まだまだアップが月遅れ状態です。頑張ります。
2012.11.25、休日を利用して、「大田10 東湯(東蒲田2-36-2)」を訪れました。
銭湯お遍路291軒目です。
最寄りは京急蒲田駅で、そのすぐ東側を走る第一京浜(国道15号線)から(新)呑川の北側に沿って東に延びる道に入り、(新)呑川から離れる形で道なりに250m程東進した商店が散在する住宅地に建っています。
縁が山吹色に塗られた鬼瓦付きの入母屋破風&唐破風を冠した宮造り銭湯の前方フロント改造版で(昭和37年築&昭和末期に中普請とのこと)、隣が未舗装の空地(駐車場)のため側面も観察できます。煙突は見当たりません。
脇の白色煉瓦調の壁に屋号が書かれた玄関では、木札鍵の松竹錠の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てが使われています。
横の自動ドアを開けると、右側が岩や竹や外にまではみ出す大きな木・・・そして鯉の泳ぐ池のある改修時に取り込まれた?中庭で、その池は廊下の透明アクリル板の床下につながっています。さらに奧にはフロントとシャンデリアが下がる元は玄関だった控えめなロビーがあります。
有線の演歌が流れています。
脱衣所はレザー張りの床で簡素ながら(床や壁や天井にやや傷みが目立ちます)、枠が小豆色&中が黒っぽい長方形パターンの折上げ格天井で、男女両方とも正方形に組まれた蛍光灯があり、ディンプル鍵のSUNの脱衣ロッカー・・・そして、なぜか大黒湯と書かれたKeihoku Hakariの針式体重計が使われています。
外側奧のドアを開けると短い廊下で、その手前壁に花柄を配したタイルの壁の水洗トイレがあります。
浴室は白が基調の東京型の天井で、男湯は青&女湯は黄色の花柄を配したタイルの壁、ピンク系のカラフルな花柄のあしらわれたタイルの浴室中隔壁、そして浴室中隔壁の上部と外側壁に大きな街灯のような照明が7つあります。
浴槽は通常の外側奥配置に内側から、座風呂2基のある薬湯(白濁した湯でした)の深浴槽、背面に岩入りの格子状湯口のある浅風呂、やや前方に張り出した深めの円形バイブラと並んでいます。内側手前に遠赤外線サウナ(無料/かなり温いです)が増設されています。外側手前に立ちシャワーも3基あります(最も手前は使用不可でした)。
カランは固定シャワー付きの中に
赤と
青の丸のある茶色ハンドルタイプの押し手で、内側4つ、6つ&6つ(手前1つはシャワー欠)の島、遠赤外線サウナの縦壁に3つ、珍しい各辺1つずつの斜になった正方形の島(シャワーはありません)、外側3つ(奧2つはシャワー欠)の配置です。
最後に勿体を付けて書きますが、正面壁には『かぐや姫(十二単を着たかぐや姫と竹林の近景&山々の向こうに三重の塔と月の遠景/男湯)&花車(女湯)』の見事な平安朝風の枠付き三六角タイル絵があります(下部に広告スペースも残っています)。必見です!!
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
京急蒲田駅の西側などには、なかなか味のある居酒屋も散在します。ひとっ風呂&一杯をお楽しみください。
以上、帰省中の北海道旭川市の自宅からのアップでした。
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