例によって既に一昨日(2012.6.23)になりましたが、休日を利用して、「文京8 白山浴場(白山2-7-1)」を訪れました。
銭湯お遍路269軒目です。
気が向いて台東区の東武浅草駅から上野・湯島・本郷・・・と歩きましたが、もちろん1km圏内には地下鉄駅が幾つかあります。
後楽園や春日方面から北に延びる千川通り(≒えんま通り商店街/白山通りの1本西側)が北西方向に曲がった「小石川植物園」方面への上り坂の中腹脇の東側に入った道沿いに建つ近代的なビル型銭湯で(2&3階は賃貸マンション?)、屋号のプレートが入口階段の内壁(暖簾の陰)にあるため、隣のコインランドリーや後方に聳えるコンクリート製四角柱煙突やお手製で長い5条の布製暖簾の「ゆ」の字を見逃すと、ここが銭湯だとは全く気付きません。
その暖簾を潜って6段の階段を降りると年季の入った木札鍵のさくら錠の下足ロッカーと古いTOKYOのアルミ板鍵の傘立てのある玄関で、そのままフロントと小さな休憩スペースが続いています。
ガラスに男湯&女湯と書かれたアルミの引き戸を開けると木床のシンプルな脱衣所で、浴室との境の一部はガラスブロック壁になっており、残りのガラスにはメルヘン調の飾り付けがなされています。ディンプル鍵のSAKURAⅢの脱衣ロッカーが使われています(2つは大型です)。ドライヤー用の古いOMRON COIN TIMERに歴史が薫ります。無料の超音波眼鏡洗浄機が置かれています。
浴室は「男女それぞれ」の焦げ茶色金属スレート製蒲鉾天井になっており、大きな3つの球体が組み合わさった街灯のような照明がぶら下がっています。下部の壁や床などのタイルは新しく、中隔壁には4本の薔薇模様のタイルも配されています。
浴槽は通常の外側奥配置で、内側からほぼ同幅の、外半分が座風呂になった深浴槽、バイブラのある浅浴槽、日替り薬風呂(イヴタス緑茶でした/やや手前に拡張されています)と並んでいます。内側手前に立ちシャワーも2基あります。
カランは固定シャワー付きのWaguriの銀色ハンドルタイプの押し手で、(丸柱の手前に)内側3つ、5つ&5つの島、外側5つの配置です。
正面壁は全面が「鳳凰の羽根模様」のような不整形モザイクタイル絵(男女対称)になっています。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
女将さんのご高齢の常連客を気遣う会話に暖かさを感じる地域密着型の銭湯です。いかがでしょう。
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