仕事が立て込んでいてアップが遅くなりましたが、GW最終日の2012.5.6、これまた今期最終日の『都営地下鉄「春」のワンデーパス』を手に、都営浅草線終点の西馬込駅から丘を2つとJR東海道新幹線&同横須賀線の高架を越えて往復する形で、「大田46 小松湯(上池台2-39-7)」を訪れました。
銭湯お遍路262軒目です。
最寄りの東急池上線洗足池駅の南南東に約800mの昔からの市街地にあります。
洗足池※から流れ出す小川「洗足流れ」に沿って小池橋まで南下して左折(東方向)するのが風情がありましょう(今回は逆にJR東海道新幹線&同横須賀線の高架近くから洗足流れに沿って北上しました)。
※武蔵野台地末端の湧水を堰き止めた池。昔は洗足郷の大池と呼ばれ灌漑用水としても利用された。大田区指定名勝。日蓮聖人が足を洗ったことに由来するとの説があり袈裟を懸けたとされる松がある。1周は約1.2km(徒歩で約20分)。江戸時代、初代 歌川広重による浮世絵「名所江戸百景」にも描かれた。近くには勝海舟夫妻の墓所などもある。なお、南側の中原街道(東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線)は、徳川家康による東海道の整備前は東海道の一部でもあった中世以前からの古道で、東海道の整備後は江戸虎ノ門(現在の東京都港区虎ノ門)から平塚中原(現在の神奈川県平塚市御殿)をつなぐ脇街道。名称は平塚にあった徳川将軍家の御殿(別荘)の中原御殿に由来。相州街道・お酢街道・江戸間道・小杉道・こやし街道などの別称がある。
やや簡素な造りの東京型銭湯の前方フロント改造版で、後方の枠付き金属製円筒型煙突は・・・なんと「鳥の巣付き」です!
ゆ(白抜き)と
銭湯マークが書かれた紺暖簾を潜ると、木札鍵の松竹錠の新しめの下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てのある玄関で、さらに自動ドアの奥がフロントと日本庭園のプリントの貼られた休憩スペースです。
脱衣所は簡素で、ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われています。映画「テルマエ・ロマエ」のポスターも貼られています。
浴室は外側に拡張された東京型ですが、天井等の白色部分は同じく白色のスレート材で覆われています(柱や梁の青色部分はそのままです)。下部の壁は港の風景のあしらわれた洋風白タイルで、正面壁には白樺のプリントが張られています。
浴槽は内側から、背面に親子蛙も鎮座するラジウム温泉の素石入り格子状湯口のある深浴槽(ガリウム石湯浴泉/脱衣所に掲示があります/あつい)、座風呂2基から奥角の柱部分を回って拡張部分のバイブラ(浴槽外に溢れる勢い!)に至る浅浴槽(ぬるい)の外側逆L字配置です。内側手前に立ちシャワーもあります。
カランは固定シャワー付きの茶色ハンドルタイプ(年季が入っています)の押し手で、内側6つ、5つ&5つの島、3つ&3つの島、外側4つの配置です。
黄色無地のケロリン型湯桶が使われています。
入浴後は洗足池の周りで夕涼み・・・がお勧めです。是非是非!
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