× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
既に昨日になりましたが、仕事のついでに足を伸ばして、東京メトロ千代田線千駄木駅から程近い下町の路地に建つ「台東2 初音湯(谷中3-10-3)」を訪れました(谷中ぎんざも至近です)。
大変残念ながら11月21日(日)の営業を最後に廃業されるとの情報を得たためです。 東京レトロBBS ver 2.0 http://tokyoretoro.bbs.fc2.com/ 銭湯お遍路154軒目です。 前面をフロント式に改造した伝統的な造りの銭湯です。 浴槽が中央縦配置というのが特徴です。4つに分かれており、奥2つは湯の花を使用した「白湯(硫黄泉 コロイド)・・・半分かすれた説明書きによる・・・主成分に硫化水素が入っているのには思わずニヤリとするが・・・」で、浴室中に強烈な匂いが漂っています(タオルなどにも移ります!)。 脱衣所は昔の造りを上手に残して改修されています。木調の折上げ格天井・白壁・磨き込まれた木製の床・羽根が取り外された天井扇・大入りの額・小さいながらも手入れの行き届いた縁側付きの庭・・・などレトロ感に溢れています。 場所柄か学生と思しき若者が多いようです。 勿体を付けて最後に書きますが、この銭湯の何よりのお勧めは・・・「故早川利光氏の都内最後のペンキ絵」です。 画題・銘・制作日の記載はありませんが、男湯は西伊豆のようでした(女湯は不明)。 氏の晩年の苦闘を表すかのようにやや荒いタッチでしたが、雲間に顔を出す富士と岩に砕け散る波飛沫は荘厳に輝いておりました。 残すは1週間あまりです。廃業の前に是非是非訪れてご鑑賞下さい。 追記 2010年2月に廃業した「台東1 世界湯(谷中3-13-14)」は跡形もなく取り壊され、代わりにアパートなどが建っておりました。 再追記(2011.12.19) 跡地は建て売り分譲住宅になった模様です(2011.12.17確認)。 PR |
|
トラックバックURL
|
|