例によって既に昨日になりましたが(入浴してちょっと一杯やってから帰ると夜中になりますもんで・・・)、さらに例によって仕事のついでに足を伸ばして、曳舟駅から比較的近いというか隅田川のほとりというかはたまた東京スカイツリーの足下というか・・・の下町の銭湯「墨田16 松の湯(東向島1-10-18)」を訪れました。
銭湯お遍路157軒目です。
水戸街道から隅田川に向かう昔ながらの味のある「鳩の街通り商店街」にあります(隣のお米屋さんも渋い!)。
夜なのもありますが、建て込んだ立地のため全景写真が撮れません。ご容赦を・・・。
伝統的な東京銭湯の正面フロント改造型です。
渋い木調の折上げ格天井&白壁の脱衣所が往時を偲ばせます(小さいながらも池のある庭もあります)。
路地から側面に回ると煙突と廃材の山が確認できます(薪で沸かしているようです)。
浴室は昭和期?の改修がなされていますが、浴槽は比較的シンプルな変形2槽式で(縦割り徳利型-外側に向かって拡がるタイプ/バブルとジェットがあるのみ/タイルも比較的古い)、中央に雄大な富士山のあるペンキ絵が立派です(下部の広告スペースも広告自体はありませんがそのまま残されています)。
故早川利光氏による平成15年8月6日制作の西伊豆です。年数を経ている割に比較的状態はいいです。
見所は2枚の三六角タイル絵!
浴槽側面から背面にかけては「日本家屋と石灯籠があり木橋を渡る島のある日本庭園(遠方に山々)~魚を加えて飛ぶカワセミ~急流を泳ぐ鯉~鯉の滝登り」(かなり傷みがあり-一部は他のタイルで補修-説明板に隠されている部分もあるのが残念・・・)。
浴室中隔壁は「大きな岩風呂(もしくは渓流)で沐浴する5人の女性」(珍しい画題)。
どちらも「鈴栄堂九谷 章仙作」です(誰か女湯側の画題を教えて下さい)。
お遍路MAPには何の解説もありませんが、なかなかの銭湯です。お勧めです。是非!
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