようです。ビル自体は変わらずにそのままで、銭湯部分のみ改装されて別の商業テナントとして使われていました。裏手のコインランドリーの灰皿に貼られた屋号や洗濯物入れ代わりの籐製の籠に面影を留めていました。 ☆荒川39 又六湯(南千住6-51-19) 南千住駅の西北西500m程の日光街道(国道4号線)からちょっと西側に入った下町に建っていました。平成22(2010)年6月18日をもって廃業しました。ネットに散在する情報を総合すると、懸魚付きの千鳥破風を冠した伝統的な宮造り銭湯で(終戦直後の昭和27年建築)、高い煙突も聳えていたようです。もちろん番台形式で、それなりの改修はあったようですが、脱衣所は中白の折上げ格天井で、内部の建具や各種のアイテムも大いに昔の趣を留めていたようです。故早川利光氏による立派なペンキ絵(富士川(男湯)と西伊豆(女湯):平成15年6月22日 画)があったようです。浴室中隔壁には「湖から望む富士(男湯)」と「白鳥(女湯)」のモザイクタイル絵があったようです。下町の銭湯らしくあつ湯だったようです。既に痕跡はなく、分譲住宅になっていました。なお、名銭湯だったことを反映して、ネットは多数の記載で溢れています。 ↓訂正のため必ず参照(2012.10.6) 荒川39 又六湯【廃業】 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/496/ 在りし日の銭湯を想いつつ、合掌! |
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荒川28 帝国湯 http://sentotanbonin.kai-seki.net/Entry/357/ ・・・の訪問のついでに(2012.3.8)、2009年に廃業した「荒川40 大黒湯(南千住5-24-14)」の現状を確認に行きました。 屋号入りのコンクリート製円筒型煙突は撤去されていましたが、銭湯の建物自体はそのまま残されていました。 都内の銭湯密集地域の1つである荒川区の南千住駅から西方に延びる昔ながらの商店街(南千住仲通り商店会)を300m程進んだ北側の路地の奥に建っています。 残念ながら訪問したことがないのですが、ネットに散在する情報を総合すると、改修の加わった簡素な造りながら庭があり、日光の景色(赤い橋や山々/男湯)と金閣寺(女湯)のモザイクタイル絵が見事な番台形式の銭湯だったようです。 町の記憶PROJECT 南千住1000枚の記憶 http://www.sakao-lifeworks.com/minamisenju/index.html ・・・の製作場所(2011.6.26)の1つでもあったようです。当時の内部写真も幾つか掲載されています。 往時を偲びつつ、合掌! なお、「1010 67 2004 / APRIL 特別企画1 銭湯密着型町歩き指南 大江戸湯の町めぐり レトロ系銭湯のメッカ 南千住 P.P.3~10」もご参照ください(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPからも電子版が読めます)。 |
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