引き続き、シンガポールのチャンギ国際空港からのアップになってしまいましたが(前項参照)、2012.9.8、休日を利用して、「大田69 壽湯(寿湯/蒲田3-8-6)」を訪れました。
銭湯お遍路280軒目です。
私は周辺の廃業銭湯の確認がてら京浜急行梅屋敷駅から歩きましたが(次々項参照)、もちろん京浜急行蒲田駅の方が近く(北に400m程)、多摩堤通り(東京都道11号線)の北に150m程入った名も無き?小さな商店街の中に建っています。
簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版で、
温泉マークと屋号と
サウナが2方向に書かれた煙突が横に聳え立ちます。薪で沸かしているようです(煙突の手前に山積みになっています)。
この銭湯の最大の特長である「丸風呂(後述)」も書かれた鮮やかな青の電気看板が脇にあり、上部のガラスにも屋号が書かれた玄関では、木札鍵の松竹錠の下足ロッカーとアルミ板鍵の松竹錠の傘立てロッカーが使われています。
自動ドアの奥がフロントと休憩スペースです。
脱衣所は飾り天井ながらフローリングの床の簡素なもので、普通鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われており(鍵はフロントからお好みで持って行く方式)、「全国浴場組合の景品バスポスター(丸山清人氏 画の富士山+田村隆一の詩+銭湯のマナーのイラスト)」と今や懐かしい「銭湯キャンペーン大使 長山洋子さんのスペシャルスタンプラリーポスター(2010.2.10~4.30実施)」が貼られています。手前外側に花柄の配された壁タイルの水洗トイレがあります。
手前は石灯籠や一番の鶴の置物のある枯れ形式の小さな坪庭になっています(休憩スペースからも見えます)。
浴室は天井が大橋ブルーに塗られ、かつてペンキ絵があったと思われる部分も同様に大橋ブルーに塗られた板で覆われています。下部の壁タイルは比較的に新しく、よく見る「クラシックカーと女性」の洋風の青系パターンが正面壁に2つと中隔壁に1つあります。女湯側の湯気抜き窓からは煙突が見えます。
浴槽は東京では非常に珍しい中央配置の完全円形で(直径4m/丸風呂)、奧の約1/4が高温風呂、次いで左回り(反時計回り)に残りの約3/7が一続きのバイブラ風呂と低温風呂、同じく約3/7が座風呂3基、さらに同じく約1/7が電気風呂になっています(丸缶入りのお遣い物のお菓子をご想像ください)。中央に円柱型の湯口があり、高温風呂と他が混じり合わないように仕切りが組まれています。その上に薄い5角柱の浴槽の説明があります。外側手前にガス遠赤外線サウナ(無料)もあります。内側手前には脱衣所に入り込む形で簡素な混合栓でロングノーズの立ちシャワーが2基あります(壁に青いヨットやカモメのイラストがあります)。
カランは固定シャワー付きの中央が
赤と
青になった茶色ハンドルタイプの押し手で、内側9つ、奧9つ、外側8つに加えて、サウナ(前述)の奧の壁に1つだけあります。
黄色のケロリンの湯桶に加えて緑のM字椅子も1つだけ使われています。
珍しい円形風呂(丸風呂)を体験するだけでも、遠くから訪れる価値があるでしょう。是非!!
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