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仕事の関係で報告が遅くなりましたが、2011.10.1、東京の銭湯集中地域の1つである台東区北部地区にある「台東22 鶴の湯(浅草5-48-4)」を訪れました。
銭湯お遍路218軒目です。 浅草寺の北方、浅草警察署前交差点を200m程北進した再開発が進む下町にあります。 築50年以上という二重千鳥破風の荘厳な宮造りの建物で外観を大切にした改修がなされています。 上部の千鳥破風の下には「丸に木瓜(もっこう)※」の家紋が誇らしげに書かれています(富山に多い家紋なのだそうです・・・大女将談)。 ※木瓜紋とは窠(か・・・穴冠に果)の紋で木瓜は当て字。正確には窠紋。窠とは木の上に作られた鳥の巣に対して地上にある鳥の巣の事で、形が巣に似ている。昔の窠紋は現在のような整った形でなく、中に小さな丸(恐らく卵)が数多く描かれている。窠紋が木瓜紋と呼ばれるようになった理由は、平安時代に寺院や役所などの御簾(みす)や御帳の周囲に巡らした絹布の帽額(もこう)にある模様を「御簾の帽帳の文」と呼び、この帽帳の音から転じた。木瓜(きうり)、胡瓜の切断面を象ったであるとか、バラ科に属する木瓜(ぼけ)の切り口を象ったもの、などの俗説は全て誤り。 <出典(敬服しました!)> (有)染色補正森本のHPの「家紋研究」の「家紋図鑑」の該当ページ http://omiyakamon.co.jp/ 仲通り側から確認できる後部の煙突は、周辺にマンションビルが増えたので環境に配慮してガスで沸かすようにしたため、通常のコンクリート製円筒型煙突を短くしたものになっています。 玄関には温泉マークと屋号が染め抜かれた藍色のオリジナル暖簾が掛かっています。 内部はフロント形式で近代的に改装されていますが(トイレもきれいな水洗です・・・トイレットペーパーまでお洒落!)、玄関には木板鍵の松竹錠の下足ロッカーがあり、脱衣所の重厚な木調の折上げ格天井&白壁と浴室の天井部分は昔を留めています。 浴室壁は白系(+一部はシックな暗色系)のきれいな大判模様タイルです。 通常位置に内側から電気風呂・ミクロバイブラ・ボディーマッサージ・エステバスが並び、浴室中隔壁部分に女湯側と互い違いで囲われてラドン浴兼森林浴があり、内側手前に脱衣所に入り込む形で遠赤外線ラドンサウナがあります(ラドン温泉発生ユニットは玄関にあります)。 外側にちょっと増築した形で、囲われた薬湯(漢方系)兼岩風呂風露天風呂(場所柄か外は見えません/足踏石付き)・水風呂(石組みの湧口付き)・立ちシャワー2基が奥から並びます。 カランは固定シャワー付きの新しいもので、内側奥(女湯側のラドン浴兼森林浴の壁)3つ+内側手前(本来の中隔壁部分)2つ、7つ&7つの島の配置です。 天然ミネラル温水装置による湯のようです。 玄関前には多数の自転車が並び、常連さんで賑わっておりました。 そんな下町の会話であふれる銭湯です。是非! 追記1 「ぶらり湯めぐりマップ」は、まだ銭湯に届いていないようでした。次回に期待です。 追記2 廃業した「台東20 平和湯(今戸2-36-6)」は完全に消滅して賃貸マンションになっておりました(ネットに散在する情報を総合すると、番台形式の古いビル型銭湯だった模様)。 PR |
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