仕事の関係で少々間が開いてしまいましたが…。
一昨日(2012.2.8)、例によって仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、台東区北端の荒川区との境目付近にある※、「台東9 改栄湯(三ノ輪2-10-15)」を訪れました。
※付近の区界が複雑なのは、今は暗渠化されている音無川(三宝寺池を水源に、石神井川・滝野川を経て音無川となり、さらに飛鳥山下・西ヶ原・堀の内・田端・三河島を経て、上根岸から台東区と荒川区の境を下り、三ノ輪橋・浄閑寺横・吉原土手・地方橋・今戸を経て隅田川に注ぐ)の痕跡だからと思われます。
銭湯お遍路243軒目です。
すっかり暗くなってしまいましたので予め撮影しておいた写真をどうぞ!
交通費の節約のため私はわざわざ墨田区にある東武伊勢崎線東向島駅から区界の隅田川を「東京スカイツリーの輝く夜景」を見ながら白髭橋を渡って越えて(時代劇なら渡し船ってところ!)明治通りを西進…といったルートで向かいましたが、最寄りは東京メトロ日比谷線三ノ輪駅で、3番出口の200m程東方に建っています。
玄関上部に屋号と瓦屋根風の飾りを配した昭和?のビル型銭湯で(後方は自宅/上階は賃貸マンション)、後方にコンクリート製四角柱煙突が聳え立ちます。道から山積みの薪とボイラーを拝見することができます。
木板鍵の松竹錠の下足ロッカーと小さなアルミ板鍵の松竹錠の傘立てロッカーが使われています。
自動ドアの向こうがフロントと休憩スペースで、田村隆一の詩の額(手書き風)が飾られ、奥には三畳程の畳敷きの小上がりがあります。
しっかりと磨かれた木床のシンプルな脱衣所では普通鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われており、壁側のものの上部が斜めになるように工夫されています(忘れ物の防止策と思われます)。
浴室も同じくシンプルで、浴槽はバブルのある内側深浴槽とバイブラのある外側浅浴槽~パイプの仕切り~柱を挟んで外側に座風呂2基の逆L字浴槽・・・の外側逆L字配置です。
カランは固定シャワー付き(茶が主体で一部は様々なタイプのもので改修)の茶色のハンドルタイプの押し手で、内側奥1つ、内側中央4つ(ここだけロングシャワーで囲いあり)、内側手前1つ(湯桶と椅子の置き場のため使用中止)、6つ&5つ(浴槽の関係で奥の1つは元々設置せず)の島、外側5つの配置です。
男湯は「動物たちのお祭り(実際にご覧ください)」、女湯は「鶴などのいる朝景色?(実際にご覧ください)」の何ともポップな不整形モザイクタイル絵が正面壁を飾っています。
黄色のケロリンの湯桶が使われています(なぜだか「SANYOの
ゲンサン(非売品)」が1つ)。
日曜日は朝湯もあります。いかがでしょう?
[0回]
PR